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公開番号
2025130494
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-09-08
出願番号
2024027688
出願日
2024-02-27
発明の名称
セグメントの組立方法
出願人
株式会社奥村組
代理人
個人
主分類
E21D
11/40 20060101AFI20250901BHJP(地中もしくは岩石の削孔;採鉱)
要約
【課題】シールド掘進機の初期掘進時のセグメント組立過程において、ローラ受台を設置し、撤去する作業を省略することが可能になる。
【解決手段】既設のセグメントSGRの組立時に今回セグメントの下部用のピースSGb1をエレクタEで把持した後、把持したままシールド掘進機Sを掘進し、掘進で生じた隙間SPの下部に下部用のピースSGb1を設置し、下部用のピースSGb1の内周底面上にローラ式のレールRRを敷設し、レールRRを通じて残りのピースSGを隙間SPの下部以外に装着して今回セグメントを組み立てる。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
(a)複数のピースからなる今回セグメントの下部を構成する下部用のピースをシールド掘進機のエレクタにより把持した状態で前記シールド掘進機で掘進する過程と、
(b)前記シールド掘進機の掘進により、既設セグメントの前記シールド掘進機の掘進方向前方に生じた空間の底面上に前記下部用のピースを設置した後、該下部用のピース上にピース搬送用の搬送レールを移動させる過程と、
(c)前記今回セグメントを構成する複数個の残りのピースと、前記今回セグメントを組み立てた後に前記シールド掘進機の掘進の後に再び組み立てる次回セグメントの下部を構成する下部用のピースとを載せたセグメント台車を前記シールド掘進機の後方に運び込む過程と、
(d)前記セグメント台車上の前記今回セグメントの前記複数個の残りのピースを前記ピース搬送用の搬送レールによって前記エレクタの下に順に搬送し、前記エレクタによって順に把持し、前記掘削坑の内周面に順に装着することにより前記今回セグメントを組み立てる過程と、
(e)前記今回セグメントを組み立てた後、前記セグメント台車の前記次回セグメントの下部用のピースを前記ピース搬送用の搬送レールによって前記エレクタの下に搬送し、前記エレクタによって把持する過程と、
(f)前記(a)~前記(e)過程を繰り返す過程と、
を有することを特徴とするセグメントの組立方法。
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【請求項2】
前記(b)過程後、前記(c)過程前に、前記ピース搬送用の搬送レールの後方に、前記セグメント台車を搬送する台車搬送用のレールを追加で敷設する過程を有することを特徴とする請求項1記載のセグメントの組立方法。
【請求項3】
前記セグメント台車上の前記今回セグメントの前記複数個の残りのピースおよび前記次回セグメントの下部用のピースは、該下部用のピースが最下層に位置する状態で積み重ねられていることを特徴とする請求項1または2記載のセグメントの組立方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、セグメントの組立方法に関し、例えば、シールド掘進機の初期掘進時において複数個のピースで構成される環状のセグメントを組み立てる方法に関するものである。
続きを表示(約 1,300 文字)
【背景技術】
【0002】
シールド工法においては、セグメントの幅分だけシールド掘進機を掘進した後、セグメントのピース搬送装置およびピース供給装置を用いてセグメントのピースをシールド掘進機のエレクタの直下に搬送し、エレクタによってセグメントのピースを把持して掘削坑の内周面に装着する作業を繰り返すことにより、掘削坑の内周面に沿って円環状のセグメントを組み立てている。
【0003】
なお、セグメントの供給装置については、例えば、特許文献1に記載があり、セグメントのピースをエレクタ下に供給する供給手段と、エレクタ下に供給されたセグメントのピースの位置を補正する位置補正手段とを備えるセグメント供給装置が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2016-108803号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、シールド掘進機の初期掘進時においては、作業スペースが非常に狭く、セグメントのピース搬送装置等を設置することが困難である。このため、初期掘進時においては、セグメント台車とローラ式レールとを用いてセグメントのピースをエレクタの直下に搬送している。
【0006】
この初期掘進時のセグメントの組立方法例について図11~図18を参照して説明する。図11~図18は比較のため検討したシールド掘進機の初期掘進時のセグメント組立中における施工箇所の部分側面図である。
【0007】
図11に示すように、発進立坑50の内側面には、その内側面から横方向に向かってシールド掘進機51によって掘削された掘削坑52が形成されている。この掘削坑52内には、掘削坑52の延在方向に沿って複数個の環状のセグメント53が互いに隣接した状態で設置されている。各環状のセグメント53は、掘削坑52の内周方向に沿って複数個のピース53pを装着することにより組み立てられている。
【0008】
掘削坑52の延在方向に沿って配置された複数個の環状のセグメント53の内周底面上には、発進立坑50内から掘削坑52内に向かってレール54,55aが順に並んで敷設されている。レール54上には、台車搬送用のレールであり、セグメント台車56と、そのセグメント台車56を運搬するバッテリーロコ57とが走行可能な状態で配置されている。また、レール55aは、ピース搬送用のレールであり、ローラ式のレールによって構成されている。
【0009】
これらのレール54,55aの境界位置の直上には、セグメント台車56上のピース53pをレール55a上に移載する移載装置58が設置されている。また、シールド掘進機51の後部であってレール55aの前方には、ピース53pを把持して環状のセグメント53を組み立てるエレクタ59が設置されている。
【0010】
さらに、シールド掘進機51と、その後方の最も前方端部の環状のセグメント53との間には、シールド掘進機51の掘進により1リング分の環状のセグメントを設置することが可能な隙間60が生じている。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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