TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2025066351
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-23
出願番号2023175887
出願日2023-10-11
発明の名称土砂の性状測定装置
出願人鹿島建設株式会社
代理人弁理士法人後藤特許事務所
主分類E21D 9/093 20060101AFI20250416BHJP(地中もしくは岩石の削孔;採鉱)
要約【課題】密度計と水分計を用いてより正確に土砂の性状を測定する。
【解決手段】性状測定装置20は、シリンダチューブ21aと、掘削土砂の密度を検出する透過型の密度計22と、掘削土砂に含まれる水分量を検出する散乱型の水分計23と、を備え、密度計22は、シリンダチューブ21aの外周面に取り付けられ、シリンダチューブ21a内に導かれた掘削土砂に向かってガンマ線を照射する線源部22aと、シリンダチューブ21aの外周面における線源部22aから離間した位置に取り付けられ、線源部22aから照射されシリンダチューブ21a内に導かれた掘削土砂を通過したガンマ線を検出する放射線検出部22bと、を有し、水分計23は、シリンダチューブ21aの軸線方向から見て、線源部22a及び放射線検出部22bとは、重ならない位置においてシリンダチューブ21aの外周面に取り付けられている。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
掘削推進機によって掘削された掘削土砂の性状を測定する性状測定装置であって、
掘削土砂が滞留する空間、あるいは、掘削土砂が通過する空間を内部に有する管と、
前記管内に導かれた掘削土砂の密度を検出する透過型の密度計と、
前記管内に導かれた掘削土砂に含まれる水分量を検出する散乱型の水分計と、を備え、
前記密度計は、
前記管の外周面に取り付けられ、前記管内に導かれた掘削土砂に向かってガンマ線を照射する線源部と、
前記管の外周面における前記線源部から離間した位置に取り付けられ、前記線源部から照射され前記管内に導かれた掘削土砂を通過したガンマ線を検出する放射線検出部と、を有し、
前記水分計は、前記管の軸線方向から見て、前記線源部及び前記放射線検出部とは、重ならない位置において前記管の外周面に取り付けられている性状測定装置。
続きを表示(約 600 文字)【請求項2】
請求項1に記載された性状測定装置であって、
前記管の軸線方向から見て、前記管の中心軸に対して前記放射線検出部及び前記水分計がなす角度は、前記管の中心軸に対して前記線源部及び前記水分計がなす角度よりも大きい性状測定装置。
【請求項3】
請求項1または2に記載された性状測定装置であって、
前記放射線検出部は、前記管の軸線方向から見て、前記管の中心軸を挟んで前記線源部及び前記水分計とは反対側の領域に設けられている性状測定装置。
【請求項4】
請求項1または2に記載された性状測定装置であって、
前記管の外周面における前記放射線検出部と前記水分計との間に設けられ、前記水分計から照射された放射線が前記放射線検出部によって検出されることを抑制する遮蔽部材をさらに備えた性状測定装置。
【請求項5】
請求項1または2に記載された掘削土砂の性状測定装置であって、
前記管の軸方向における前記密度計と前記水分計との間の距離は、前記管の内径の1/2の長さ以下である性状測定装置。
【請求項6】
請求項1または2に記載された性状測定装置であって、
前記管は、掘削された掘削土砂が滞留するチャンバを区画する隔壁に取り付けられる掘削土砂をサンプリングするシリンダチューブである性状測定装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、土砂の性状測定装置に関する。
続きを表示(約 1,100 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、カッタヘッドを用いて掘削された土砂の密度を密度計によって測定することが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2001-98892号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に開示された発明において、例えば、土砂の水分量を測定することで、土砂の性状をより詳しく把握することが考えられる。このとき、管の外周面に水分計と密度計とを管の軸方向に間隔を開けて設置することが考えられる。
