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公開番号
2025072895
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-12
出願番号
2023183354
出願日
2023-10-25
発明の名称
泥土圧シールド掘進機
出願人
株式会社奥村組
代理人
個人
主分類
E21D
9/06 20060101AFI20250501BHJP(地中もしくは岩石の削孔;採鉱)
要約
【課題】泥土圧シールド掘進機において、掘削土砂、添加材および水等を混練する能力を向上させる。
【解決手段】泥土圧シールド掘進機1のカッタヘッド2を構成するスポーク部2Sbの連結ロッド部CBをカッタヘッド2の中央のハブ部2Hからカッタヘッド2の外周の外周リング部2Rに向かって次第にチャンバ4側に突出するように傾斜させた。これにより、チャンバ4内に入り込んだ掘削土砂、添加材および水等を攪拌し混合して混練する混練部材としての機能を連結ロッド部CBに持たせた。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
機器本体の進行方向の前面に前記機器本体の周方向に沿って回転自在の状態で支持され、正面視で中央に設けられた中央部と、前記機器本体の外周に沿って正面視で円形形状の枠体からなる外周枠体部と、前記中央部と前記外周枠体部との間に、前記外周枠体部の周方向に沿って互いに離間した状態で設けられ、前記中央部と前記外周枠体部とを連結する複数本のスポーク部と、前記外周枠体部の周方向に沿って隣接する前記スポーク部の間に設けられ、前記中央部から前記外周枠体部に向かって延びる第1の連結部と、前記第1の連結部を前記外周枠体部に取り付ける第2の連結部とを含む連結部とを備えるカッタ盤と、
前記カッタ盤の背面に対向して前記機器本体の開口部を塞ぐように設けられた隔壁部と、
前記カッタ盤の背面と前記隔壁部の前面との間に設けられたチャンバと、
前記カッタ盤の背面に設けられ、前記チャンバ内に入り込んだ掘削土砂および添加材を攪拌し混合して混練する第1の混練部材と、
前記隔壁部の前面において、前記カッタ盤が回転したときに前記第1の混練部材に衝突しない位置に設けられ、前記チャンバ内に入り込んだ掘削土砂および添加材を攪拌し混合して混練する第2の混練部材と、
を備え、
前記第1の連結部は、その一部が前記チャンバ側に突出するように形成されており、前記チャンバ内に入り込んだ掘削土砂および添加材を攪拌し混合して混練する第3の混練部材を構成していることを特徴とする泥土圧シールド掘進機。
続きを表示(約 300 文字)
【請求項2】
前記第1の連結部は、前記第2の連結部に近づくにしたがって前記チャンバ側に突出するように傾斜していることを特徴とする請求項1記載の泥土圧シールド掘進機。
【請求項3】
前記カッタ盤には、前記第1の連結部の傾斜角度が複数種類あることを特徴とする請求項2記載の泥土圧シールド掘進機。
【請求項4】
前記第1の連結部の前記傾斜角度は、互いに隣接する前記第1の連結部同士で異なることを特徴とする請求項3記載の泥土圧シールド掘進機。
【請求項5】
前記第2の連結部が面板部であることを特徴とする請求項1~4のいずれか一項に記載の泥土圧シールド掘進機。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、泥土圧シールド掘進機に関し、例えば、泥土圧シールド掘進機のチャンバ内において掘削土砂、添加材および水等を攪拌し混合して練り混ぜる混練構造に関するものである。
続きを表示(約 2,000 文字)
【背景技術】
【0002】
泥土圧シールド掘進機は、その前面に設けられたカッタヘッドを地山の切羽に押し当てて回転させながら前進することにより地山に掘削坑を形成する機構と、チャンバ内に掘削土砂を充満、加圧させた上で、掘進量に見合う土量をスクリューコンベア等により連続排土しながら切羽の土圧とチャンバ内の泥土圧とのバランスを図る機構と、チャンバ内に添加材を注入する機構と、掘削土砂の付着や堆積を防ぐために、カッタヘッド、攪拌翼および固定翼等によって掘削土砂、添加材および水等を攪拌し混合して練り混ぜて塑性流動化を図る機構とを備えている。
