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公開番号2025082504
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-29
出願番号2023195872
出願日2023-11-17
発明の名称搬送支援システム、管理システム、情報端末及び搬送支援方法
出願人鹿島建設株式会社,株式会社タマディック
代理人個人,個人,個人,個人
主分類G06Q 10/083 20240101AFI20250522BHJP(計算;計数)
要約【課題】高いロバスト性をもって搬送を管理する。
【解決手段】搬送支援システム1は、管理システム10と、搬送手段100に対応付けられる、搬送手段100の種類に応じた複数の情報端末20とを含み、管理システム10は、搬送タスクに使用される搬送手段100の情報を含む、必要な搬送タスクを示す搬送タスク情報を保持する保持部11と、情報端末20からの通知を受信して、保持部11によって保持される搬送タスク情報を搬送済とする更新部12とを備え、情報端末20は、管理システム10に保持された搬送タスク情報に含まれる搬送手段100の情報を参照して、自端末20に対応付けられた搬送手段100で搬送タスクが可能か否かを判断して、搬送を行う旨の実行情報を出力する判断部21と、実行情報の出力に応じて、管理システム10に対して搬送タスクが完了した旨の通知を行う通知部22とを備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項１】
管理システムと、当該管理システムにアクセス可能であると共に搬送手段に対応付けられる、搬送手段の種類に応じた複数の情報端末とを含む搬送支援システムであって、
前記管理システムは、
搬送タスクに使用される搬送手段の情報を含む、必要な搬送タスクを示す搬送タスク情報を搬送タスク毎に保持する保持手段と、
前記情報端末からの通知を受信して、当該通知に応じて、前記保持手段によって保持される搬送タスク情報を搬送済とする更新手段と、を備え、
前記複数の情報端末それぞれは、
前記管理システムに保持された搬送タスク情報に含まれる搬送手段の情報を参照して、自端末に対応付けられた搬送手段で、当該搬送タスク情報によって示される搬送タスクが可能か否かを判断して、当該判断に応じて自端末に対応付けられた搬送手段で搬送を行う旨の実行情報を出力する判断手段と、
前記判断手段による前記実行情報の出力に応じて、前記管理システムに対して自端末に対応付けられた搬送手段で搬送タスクが完了した旨の通知を行う通知手段と、を備える搬送支援システム。
続きを表示（約 940 文字）【請求項２】
前記搬送タスク情報は、搬送タスク間の前後関係を示す情報も含み、
前記更新手段は、搬送タスク情報を搬送済としたことに応じて、前記前後関係を示す情報に基づいて、搬送済とした搬送タスク情報に係る搬送タスクの後の搬送タスクを、必要な搬送タスクとする請求項１に記載の搬送支援システム。
【請求項３】
搬送タスクの種類は、荷取りのための水平搬送、荷物の積込み、荷物の揚重、荷卸し、及び間配りのための水平搬送を含む請求項１又は２に記載の搬送支援システム。
【請求項４】
前記搬送タスク情報に含まれる搬送手段の情報は、搬送手段の種別の情報である請求項１又は２に記載の搬送支援システム。
【請求項５】
請求項１又は２に記載された搬送支援システムに含まれる管理システム。
【請求項６】
請求項１又は２に記載された搬送支援システムに含まれる情報端末。
【請求項７】
管理システムと、当該管理システムにアクセス可能であると共に搬送手段に対応付けられる、搬送手段の種類に応じた複数の情報端末とを含む搬送支援システムの動作方法である搬送支援方法であって、
前記管理システムは、搬送タスクに使用される搬送手段の情報を含む、必要な搬送タスクを示す搬送タスク情報を搬送タスク毎に保持する保持手段を備え、
前記管理システムが、
前記情報端末からの通知を受信して、当該通知に応じて、前記保持手段によって保持される搬送タスク情報を搬送済とする更新ステップと、
前記複数の情報端末それぞれが、
前記管理システムに保持された搬送タスク情報に含まれる搬送手段の情報を参照して、自端末に対応付けられた搬送手段で、当該搬送タスク情報によって示される搬送タスクが可能か否かを判断して、当該判断に応じて自端末に対応付けられた搬送手段で搬送を行う旨の実行情報を出力する判断ステップと、
