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公開番号2025108171
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-23
出願番号2024001907
出願日2024-01-10
発明の名称鉄道車両
出願人日本車輌製造株式会社
代理人弁理士法人コスモス国際特許商標事務所
主分類B61D 17/18 20060101AFI20250715BHJP(鉄道)
要約【課題】仕切パネル、および天井パネルの双方の取り外しが容易である鉄道車両を提供すること。
【解決手段】出入台R2の通路30に対向する仕切パネル31、および天井パネル32を備え、仕切パネル31の上端部と天井パネル32の仕切パネル31側の端部とで、通路30の隅角部30ACが形成され、天井骨40に支持された連結部材101は、隅角部30ACの通路30と反対側に配置され、仕切パネル31はボルト56によって連結部材101に着脱可能に固定され、天井パネル32はビス62によって連結部材101に着脱可能に固定され、隅角部30ACに隙間AT1が形成され、ボルト56は隙間AT1から接触可能に配置され、ビス62は隙間AT1から接触可能に配置されている。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
出入台の通路に対向する仕切パネル、および天井パネルを備え、前記仕切パネルの上端部と前記天井パネルの前記仕切パネル側の端部とで、前記通路の隅角部が形成される鉄道車両であって、
屋根構体に支持される天井骨と、前記天井骨に支持された連結手段と、をさらに備え、
前記連結手段は、前記隅角部の前記通路と反対側に配置され、
前記仕切パネルは仕切パネル固定具によって前記連結手段に着脱可能に固定され、
前記天井パネルは天井パネル固定具によって前記連結手段に着脱可能に固定され、
前記隅角部に隙間が形成され、
前記仕切パネル固定具は前記隙間から接触可能に配置され、
前記天井パネル固定具は前記隙間から接触可能に配置されていることを特徴とする鉄道車両。
続きを表示(約 520 文字)【請求項2】
請求項1に記載の鉄道車両であって、
前記連結手段には連通孔が形成され、
前記連通孔は、前記天井パネルより上側に配置されたダクト、および前記隙間に連通していることを特徴とする鉄道車両。
【請求項3】
請求項2に記載の鉄道車両であって、
前記隅角部が開放されていることを特徴とする鉄道車両。
【請求項4】
請求項2に記載の鉄道車両であって、
前記天井パネルは、第1天井パネルと第2天井パネルとからなり、
前記連結手段は、前記第2天井パネルと、前記第2天井パネルに接合された第1連結部材と、前記第2天井パネルに接合された第2連結部材と、を含み、
前記第1天井パネルは前記天井パネル固定具によって前記第1連結部材に着脱可能に固定され、
前記仕切パネルは前記仕切パネル固定具によって前記第2連結部材に着脱可能に固定され、
前記第1天井パネルと前記第2天井パネルとの間であって、前記隅角部において、前記連通孔に対向する開口部が形成され、
前記開口部は、通気性を有する板状部材によって塞がれていることを特徴とする鉄道車両。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、出入台の通路に対向する仕切パネル、および天井パネルを備える鉄道車両に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
一般的に、鉄道車両の出入台(デッキ)において、多目的室、機械室、トイレ、および洗面台などの車内設備に用いられる空間が仕切パネルによって通路から隔てられた態様で区画されていた。特許文献1に記載の鉄道車両においては、車体に対して行う現車作業と切り離してアウトワーク化された個室構造体が車両に組み付けられることによって、車内設備に用いられる空間が区画されている。
【0003】
ところで、出願人は、従来、車内設備に用いられる空間を区画させるために、床面に仕切パネルを設置していた。そして、仕切パネルの設置方法として、先に天井パネルを天井側に固定してから、仕切パネルを天井パネルに固定する方法(従来設置方法1)と、先に仕切パネルを天井側に固定してから、天井パネルを仕切パネルに固定する方法(従来設置方法2)と、があった。
【0004】
図6(A)は従来設置方法1に係る仕切パネル、および天井パネルの固定構造を表す部分断面概略図であり、図6(B)は従来設置方法2に係る仕切パネル、および天井パネルの固定構造を表す部分断面概略図である。
【0005】
従来設置方法1によると、図6(A)に示すように、天井パネル32は、車体幅方向の外側端部でボルト80によって、スペーサー81を介して屋根構体に支持されている天井骨40に固定されている。また、天井パネル32とボルト80の頭部との間には、断面L字形状の連結部材82が一方の直線部分で締結されている。連結部材82の一方の直線部分の車体幅方向の内側端部から他方の直線部分が鉛直下向きに屈曲している。また、仕切パネル31は、上端部の車体幅方向の車外側の背面で受部材84に接合されている。そして、連結部材82の他方の直線部分には、ライナープレート85を介して受部材84がボルト86によって締結されている。その結果、仕切パネル31は、天井パネル32の車体幅方向の車外側先端よりも内側に入り込んだ位置に配置され、天井パネル32から下方に所定距離をおいて設置されている。すなわち、天井パネル32と仕切パネル31の上端との間には隙間S8が形成されている。しかしながら、ボルト80と隙間S8との間は、連結部材82および受部材84によって遮断されている。したがって、仮に天井パネル32を取り外したい場合は、まずはS8隙間からボルト86を抜くことで仕切パネル31を取り外し、それからボルト80を抜いて天井パネル32を取り外す必要がある。
【0006】
従来設置方法2によると、図6(B)に示すように、仕切パネル31は、上端部の車体幅方向の車外側でボルト90によって、スペーサー91を介して屋根構体に支持されている天井骨40に固定されている。また、仕切パネル31とボルト90の頭部との間には、断面L字形状の連結部材92が一方の直線部分で締結されている。連結部材92の一方の直線部分の下側端部から他方の直線部分が車体幅方向の車内側に屈曲している。一方、天井パネル32は、車体幅方向の車外側端部でビス93によって断面Z字形状の受部材94の相互に平行な直線部分の一方に締結されている。そして、受部材94の相互に平行な直線部分の他方は、ライナープレート95を介して連結部材92の他方の直線部分にボルト96によって締結されている。その結果、天井パネル32は、仕切パネル31の上端よりも下方に配置され、仕切パネル31から車体幅方向の車内側に所定距離をおいて設置されている。すなわち、仕切パネル31と天井パネル32の車体幅方向の車内側先端との間には隙間S9が形成されている。しかしながら、ボルト90と隙間S9との間は、連結部材92および受部材94によって遮断されている。したがって、仮に仕切パネル31を取り外したい場合は、まずは隙間S9からボルト96を抜くことで天井パネル32を取り外し、それからボルト90を抜いて仕切パネル31を取り外す必要がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
特開2004-338649号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
上述のように、従来設置方法1によると、天井パネル32を取り外したい場合には、先に仕切パネル31を取り外す必要がある。一方、従来設置方法2によると、仕切パネル31を取り外したい場合には、先に天井パネル32を取り外す必要がある。
【0009】
本発明は、かかる問題を解決するためになされたものであり、仕切パネル、および天井パネルの双方の取り外しが容易である鉄道車両を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
前記目的を達成するために、本発明の一態様による鉄道車両は、以下のような特徴を有する。
(【0011】以降は省略されています)

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