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公開番号
2025035408
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-03-13
出願番号
2023142426
出願日
2023-09-01
発明の名称
地盤の掘削工法及び掘削システム
出願人
三桜電気工業株式会社
代理人
個人
主分類
E21D
1/02 20060101AFI20250306BHJP(地中もしくは岩石の削孔;採鉱)
要約
【課題】鉄塔工事の基礎穴や立坑等の穴を人力で掘削作業を行う際の労力を軽減でき、安全にかつ容易に掘削作業を行える地盤の掘削工法及び掘削システムを提供する。
【解決手段】穴D内で作業者Wが手に持って操作される掘削用装置2をその重量とバランスをとりながら該重量を軽減するバランサ機構を有した保持補助装置3を介して支持しながら該掘削用装置2を使用して該穴の掘削を行う。保持補助装置3を穴の上方に吊支させた状態で、掘削用装置2を支持することとしてもよい。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
地盤に穴を掘削する掘削工法であり、
穴内で作業者が手に持って操作される掘削用装置をその重量とバランスをとりながら該重量を軽減するバランサ機構を有した保持補助装置を介して支持しながら該掘削用装置を使用して該穴の掘削を行うことを特徴とする地盤の掘削工法。
続きを表示(約 610 文字)
【請求項2】
前記保持補助装置は、索条を介して前記掘削用装置を吊り上げ、吊り下ろし可能に吊支することを特徴とする請求項1記載の地盤の掘削工法。
【請求項3】
前記保持補助装置を穴の上方に吊支させた状態で、掘削用装置を支持することを特徴とする請求項2記載の地盤の掘削工法。
【請求項4】
前記保持補助装置を穴の上方位置で位置調整させながら、穴を掘削することを特徴とする請求項3記載の地盤の掘削工法。
【請求項5】
穴を所定の深さ掘削する掘削工程と、
掘削した穴の壁面に土留め用の土留め部材を設置する土留め工程と、を含み、
前記土留め工程では、前記保持補助装置を兼用して前記作業者が設置する前記土留め部材を吊支させることを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の地盤の掘削工法。
【請求項6】
前記保持補助装置を兼用して穴内の作業者を吊支しながら、作業者が穴を昇降することを特徴とする請求項5記載の掘削工法。
【請求項7】
穴内で作業者が手で操作される掘削用装置と、
前記掘削用装置の重量とバランスをとって前記作業者が前記掘削用装置を手で保持する力を補助・軽減するバランサ機構付きの保持補助装置と、
前記保持補助装置を穴の上方に支持する支持手段と、を備えたことを特徴とする地盤の掘削システム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、建築物や土木構築物を構築する際の基礎工事や立坑工事等で地盤に穴を掘削する際に利用される地盤の掘削工法及び掘削システムに関する。
続きを表示(約 1,300 文字)
【背景技術】
【0002】
送電用の鉄塔を建設する際には、強風や地震等で倒れないように強固な基礎を構築する必要がある。鉄塔の基礎工事では、地盤を掘削して形成した竪穴に鉄筋を入れてコンクリートを打設し該鉄塔の各脚を固定する工程等が行われている。
【0003】
鉄塔を強固に支持するには、十分な引き抜き力に対抗できる強度を確保するために、例えば、直径が数m、深さが数m~数十mの深い穴を掘る深礎工法が利用される。この深礎工法では、掘削した穴壁が崩れるのを防止するためのライナープレートが使用され、該ライナープレートの一段分の高さに応じた深さ分の掘削とライナープレートの挿入を順次繰り返しながら、必要とする深さの穴を掘削していた。
【0004】
また、例えば、硬い岩盤層がある地盤での穴の掘削作業では、機械的な掘削に限らず発破等も利用されるケースがあった(例えば、特許文献1参照)。
【0005】
例えば、特許文献1では、鉄塔用の小口径深礎孔を掘り進めていく工程において岩盤が露出すれば、油圧作動の作業台車を深礎孔内に搬入するとともに油圧ユニットを深礎孔周辺の地上に載置し、該作業台車に大型の穿設ドリルを取り付けて深礎孔内に搬入することにより、所定の発破パターンに沿って所定間隔をおいてほぼ垂直に穿孔するとともにその発破パターン内部を適当に穿孔し、この際に作業台車をあまり動かさずに該台車の前方直前もほぼ垂直に穿孔して短時間に穿孔作業を完了し、ついで作業台車を深礎孔の外へ退避させて発破作業を行ない、破砕物を孔外に搬出して孔壁にライナを組立ててから作業台車を再度孔内に搬入して掘削作業を繰返す深礎孔の掘削工法が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開平7-301087号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
上記のような深礎工法等の穴の掘削作業では、例えば、比較的小さな径の穴を掘削するので作業機械が穴に入らなかったり、作業機械や発破だけでは穴壁を所定形状に掘削できないため人力作業と併用する必要があったりする等の様々な理由で、穴内に作業者が入って手持ちの掘削装置、掘削機材を使用して掘削作業を行わざるを得ない現場も多い。
【0008】
作業者が人力で掘削作業を行う際には、手持ちのブレーカや高圧水流装置、土砂排出吸引装置等の掘削機材が利用される。
【0009】
しかしながら、これらの掘削機材は重量があることから、作業者の負荷が大きく重労働となり、作業も長時間かかる等の問題があった。さらに、重量がある掘削機材を扱うために体力とともに操作するためのある程度高い技術も必要となるが、作業員が高齢化等して人員不足となるおそれもあった。
【0010】
さらに、穴の掘削作業でライナープレートを穴の壁に取り付ける工程の際には、鋼鉄製のライナープレートは重量があるため複数人で保持しながら取付作業を行う必要があり、労力及び人員が必要となる問題があった。
(【0011】以降は省略されています)
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