前記判断ステップにおける前記実行情報の出力に応じて、前記管理システムに対して自端末に対応付けられた搬送手段で搬送タスクが完了した旨の通知を行う通知ステップと、
を含む搬送支援方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、搬送の支援に係る搬送支援システム、管理システム、情報端末及び搬送支援方法に関する。
続きを表示（約 1,700 文字）【背景技術】
【０００２】
従来、搬送に関する管理を行うシステムが提案されている。例えば、特許文献１には、中央サーバが、搬送手段に関する情報を一元管理し、搬送手段の運行を指示するシステムが示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特開２００２－３２４２９５号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
特許文献１に示される従来のシステムのように中央サーバが一元的に、搬送を行う搬送手段を決定して搬送を指示する態様では、管理する搬送手段の数が多くなると、中央サーバの搬送手段の決定等のための処理負荷が増大する。また、新たな種類の搬送手段が搬送に導入された場合には、中央サーバにおいて新たな種類の搬送手段を管理できるような対応が必要となる。このように特許文献１に示されるような従来のシステムは、搬送の管理において必ずしも高いロバスト性を有しているものではない。
【０００５】
本発明は、上記に鑑みてなされたものであり、高いロバスト性をもって搬送を管理することができる搬送支援システム、管理システム、情報端末及び搬送支援方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
上記目的を達成するために、本発明に係る搬送支援システムは、管理システムと、当該管理システムにアクセス可能であると共に搬送手段に対応付けられる、搬送手段の種類に応じた複数の情報端末とを含む搬送支援システムであって、管理システムは、搬送タスクに使用される搬送手段の情報を含む、必要な搬送タスクを示す搬送タスク情報を搬送タスク毎に保持する保持手段と、情報端末からの通知を受信して、当該通知に応じて、保持手段によって保持される搬送タスク情報を搬送済とする更新手段と、を備え、複数の情報端末それぞれは、管理システムに保持された搬送タスク情報に含まれる搬送手段の情報を参照して、自端末に対応付けられた搬送手段で、当該搬送タスク情報によって示される搬送タスクが可能か否かを判断して、当該判断に応じて自端末に対応付けられた搬送手段で搬送を行う旨の実行情報を出力する判断手段と、判断手段による実行情報の出力に応じて、管理システムに対して自端末に対応付けられた搬送手段で搬送タスクが完了した旨の通知を行う通知手段と、を備える。
【０００７】
本発明に係る搬送支援システムでは、搬送タスク情報を保持する管理システムではなく、搬送手段に対応付けられた複数の情報端末それぞれが、搬送手段で搬送タスクが可能か否かを判断する。従って、搬送タスクを行う搬送手段を決定する際に何れかの装置に処理負荷が偏って増大することを防ぐことができる。また、新たな搬送手段が導入された場合、搬送手段に応じた情報端末を新たに設ければよい。そのため、容易に新たな搬送手段を導入することができる。このように、本発明に係る搬送支援システムによれば、高いロバスト性をもって搬送を管理することができる。
【０００８】
搬送タスク情報は、搬送タスク間の前後関係を示す情報も含み、更新手段は、搬送タスク情報を搬送済としたことに応じて、前後関係を示す情報に基づいて、搬送済とした搬送タスク情報に係る搬送タスクの後の搬送タスクを、必要な搬送タスクとすることとしてもよい。この構成によれば、１つの荷物を複数の段階に分けて搬送する必要がある場合であっても、適切かつ容易に搬送を管理することができる。
【０００９】
搬送タスクの種類は、荷取りのための水平搬送、荷物の積込み、荷物の揚重、荷卸し、及び間配りのための水平搬送を含むこととしてもよい。この構成によれば、例えば、建設の際の搬送を適切かつ確実に管理することができる。
【００１０】
搬送タスク情報に含まれる搬送手段の情報は、搬送手段の種別の情報であることとしてもよい。この構成によれば、搬送手段の種類を考慮した搬送を適切かつ確実に管理することができる。
（【００１１】以降は省略されています）

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