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公開番号
2025068707
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-30
出願番号
2023178662
出願日
2023-10-17
発明の名称
天井板撤去装置
出願人
株式会社熊谷組
代理人
個人
,
個人
主分類
E21D
11/00 20060101AFI20250422BHJP(地中もしくは岩石の削孔;採鉱)
要約
【課題】天井板を安定して支持することができる天井板撤去装置を提供する。
【解決手段】
トンネルの天井板の撤去に利用される天井板撤去装置1は、トンネル内を走行可能な車両10と、車両10に下段昇降部21を介して搭載される下段支持台20と、下段支持台20に上段昇降部33を介して搭載され、天井板を下方から支持する上段支持台30と、を備え、上段昇降部33は、下段昇降部21に比べて、上段支持台30を大きく昇降させ、下段昇降部21は、上段支持台30の傾きを調整する。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
トンネルの天井板の撤去に利用される天井板撤去装置であって、
前記トンネル内を走行可能な車両と、
前記車両に下段昇降部を介して搭載される下段支持台と、
前記下段支持台に上段昇降部を介して搭載され、前記天井板を下方から支持する上段支持台と、を備え、
前記下段昇降部と前記上段昇降部の何れか一方は、前記下段昇降部と前記上段昇降部の何れか他方に比べて、前記上段支持台を大きく昇降させ、
前記下段昇降部と前記上段昇降部の何れか他方は、前記上段支持台の傾きを調整することを特徴とする天井板撤去装置。
続きを表示(約 410 文字)
【請求項2】
前記上段支持台は、
前記下段支持台に搭載され、前記上段昇降部を介して支持される第1支持台と、
前記第1支持台に搭載され、前記天井板を下方から支持する第2支持台と、
前記第1支持台と前記第2支持台とに架設され、前記第2支持台を前記トンネルの幅方向に移動させる横移動部と、を有していることを特徴とする請求項1に記載の天井板撤去装置。
【請求項3】
前記第2支持台の後部に吊り下げられ、前記第2支持台と共に昇降可能および前記幅方向に移動可能に設けられる吊り足場を更に備えていることを特徴とする請求項2に記載の天井板撤去装置。
【請求項4】
前記下段昇降部、前記上段昇降部および前記横移動部は、前記車両の外部に設置された電源部から給電され、前記車両に搭載された操作盤を介して操作されることを特徴とする請求項2または3に記載の天井板撤去装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、トンネルの天井板の撤去に利用される天井板撤去装置に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)
【背景技術】
【0002】
トンネルの天井板は、老朽化や換気システムの変更等に伴って撤去されることがあり、従来から、天井板を効率よく撤去する技術が提案されている。例えば、天井板を下方から支持する支持台と、支持台を昇降させる昇降装置と、これらを搭載するトレーラー等の走行体と、を備えた撤去装置が知られている(特許文献1)。この撤去装置では、支持台を上昇させることで天井板を持ち上げて取り外し、天井板を持ち上げた状態で走行体を移動させることで天井板をトンネルの外部へ搬出する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平7-197510号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、トンネル内の路面の勾配や天井板の出来形誤差等の影響によって、支持台が傾いてしまい、支持台と天井板とが平行にならず、支持台で天井板を安定して支持することが難しいことがある。上記した技術では、昇降装置が1段のみであるため、支持台の傾きを調整(補正)することが容易ではなく、支持台による天井板の安定支持が困難であった。
【0005】
本発明は、上記事情を考慮し、天井板を安定して支持することができる天井板撤去装置を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、トンネルの天井板の撤去に利用される天井板撤去装置であって、前記トンネル内を走行可能な車両と、前記車両に下段昇降部を介して搭載される下段支持台と、前記下段支持台に上段昇降部を介して搭載され、前記天井板を下方から支持する上段支持台と、を備え、前記下段昇降部と前記上段昇降部の何れか一方は、前記下段昇降部と前記上段昇降部の何れか他方に比べて、前記上段支持台を大きく昇降させ、前記下段昇降部と前記上段昇降部の何れか他方は、前記上段支持台の傾きを調整する。
【0007】
この場合、前記上段支持台は、前記下段支持台に搭載され、前記上段昇降部を介して支持される第1支持台と、前記第1支持台に搭載され、前記天井板を下方から支持する第2支持台と、前記第1支持台と前記第2支持台とに架設され、前記第2支持台を前記トンネルの幅方向に移動させる横移動部と、を有しているとよい。
【0008】
この場合、前記第2支持台の後部に吊り下げられ、前記第2支持台と共に昇降可能および前記幅方向に移動可能に設けられる吊り足場を更に備えているとよい。
【0009】
この場合、前記下段昇降部、前記上段昇降部および前記横移動部は、前記車両の外部に設置された電源部から給電され、前記車両に搭載された操作盤を介して操作されるとよい。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、天井板を安定して支持することができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
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