【0003】
これらの機構は、互いに密接な関係があって、状況が変化した場合においてもバランスよく機能することが必要であり、これらの管理方法を検討しておく必要がある。特に、土砂の共回り、付着および分離等を起こさないように、掘削土砂、添加材および水等を練り混ぜて塑性流動化を図る混練機構の構造や配置を充分に考慮する必要がある。
【0004】
このような混練機構は、カッタヘッドと、カッタヘッドの背面に設けられた攪拌翼と、カッタヘッドの背面に対向する隔壁面に設けられた固定翼と、カッタヘッドの中央部に設けられた中央アジテータと、カッタ駆動軸に設けられた攪拌翼(偏心多軸式の場合)等とを単独または組み合わせることにより構成されている。大口径の泥土圧シールド掘進機においては、カッタヘッドの中央部のカッタの周速度が小さくなることから、カッタヘッドの中央部の攪拌および混合を効率良く行うことができる中央アジテータを設けることがある。
【0005】
なお、泥土圧シールド掘進機については、例えば、特許文献1に記載があり、シールド掘進機のカッタヘッドの背面と隔壁面との各々に練混翼を設けることにより、シールド掘進機のチャンバ内に入り込んだ掘削土砂、添加材および水をカッタヘッドの回転と同時に攪拌し混合する構造が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2015-21340号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
上記のように、泥土圧シールド掘進機においては、チャンバ内に入り込んだ掘削土砂、添加材および水等を充分に混練することが重要であるが、泥土圧シールド掘進機の形状によっては攪拌翼を大きくできない場合があり、掘削土砂、添加材および水等を混練する能力が著しく低下する、という課題がある。
【0008】
本発明は、上述の技術的背景からなされたものであって、泥土圧シールド掘進機において、チャンバ内に入り込んだ掘削土砂、添加材および水等を混練する能力を向上させることができる技術を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記課題を解決するため、請求項1に記載の本発明の泥土圧シールド掘進機は、機器本体の進行方向の前面に前記機器本体の周方向に沿って回転自在の状態で支持され、正面視で中央に設けられた中央部と、前記機器本体の外周に沿って正面視で円形形状の枠体からなる外周枠体部と、前記中央部と前記外周枠体部との間に、前記外周枠体部の周方向に沿って互いに離間した状態で設けられ、前記中央部と前記外周枠体部とを連結する複数本のスポーク部と、前記外周枠体部の周方向に沿って隣接する前記スポーク部の間に設けられ、前記中央部から前記外周枠体部に向かって延びる第1の連結部と、前記第1の連結部を前記外周枠体部に取り付ける第2の連結部とを含む連結部とを備えるカッタ盤と、前記カッタ盤の背面に対向して前記機器本体の開口部を塞ぐように設けられた隔壁部と、前記カッタ盤の背面と前記隔壁部の前面との間に設けられたチャンバと、前記カッタ盤の背面に設けられ、前記チャンバ内に入り込んだ掘削土砂および添加材を攪拌し混合して混練する第1の混練部材と、前記隔壁部の前面において、前記カッタ盤が回転したときに前記第1の混練部材に衝突しない位置に設けられ、前記チャンバ内に入り込んだ掘削土砂および添加材を攪拌し混合して混練する第2の混練部材と、を備え、前記第1の連結部は、その一部が前記チャンバ側に突出するように形成されており、前記チャンバ内に入り込んだ掘削土砂および添加材を攪拌し混合して混練する第3の混練部材を構成していることを特徴とする。
【0010】
請求項2に記載の本発明の泥土圧シールド掘進機は、上記請求項1に記載の発明において、前記第1の連結部は、前記第2の連結部に近づくにしたがって前記チャンバ側に突出するように傾斜していることを特徴とする。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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