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公開番号2025103091
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-09
出願番号2023220186
出願日2023-12-27
発明の名称掘削機切削部側壁
出願人戸田建設株式会社
代理人あいわ弁理士法人
主分類E21D 9/06 20060101AFI20250702BHJP(地中もしくは岩石の削孔;採鉱)
要約【課題】掘削機の切削ビットが滑らずに効率良く切削部を破壊することができる掘削機切削部側壁を提供すること。
【解決手段】芯材2を有し、シールド掘進機Sで切削することが可能な掘削機切削部側壁1であって、芯材2は、鋼材で形成される非切削部材20と、非切削部材20の延長上に配置されるとともにシールド掘進機Sで切削可能な材料で形成され第1部材210と第2部材211とを有する切削部材21とを備えており、切削部材21は、第1部材210及び第2部材211で非切削部材20を挟んで配置させ非切削部材20に連結されており、第1部材210と第2部材211との間に、シールド掘進機Sに向かって開口する隙間213が形成されている。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
芯材を有し、掘削機で切削することが可能な掘削機切削部側壁であって、
前記芯材は、鋼材で形成された非切削部材と、該非切削部材の延長上に配置されるとともに前記掘削機で切削可能な材料で形成され第1部材と第2部材とを有する切削部材とを備えており、
前記切削部材は、前記第1部材及び前記第2部材で前記非切削部材を挟んで配置させ前記非切削部材に連結されており、前記第1部材と前記第2部材との間に、前記掘削機に向かって開口する隙間が形成されている
ことを特徴とする掘削機切削部側壁。
続きを表示(約 590 文字)【請求項2】
前記第1部材及び前記第2部材の前記隙間と逆側に補強リブが形成されている
ことを特徴とする請求項1に記載の掘削機切削部側壁。
【請求項3】
前記補強リブの部分を貫通するボルトによって、前記非切削部材と前記第1部材及び前記第2部材とが連結されている
ことを特徴とする請求項2に記載の掘削機切削部側壁。
【請求項4】
前記第1部材及び前記第2部材が各々軸方向に接続部材を介して接続されており、
前記接続部材は、前記掘削機の切削ビットで切削可能な材料で形成されている
ことを特徴とする請求項1乃至請求項3のうちいずれか1項に記載の掘削機切削部側壁。
【請求項5】
前記第1部材及び前記第2部材の前記隙間と逆側に補強リブが形成されており、
前記接続部材は、第1接続部材及び第2接続部材を備え、
前記第1接続部材及び前記第2接続部材は、前記補強リブの間に嵌め込まれる嵌合突部を有する
ことを特徴とする請求項4に記載の掘削機切削部側壁。
【請求項6】
前記接続部材は、さらに第3接続部材を備え、
前記第3接続部材は、前記第1部材と前記第2部材との間の前記隙間に配置されている
ことを特徴とする請求項5に記載の掘削機切削部側壁。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、シールド工法や推進工法などの発進・到達の際に用いる切削部側壁に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
シールド工法や推進工法における掘削機の発進・到達においては、仮壁を除去する必要があるが、事前に仮壁を撤去しておく方法と掘削機で直接仮壁を切削する方法が主に用いられる。
【0003】
大深度、大断面での掘進では、土水圧が大きくなるため、掘削機で直接仮壁を切削する場合が多い。直接掘削する仮壁には、土水圧に対向するためにコンクリート、モルタル、ソイルセメント等の硬化材料とともに壁体の構造材として、複数の芯材が配設される場合がある。
【0004】
芯材は、掘削機が通る開口部から開口部を挟んだ開口部以外の部分までにわたって直線状に配置されており、開口部に配置される部分は掘削機の切削ビットで切削が可能な材料形成された部材が配置されており、開口部以外に配置される部分は鋼材が配置されている。
【0005】
例えば、特許文献1には、I型鋼の端部と、プラスチック発泡体に無機繊維を混在させて構成した掘削可能部材の端部とを接合して成り、I型鋼の端部のフランジがウェブを残して切り欠かれ、一対の掘削可能部材の端部が、I型鋼のウェブを挟んで、フランジの切り欠いた部位まで至るよう設けられた土留め壁構造が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2011-38267号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
上記特許文献1に記載のような土留め壁構造は、I型鋼のウェブを挟む一対の掘削可能部材の間に、掘削可能部材と同じ幅の板状部材を介在させ、当該板状部材の端面をウェブの先端面に当接して接続されており、掘削機に対向する面が連続して平坦に形成されているので、掘削機の切削ビットが滑って掘削可能部材に引っ掛かりにくく、このため、掘削可能部材が安定して破壊されず、破壊された塊が大きくなった場合には掘削機からの排出に支障が生じる場合があった。
【0008】
そこで、本発明の目的は、掘削機の切削ビットが滑らずに安定的に破壊することができる掘削機切削部側壁を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
請求項1に係る発明は、芯材を有し、掘削機で切削することが可能な掘削機切削部側壁であって、前記芯材は、鋼材で形成された非切削部材と、該非切削部材の延長上に配置されるとともに前記掘削機で切削可能な材料で形成され第1部材と第2部材とを有する切削部材とを備えており、前記切削部材は、前記第1部材及び前記第2部材で前記非切削部材を挟んで配置させ前記非切削部材に連結されており、前記第1部材と前記第2部材との間に、前記掘削機に向かって開口する隙間が形成されていることを特徴とする掘削機切削部側壁である。
【0010】
請求項2に係る発明は、前記第1部材及び前記第2部材の前記隙間と逆側に補強リブが形成されていることを特徴とする請求項1に記載の掘削機切削部側壁である。
(【0011】以降は省略されています)

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