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公開番号
2025067027
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-24
出願番号
2023176667
出願日
2023-10-12
発明の名称
変状計測装置及び変状計測方法
出願人
鹿島建設株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
G01C
5/00 20060101AFI20250417BHJP(測定;試験)
要約
【課題】例えば短期間で移動しながらの施工においても、地盤内又は地盤上に設けられた管理対象物の高さ位置を効率的に管理することができる変状計測装置及び変状計測方法を提供する。
【解決手段】変状計測装置100は、地盤2上に設けられたレール1の高さ位置を管理するための変状計測装置であって、レール1の周囲に配置されたレベル測量機10と、レベル測量機10から視準されるようにレール1の上に設けられたターゲット部20と、を備える。ターゲット部20は、レール1の天端部1aに載置されるレベル部材21と、レベル部材21が鉛直方向に沿って移動可能となるようにレベル部材21を支持する支持脚22と、を有し、管理対象物の高さ位置の変化に応じて、レベル測量機10から視準される被視準位置21aがレベル部材21において変化する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
地盤内又は地盤上に設けられた管理対象物の高さ位置を管理するための変状計測装置であって、
前記管理対象物の周囲に配置されたレベル測量機と、
前記レベル測量機から視準されるように前記管理対象物の上に設けられたターゲット部と、を備え、
前記ターゲット部は、前記管理対象物の天端部に載置されるレベル部材と、前記レベル部材が鉛直方向に沿って移動可能となるように前記レベル部材を支持する支持脚と、を有し、
前記管理対象物の前記高さ位置の変化に応じて、前記レベル測量機から視準される被視準位置が前記レベル部材において変化する、変状計測装置。
続きを表示(約 400 文字)
【請求項2】
前記ターゲット部は、前記レベル部材に取り付けられ、前記レベル測量機からの光を受けて報知音を発する検知部を有する、請求項1に記載の変状計測装置。
【請求項3】
地盤内又は地盤上に設けられた管理対象物の高さ位置を管理する変状計測方法であって、
前記管理対象物の周囲にレベル測量機を配置するステップと、
前記管理対象物の天端部に載置されるレベル部材と、前記レベル部材が鉛直方向に沿って移動可能となるように前記レベル部材を支持する支持脚と、を用いてターゲット部を準備するステップと、
前記レベル測量機から視準されるように前記管理対象物の上に前記ターゲット部を配置するステップと、
前記レベル測量機から視準される被視準位置の前記レベル部材における変化に基づいて、前記管理対象物の高さ位置を管理するステップと、を備える、変状計測方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、変状計測装置及び変状計測方法に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、形状変動が起こり得る監視対象部の範囲外に設けられた基準ポイントと、監視対象部の形状を、基準ポイントを基に決定される同一の測定条件で所定時間ごとに測定する三次元レーザスキャナと、三次元レーザスキャナで所定時間ごとに測定された座標データの基準ポイント同士を照合させて、各座標データを重ね合わせた変位図を作成する画像処理手段と、を備える形状変動監視システムが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許4966616号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
地盤内又は地盤上に設けられた管理対象物の高さ位置を管理する場面として、従来技術のような所定の位置において長期間に亘って継続監視するものではなく、例えば地上の鉄道の地下切替工事における地盤改良のように広範囲の区間の一部を短期間で移動しながらの施工においては、管理対象物において測量すべき位置も次々に移動する場面があり得る。このような場面で従来技術のような自動監視のシステムを用いることは、移動ごとに設置する手間が何度も必要となり非効率であり、高価なものとなる。
【0005】
本発明は、例えば短期間で移動しながらの施工においても、地盤内又は地盤上に設けられた管理対象物の高さ位置を効率的に管理することができる変状計測装置及び変状計測方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一態様は、地盤内又は地盤上に設けられた管理対象物の高さ位置を管理するための変状計測装置であって、管理対象物の周囲に配置されたレベル測量機と、レベル測量機から視準されるように管理対象物の上に設けられたターゲット部と、を備え、ターゲット部は、管理対象物の天端部に載置されるレベル部材と、レベル部材が鉛直方向に沿って移動可能となるようにレベル部材を支持する支持脚と、を有し、管理対象物の高さ位置の変化に応じて、レベル測量機から視準される被視準位置がレベル部材において変化する。
【0007】
本発明の一態様に係る変状計測装置では、ターゲット部は、管理対象物の天端部に載置されるレベル部材と、レベル部材が鉛直方向に沿って移動可能となるようにレベル部材を支持する支持脚と、によって構成されている。レベル部材の高さ位置は、地盤の隆起又は沈下に応じた管理対象物の高さ位置の変化に対応して変化する。例えば管理対象物の周囲の地盤への地盤改良薬液の注入に伴って地盤の隆起又は沈下が生じる場合、管理対象物の高さ位置の変化に応じて、レベル測量機から視準される被視準位置がレベル部材において変化する。よって、支持脚によって単純な構成でレベル部材を鉛直方向に沿って移動可能に支持することができ、レベル測量機によって地盤の隆起又は沈下の量を被視準位置の変化として簡便に認識することができる。したがって、例えば短期間で移動しながらの施工においても、地盤内又は地盤上に設けられた管理対象物の高さ位置を効率的に管理することができる。
【0008】
一実施形態において、ターゲット部は、レベル部材に取り付けられ、レベル測量機からの光を受けて報知音を発する検知部を有してもよい。この場合、例えば当初のレベル測量機から視準される位置に対して所定高さだけずらして検知部をレベル部材に取り付けておくことで、地盤の隆起又は沈下に応じて高さ位置が所定高さだけ変化した場合に検知部がレベル測量機からの光を受けて報知音を発するようにすることができる。
【0009】
本発明の一態様は、地盤内又は地盤上に設けられた管理対象物の高さ位置を管理する変状計測方法であって、管理対象物の周囲にレベル測量機を配置するステップと、管理対象物の天端部に載置される下端部を含むレベル部材と、レベル部材が鉛直方向に沿って移動可能となるようにレベル部材を支持する支持脚と、を用いてターゲット部を準備するステップと、レベル測量機から視準されるように管理対象物の上にターゲット部を配置するステップと、レベル測量機から視準される被視準位置のレベル部材における変化に基づいて、管理対象物の高さ位置を管理するステップと、を備える。
【0010】
本発明の一態様に係る変状計測方法では、ターゲット部は、管理対象物の天端部に載置されるレベル部材と、レベル部材が鉛直方向に沿って移動可能となるようにレベル部材を支持する支持脚と、によって構成される。レベル部材の高さ位置は、地盤の隆起又は沈下に応じた管理対象物の高さ位置の変化に対応して変化する。例えば管理対象物の周囲の地盤への地盤改良薬液の注入に伴って地盤の隆起又は沈下が生じる場合、管理対象物の高さ位置の変化に応じて、レベル測量機から視準される被視準位置がレベル部材において変化する。よって、支持脚によって単純な構成でレベル部材を鉛直方向に沿って移動可能に支持することができ、レベル測量機によって地盤の隆起又は沈下の量を被視準位置の変化として認識することができる。したがって、例えば短期間で移動しながらの施工においても、地盤内又は地盤上に設けられた管理対象物の高さ位置を効率的に管理することができる。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)
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