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公開番号2024171049
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-12-11
出願番号2023087909
出願日2023-05-29
発明の名称油圧ユニット
出願人日本車輌製造株式会社
代理人個人,個人
主分類E21B 19/02 20060101AFI20241204BHJP(地中もしくは岩石の削孔;採鉱)
要約【課題】現場作業やトラック輸送の目的に適う取扱性のよいホースハンガーを備えた油圧ユニットを提供する。
【解決手段】ホースハンガー17は、油圧ユニットにおけるボンネットの側面上部に取り付けられたベース部材22と、該ベース部材に第1回動ピン19を介して回動可能に連結され、回動端部に吊り治具取付部23を備えたアーム部材24と、該アーム部材に第2回動ピン20を介して回動可能に連結され、回動端部にベース部材と連結するための固定ピン21が挿抜可能な作業時固定用ピン孔25を備えたリンク部材26とを有し、固定ピンを作業時固定用ピン孔に挿した状態で、アーム部材をリンク部材で支持してボンネットの側面の外側に展開した作業位置と、固定ピンを作業時固定用ピン孔から抜いた状態で、アーム部材及びリンク部材をボンネットの側面に一体で垂下した輸送位置とに移動可能に構成されている。
【選択図】図9
特許請求の範囲【請求項1】
直方体形状のボンネット内に、油圧式作業装置に対して油圧供給を行う油圧ポンプと、該油圧ポンプを駆動するエンジンとを収容し、前記ボンネットの側面に、油圧ホースが接続されるホース接続部と、前記油圧ホースの吊り治具が取り付けられるホースハンガーとを備えている油圧ユニットにおいて、
前記ホースハンガーは、前記ボンネットの側面上部に取り付けられたベース部材と、該ベース部材に第1回動ピンを介して回動可能に連結され、回動端部に吊り治具取付部を備えたアーム部材と、該アーム部材に第2回動ピンを介して回動可能に連結され、回動端部に前記ベース部材と連結するための固定ピンが挿抜可能な作業時固定用ピン孔を備えたリンク部材とを有し、前記固定ピンを前記作業時固定用ピン孔に挿した状態で、前記アーム部材を前記リンク部材で支持して前記ボンネットの側面の外側に展開した作業位置と、前記固定ピンを前記作業時固定用ピン孔から抜いた状態で、前記アーム部材及び前記リンク部材を前記ボンネットの側面に一体で垂下した輸送位置とに移動可能に構成されていることを特徴とする油圧ユニット。
続きを表示(約 270 文字)【請求項2】
前記アーム部材は、前記輸送位置で前記作業時固定用ピン孔に代替し、前記固定ピンが挿抜可能な輸送時固定用ピン孔を備えていることを特徴とする請求項1記載の油圧ユニット。
【請求項3】
前記アーム部材は、横断面コ字形状を有していることを特徴とする請求項2記載の油圧ユニット。
【請求項4】
前記輸送位置で前記リンク部材と前記ボンネットとの間に介在し、前記リンク部材の前記ボンネット側への揺動を規制する突出部材を備えていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項記載の油圧ユニット。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、油圧ユニットに関し、詳しくは、油圧式作業装置に油圧を供給するための油圧ユニットに関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
油圧ポンプ及びこれを駆動するエンジンをボンネット(筐体、ケーシングなどともいう)の内部に収容した可搬式の油圧ユニットは、建設現場において、杭打機やチュービング装置などの各種油圧式作業装置の動力源として用いられ、特に、自前の動力発生手段を持たないチュービング装置の運転に不可欠なものとされている(例えば、特許文献1参照)。このような別置きとした油圧ユニットでは、送油先へと延びる油圧ホースを保護する観点から、油圧ホースが接地状態となるのを防止する吊り上げ装置を備えたものが知られている(例えば、特許文献2参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2011-179603号公報
特開2012-52298号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献2に記載された油圧ホース吊り上げ装置は、旋回や伸縮、吊りロープの巻取りが可能なブーム式のものであって、油圧ホースの吊り位置を調整して杭打機の走行に追従させることができる。一方、自走しないチュービング装置では、油圧ホースに追従性が求められることはないが、ホース接続部付近に生じる無理な曲げや圧迫を防止する必要があるため、従来から、ホースハンガーと呼ばれる簡易的な吊り手段が用いられている。
【0005】
具体的には、図13に示すように、現場の所定位置に油圧ユニット100を設置した後、アーム101aを備えたホースハンガー101をボンネット102の天板102aに取り付けた状態とし、アーム101aの先端部に装着した吊り治具(チェーンブロック)103の巻取り操作によって、接続状態の油圧ホース104の束をベルト105で一体的に吊り上げている。
【0006】
しかしながら、ホースハンガー101は、油圧ユニット100に取り付けた状態でボンネット102の側面の外側に突出することから、トラック輸送を前提とした油圧ユニット100の現場移動の際には事前に取り外し、次の現場で再度取り付けるという作業手順を踏まなければならず、その取り扱いが煩わしいものであった。
【0007】
そこで本発明は、現場作業やトラック輸送の目的に適う取扱性のよいホースハンガーを備えた油圧ユニットを提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記目的を達成するため、本発明の油圧ユニットは、直方体形状のボンネット内に、油圧式作業装置に対して油圧供給を行う油圧ポンプと、該油圧ポンプを駆動するエンジンとを収容し、前記ボンネットの側面に、油圧ホースが接続されるホース接続部と、前記油圧ホースの吊り治具が取り付けられるホースハンガーとを備えている油圧ユニットにおいて、前記ホースハンガーは、前記ボンネットの側面上部に取り付けられたベース部材と、該ベース部材に第1回動ピンを介して回動可能に連結され、回動端部に吊り治具取付部を備えたアーム部材と、該アーム部材に第2回動ピンを介して回動可能に連結され、回動端部に前記ベース部材と連結するための固定ピンが挿抜可能な作業時固定用ピン孔を備えたリンク部材とを有し、前記固定ピンを前記作業時固定用ピン孔に挿した状態で、前記アーム部材を前記リンク部材で支持して前記ボンネットの側面の外側に展開した作業位置と、前記固定ピンを前記作業時固定用ピン孔から抜いた状態で、前記アーム部材及び前記リンク部材を前記ボンネットの側面に一体で垂下した輸送位置とに移動可能に構成されていることを特徴としている。
【0009】
また、前記アーム部材は、前記輸送位置で前記作業時固定用ピン孔に代替し、前記固定ピンが挿抜可能な輸送時固定用ピン孔を備えていることを特徴としている。
【0010】
さらに、前記アーム部材は、横断面コ字形状を有していることを特徴としている。加えて、前記輸送位置で前記リンク部材と前記ボンネットとの間に介在し、前記リンク部材の前記ボンネット側への揺動を規制する突出部材を備えていることを特徴としている。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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