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公開番号
2025083206
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-30
出願番号
2023196969
出願日
2023-11-20
発明の名称
板材及び壁体の補修方法
出願人
株式会社栗本鐵工所
代理人
弁理士法人前田特許事務所
主分類
E02B
5/02 20060101AFI20250523BHJP(水工;基礎;土砂の移送)
要約
【課題】より大量にしかも簡単に板材を製造できるようにすると共に、容易かつ確実に壁体を補修できるようにする。
【解決手段】板材10に、複数の長手方向に延びる強化繊維束が硬化性樹脂で覆われたロービング層21を含む繊維強化樹脂層24を有する板状本体部11と、板状本体部11の幅方向両側又は長手方向両側に設けられ、隣り合う板材10のシール部12,13に対して密閉状に連結されるシール部12,13とを設ける。そして、ロービング21a及びロービングクロス22の板状本体部11の長手方向に延びる成分の質量を全体の質量の20%以上70%以下とする。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
複数の長手方向に延びる強化繊維束が硬化性樹脂で覆われたロービング層を含む繊維強化樹脂層を有する板状本体部と、
前記板状本体部の幅方向両側又は長手方向両側に設けられ、隣り合う板材のシール部に対して密閉状に連結されるシール部とを備え、
前記長手方向に延びる強化繊維束の質量が全体の質量の20%以上70%以下である
ことを特徴とする板材。
続きを表示(約 1,100 文字)
【請求項2】
前記シール部の長手方向が、前記ロービング層の長手方向と略一致している
ことを特徴とする請求項1に記載の板材。
【請求項3】
前記シール部が、前記シール部の先端に向かって細くなる傾斜面を有する
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の板材。
【請求項4】
幅方向に切断した断面において、前記シール部が前記板状本体部の中心に対して点対称となるように互い違いの形状に形成されている
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の板材。
【請求項5】
芯材層を含む
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の板材。
【請求項6】
幅方向に切断した断面において、前記芯材層の外周が、前記ロービング層を含む繊維強化樹脂層で包囲されている
ことを特徴とする請求項5に記載の板材。
【請求項7】
前記板状本体部の裏面側に前記ロービング層の繊維方向と略同一方向に延びる複数の突条が形成されている
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の板材。
【請求項8】
複数の長手方向に延びる強化繊維束が硬化性樹脂で覆われたロービング層を含む繊維強化樹脂層を有する板状本体部と、
前記板状本体部の幅方向両側又は長手方向両側に設けられ、隣り合う板材のシール部に対して密閉状に連結されるシール部とを備え、
幅方向に切断した断面において、前記ロービング層は、前記板状本体部の板厚の中央部に形成されている
ことを特徴とする板材。
【請求項9】
芯材層及び複数の長手方向に延びる強化繊維束が硬化性樹脂で覆われたロービング層を含む繊維強化樹脂層を有する板状本体部と、
前記板状本体部の幅方向両側又は長手方向両側に設けられ、隣り合う板材のシール部に対して密閉状に連結されるシール部とを備え、
幅方向に切断した断面において、前記ロービング層が、前記芯材層に接する部分に設けられている
ことを特徴とする板材。
【請求項10】
芯材層及び複数の長手方向に延びる強化繊維束が硬化性樹脂で覆われたロービング層を含む繊維強化樹脂層を有する板状本体部と前記板状本体部の幅方向両側又は長手方向両側に設けられ、隣り合う板材のシール部に対して密閉状に連結されるシール部とを備えた板材を、前記ロービング層の長手方向の所定長さで切り出し、
隣り合う前記板材のシール部を重ね合わせ、壁体に貼り付ける
ことを特徴とする壁体の補修方法。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、農業用、下水用等の水路又は道路用、鉄道用等のトンネル内面、高欄壁等の壁体に用いられる板材及び壁体の補修方法に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、FRP(繊維強化プラスチック)板又はFRPM(Fiberglass Reinforced Plastic Mortar:強化プラスチック複合)板を使用した水路補修工法が知られている(例えば、特許文献1参照)。このFRPM板は、主としてプレス成形により製造されるものであり、例えば、不飽和ポリエステル樹脂等を含浸させた複数の繊維シートと芯材とを積層してプレスし、ある程度の大きさのFRPM板を作ってから板材として必要な大きさに切り出すようにしている。
【0003】
一方、繊維強化樹脂成形品として、長手方向に延びる中空リブ及び板状の天板を含む長尺の繊維強化樹脂成形品が知られている(例えば、特許文献2参照)。この繊維強化樹脂成形品は、ガラスロービングを強化繊維とすることで、金属製芯材を設けなくても強度を保つことができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特許4576636号公報
特許6611369号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1のような従来のFRPM板の製造方法では、より大量にしかも簡単に板材を作るには限界がある。
【0006】
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、より大量にしかも簡単に板材を製造できるようにし、また、水路又はトンネル内面、高欄壁等の壁体を容易に補修できるようにすることにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記の目的を達成するために、この発明では、板状体の主要層を適切な割合の、軸方向に延びる繊維層を含むロービング層で構成した。
【0008】
具体的には、第1の発明では、複数の長手方向に延びる強化繊維束が硬化性樹脂で覆われたロービング層を含む繊維強化樹脂層を有する板状本体部と、
前記板状本体部の幅方向両側又は長手方向両側に設けられ、隣り合う板材のシール部に対して密閉状に連結されるシール部とを備え、
前記長手方向に延びる強化繊維束の質量が全体の質量の20%以上70%以下とする。
【0009】
上記の構成によると、複数の長手方向に延びる強化繊維束が硬化性樹脂で覆われた長手方向に延びる強化繊維束の質量が板材全体の質量の20%以上としたので、板材としての剛性を確保できる。長手方向に延びる強化繊維束の質量を板材全体の質量の20%よりも軽くすると、十分な剛性を確保できず、70%よりも多くすると、強化繊維束の割合が高くなり硬化性樹脂の割合が減りすぎてむしろ剛性が低くなる。また、シール部において隣り合う板材と密閉状に連結することができるので、板材の継ぎ目の亀裂が生じにくくなり、耐久性が格段に向上する。
【0010】
第2の発明では、第1の発明において、
前記シール部の長手方向が、前記ロービング層の長手方向と略一致している。
(【0011】以降は省略されています)
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