【0005】
しかしながら、この場合には、水分計と密度計によって測定する土砂が異なることになるため、土砂の性状を正確に把握できない可能性がある。
【0006】
本発明は、密度計と水分計を用いてより正確に土砂の性状を測定することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、掘削推進機によって掘削された掘削土砂の性状を測定する性状測定装置であって、掘削土砂が滞留する空間、あるいは、掘削土砂が通過する空間を内部に有する管と、管内に導かれた掘削土砂の密度を検出する透過型の密度計と、管内に導かれた掘削土砂に含まれる水分量を検出する散乱型の水分計と、を備え、密度計は、管の外周面に取り付けられ、管内に導かれた掘削土砂に向かってガンマ線を照射する線源部と、管の外周面における線源部から離間した位置に取り付けられ、線源部から照射され管内に導かれた掘削土砂を通過したガンマ線を検出する放射線検出部と、を有し、水分計は、管の軸線方向から見て、線源部及び放射線検出部とは、重ならない位置において管の外周面に取り付けられている。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、管の外周面に密度計と水分計とを取り付ける場合に、これらの管の軸方向の位置を近づけることが可能になるので、より正確に土砂の性状を測定するが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本発明の実施形態に係る性状測定装置が適用されるシールド掘進機の概略構成を示す断面図である。
本発明の実施形態に係るシールド掘進機のカッタヘッドの正面図である。
本発明の実施形態に係る性状測定装置の軸方向構造断面図である。
本発明の実施形態に係る性状測定装置の径方向構造断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、図面を参照して、本発明の実施形態に係る性状測定装置20について説明する。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する
Flag Counter

関連特許

鹿島建設株式会社
雨除け設備
今日
鹿島建設株式会社
埋戻し方法
今日
鹿島建設株式会社
遮光体設計支援方法及び遮光体設計支援プログラム
今日
鹿島建設株式会社
ロックボルト挿入装置、ロックボルト挿入装置を備えるロックボルト打設車両、ロックボルト打設方法
今日
個人
高速道路トンネルの強靭化法
4か月前
株式会社奥村組
シールド掘進機
1か月前
日特建設株式会社
ボーリング装置
14日前
株式会社奥村組
テールシール試験装置
1か月前
株式会社ケー・エフ・シー
剥落防止構造
21日前
日特建設株式会社
削孔方法及び削孔装置
1か月前
株式会社エステック
掘削機及び掘削装置
3か月前
株式会社大林組
インバート更新工法
1か月前
日本車輌製造株式会社
油圧ユニット
4か月前
大成建設株式会社
トンネルの褄部構造
29日前
株式会社ケー・エフ・シー
防水シート探傷装置
1か月前
大栄工機株式会社
トンネル防水工法
20日前
西松建設株式会社
土層分布検知方法
4か月前
鹿島建設株式会社
掘削方法
2か月前
株式会社奥村組
電力線通信設備を用いた推進方法
2か月前
大成建設株式会社
トンネルとその施工方法
2日前
古河ロックドリル株式会社
穿孔機械
29日前
株式会社神島組
小割用工具および小割方法
27日前
ニシオティーアンドエム株式会社
トンネル工事用作業装置
2か月前
株式会社奥村組
シールド掘進機の後胴部の収縮方法
1か月前
システム計測株式会社
ケリーバ保持治具
3か月前
鹿島建設株式会社
線状体敷設方法
2か月前
三桜電気工業株式会社
地盤の掘削工法及び掘削システム
1か月前
個人
発電用掘削方法および発電用掘削装置
4か月前
鹿島建設株式会社
トンネル掘削機
4か月前
大成建設株式会社
シールドトンネルとその施工方法
2か月前
岐阜工業株式会社
トンネルインバートの排水管の設置方法
1か月前
株式会社大林組
安定液管理方法及び安定液管理装置
1か月前
株式会社ケー・エフ・シー
補強注入構造及び地山補強工法
4か月前
株式会社Lavie
土木作業装置
2か月前
地中空間開発株式会社
カッタービット
23日前
鹿島建設株式会社
土砂の性状測定装置
1日前
続きを見る