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公開番号2025145632
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-10-03
出願番号2024045918
出願日2024-03-22
発明の名称箱形ルーフおよびその施工法
出願人個人,個人
代理人個人
主分類E21D 9/04 20060101AFI20250926BHJP(地中もしくは岩石の削孔;採鉱)
要約【課題】施工長が長い場合でも箱形ルーフをたわみを生じさせずに、確実に押し出すことができる箱形ルーフおよびその施工法を提供する。
【解決手段】略正方形断面の箱形筒体である単位筒体17aを接続して所定の長さに形成する箱形ルーフ17において、単位筒体17aが縦列する箱形ルーフ17の途中に単位筒体17aと同外径で長さ方向に伸縮する伸縮箱形筒体40を組み込んだ。
【選択図】図5

特許請求の範囲【請求項1】
略正方形断面の箱形筒体である単位筒体を接続して所定の長さに形成する箱形ルーフにおいて、単位筒体が縦列する箱形ルーフの途中に単位筒体と同外径で長さ方向に伸縮する伸縮箱形筒体を組み込んだことを特徴とする箱形ルーフ。
続きを表示(約 580 文字)【請求項2】
伸縮箱形筒体は、前側筒体とこれに嵌合する後側筒体からなり、前側筒体と後側筒体間に架け渡すジャッキを4隅に配設した請求項1記載の箱形ルーフ。
【請求項3】
伸縮箱形筒体は、前側筒体とこれに嵌合する後側筒体からなり、いずれか一方の筒体は縮径して他方に挿入される請求項2記載の箱形ルーフ。
【請求項4】
縮径される筒体は縮径しない部分が一部延長して縮径部分の上に矩形凸部となり、これが他方の筒体の矩形凹部切欠きに挿入される請求項3記載の箱形ルーフ。
【請求項5】
地下構造物として設置するコンクリート函体の推進の際の防護工として、設置する予定のコンクリート函体の外縁に合致するように、矩形断面の箱形筒体の鋼管である箱形ルーフを配列し、この箱形ルーフはあらかじめ横断区間の全長である発進立坑と到達立坑間に押入れて貫通させ、その後方にコンクリート函体を据え付けて、箱形ルーフを押し出すと共にコンクリート函体を推進させ、箱形ルーフとコンクリート函体を置換設置する場合に、箱形ルーフは単位筒体が縦列する箱形ルーフの途中に単位筒体と同外径で長さ方向に伸縮する伸縮箱形筒体を組み込み、箱形ルーフ全体の押し出し工程の間に、伸縮箱形筒体の伸長でその前部分の箱形ルーフのみ押し出す工程を介在させる箱形ルーフの施工法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、鉄道、道路等の下部地中に大幅員の地下構造物を横断方向に掘進建設する際に上部交通に支障を与えることなく既往の交差構造物を施工することができる地中構造物の構築に使用する箱形ルーフおよびその施工法に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
鉄道等においては、地下で交差する構造物の構築工法は、当初は開削工法による仮線工法や線路仮受工法(工事桁工法)が主流であった。しかし、列車本数の増加に伴い、線路内作業の多い開削工法の採用が難しくなってきた。
【0003】
そこで、列車の運行を確保した状態で、線路下に交差構造物を構築できる工法として非開削工法が開発された。これは推進工法と称せられるもので、大幅員の鉄筋コンクリート製の地下構造物としてのプレキャストコンクリート函体(ボックスカルバート)を推し進める。
【0004】
この推し進めはプレキャストコンクリート函体(ボックスカルバート)の先端に鋼製フードによる刃口を取り付け、刃口の内部で掘削を行い前方に空隙を設けるとともに、発進立坑に設置した元押しジャッキでこのコンクリート函体を推し進めることにより行われる。
【0005】
ところで、鉄道、道路等の下部地中に大幅員のプレキャストコンクリート函体(ボックスカルバート)を横断方向に掘進させるには、上部交通を支承するための防護工が必要となり、かかる防護工として従来鋼管等を水平に並列させるパイプルーフを設けるパイプルーフ工法などが挙げられる。
【0006】
パイプルーフ工法は、線路の防護工としてあらかじめ線路下にパイプルーフ(鋼管)を挿入する工法であり、支保工により鋼管ごとに線路を仮受した後に、パイプルーフ下の土砂を掘削してコンクリート函体を構築する。
【0007】
パイプルーフ工法では、パイプ(鋼管)をアーチ状または柱列状に水平に打設したルーフや壁の内側を本体構造物を掘進させるものであり、その分、土被り分とパイプ(鋼管)の直径分に加えてコンクリート函体の天端位置が低いものとなり、深い位置での推進となってしまう。
【0008】
さらに、パイプルーフを形成するパイプは撤去できないため建設費用が高くなる等の問題点がある。
【0009】
そこで、コンクリート函体の推進工法を行なう場合の防護工として、箱形ルーフが提唱される。箱形ルーフは、パイプルーフの代わりに線路等を防護するもので、箱形ルーフを用いる箱形ルーフ工法はこの箱形ルーフを押し出しながら構造物本体を線路下に設置する工法で、地中に掘進させる地下構造物の防護工を別工事として施工することなく、地下構造物の掘進と同時に行うので安全かつ確実に、しかも安価に工事ができ、また土被りも浅く施工できる。
【0010】
図15に示すように、箱形ルーフは単位筒体17aを接続して所定の長さに形成するものであり、この単位筒体17aは800×800(mm)または1000×1000(mm)の略正方形断面の箱形筒体であり、長さ3~6mのものを長さ方向に順次接続して必要長を埋設することができ、さらに継手を介して横方向に並列させる。
(【0011】以降は省略されています)

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