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公開番号2025091972
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-19
出願番号2023207555
出願日2023-12-08
発明の名称壁面部材の施工方法
出願人JFE建材株式会社
代理人弁理士法人きさ特許商標事務所
主分類E21D 5/12 20060101AFI20250612BHJP(地中もしくは岩石の削孔;採鉱)
要約【課題】既設の上部壁面部材の下方に下部壁面部材を連結する際の作業者の負担を軽減できる壁面部材の施工方法を提供する。
【解決手段】壁面部材の施工方法では、下部壁面部材を上部壁面部材の下側フランジ部よりも下方に配置し、一端側が吊り上げ装置に接続され他端側に返し部材が接続されるワイヤーを、上部壁面部材の下側フランジ部に形成された下側ボルト孔と、下部壁面部材の上側フランジ部に形成された上側ボルト孔と、に通し、返し部材が上側フランジ部に引っ掛けられている状態で、吊り上げ装置により下部壁面部材を吊り上げ、上側フランジ部と下側フランジ部とを互いに突き合わせて下部壁面部材を上部壁面部材の下方に位置決めし、下部壁面部材と上部壁面部材とを互いに連結させる。
【選択図】図8
特許請求の範囲【請求項1】
既設の上部壁面部材の下方に下部壁面部材を連結させる壁面部材の施工方法であって、
前記下部壁面部材を前記上部壁面部材の下側フランジ部よりも下方に配置し、
一端側が吊り上げ装置に接続され他端側に返し部材が接続されるワイヤーを、前記上部壁面部材の前記下側フランジ部に形成された下側ボルト孔と、前記下部壁面部材の上側フランジ部に形成された上側ボルト孔と、に通し、
前記返し部材が前記上側フランジ部に引っ掛けられている状態で、前記吊り上げ装置により前記下部壁面部材を吊り上げ、
前記上側フランジ部と前記下側フランジ部とを互いに突き合わせて前記下部壁面部材を前記上部壁面部材の下方に位置決めし、
前記下部壁面部材と前記上部壁面部材とを互いに連結させる、壁面部材の施工方法。
続きを表示(約 120 文字)【請求項2】
前記上側フランジ部と前記下側フランジ部とを互いに突き合わせる際には、前記上側フランジ部の一部が前記下側フランジ部と接触した後、前記吊り上げ装置により前記下部壁面部材をさらに引き上げる、請求項1に記載の壁面部材の施工方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、壁面部材の施工方法に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
従来、例えば特許文献1に開示されているように、複数の貫通孔を有する第1壁面部材を吊り治具を用いて吊り上げ、複数の貫通孔を有する第2壁面部材に連結させる壁面部材の施工方法が知られている。この壁面部材の施工方法は、貫通孔に吊り治具の一部を挿通して第1壁面部材を吊り上げた状態で、既に設置された第2壁面部材の下方に配置し、第1壁面部材の貫通孔に挿通している吊り治具の一部を、第2壁面部材の貫通孔に挿通させて位置決めし、第1壁面部材と第2壁面部材とを連結するものである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-75961号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、第1壁面部材の貫通孔の位置が第1壁面部材の図心位置と異なっていると、吊り治具を用いて第1壁面部材を吊り上げた際、第1壁面部材は第2壁面部材に対して傾いた状態になる。第1壁面部材が傾いた状態で、第1壁面部材の貫通孔に挿通している吊り治具の一部を第2壁面部材の貫通孔に挿通させる作業は、作業者にとって負担となることがあった。
【0005】
本発明は、上記の課題を解決するものであり、既設の上部壁面部材の下方に下部壁面部材を連結する際の作業者の負担を軽減できる壁面部材の施工方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明に係る壁面部材の施工方法は、既設の上部壁面部材の下方に下部壁面部材を連結させる壁面部材の施工方法であって、前記下部壁面部材を前記上部壁面部材の下側フランジ部よりも下方に配置し、一端側が吊り上げ装置に接続され他端側に返し部材が接続されるワイヤーを、前記上部壁面部材の前記下側フランジ部に形成された下側ボルト孔と、前記下部壁面部材の上側フランジ部に形成された上側ボルト孔と、に通し、前記返し部材が前記上側フランジ部に引っ掛けられている状態で、前記吊り上げ装置により前記下部壁面部材を吊り上げ、前記上側フランジ部と前記下側フランジ部とを互いに突き合わせて前記下部壁面部材を前記上部壁面部材の下方に位置決めし、前記下部壁面部材と前記上部壁面部材とを互いに連結させる。
【0007】
本発明に係る壁面部材の施工方法において、前記上側フランジ部と前記下側フランジ部とを互いに突き合わせる際には、前記上側フランジ部の一部が前記下側フランジ部と接触した後、前記吊り上げ装置により前記下部壁面部材をさらに引き上げる。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、既設の上部壁面部材の下方に下部壁面部材を連結する際の作業者の負担を軽減することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
実施の形態1に係る壁面部材の構成の一例を示す斜視図である。
実施の形態1に係る壁面部材の構成の他の例を示す斜視図である。
実施の形態1に係る壁面部材の構成のさらに他の例を示す断面図である。
実施の形態1に係る壁面部材の施工方法の流れを示す図である。
実施の形態1に係る壁面部材の施工方法の流れを示す図である。
実施の形態1に係る壁面部材の施工方法の流れを示す図である。
実施の形態1に係る壁面部材の施工方法の流れを示す図である。
実施の形態1に係る壁面部材の施工方法の流れを示す図である。
実施の形態1に係る壁面部材の施工方法の流れを示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。本開示は、以下の実施の形態に限定されるものではなく、本開示の主旨を逸脱しない範囲で種々に変形することが可能である。また、本開示は、以下の各実施の形態に示す構成のうち、組合せ可能な構成のあらゆる組合せを含むものである。特に構成要素の組み合わせは、各実施の形態における組み合わせのみに限定するものではなく、一の実施の形態に記載した構成要素を別の実施の形態に適用することができる。また、以下の説明において、理解を容易にするために方向を表す用語(例えば「上」、「下」、「右」、「左」、「前」、「後」など)を適宜用いるが、これらは説明のためのものであって、本開示を限定するものではない。また、各図において、同一の符号を付したものは、同一の又はこれに相当するものであり、これは明細書の全文において共通している。なお、各図面では、各構成部材の相対的な寸法関係又は形状等が実際のものとは異なる場合がある。
(【0011】以降は省略されています)

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