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公開番号
2025070325
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-02
出願番号
2023180557
出願日
2023-10-19
発明の名称
沈砂池
出願人
中部電力株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
E02B
9/04 20060101AFI20250424BHJP(水工;基礎;土砂の移送)
要約
【課題】カーブ部を有していても、排砂水による排砂が、残砂が抑制された状態で可能である沈砂池を提供する。
【解決手段】沈砂池1は、流路Y中に設けられていて、カーブ部Bを有している。カーブ部Bには、壁状あるいは筋状の導流体10が設けられている。導流体10の方向は、カーブ部Bの方向と同様である。導流体10の高さは、排砂時の設定水深より低く、好ましくは、排砂時の設定水深の20%以上80%以下に相当する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
流路中に設けられた沈砂池であって、
カーブ部を有しており、
前記カーブ部に、壁状あるいは筋状の導流体が設けられており、
前記導流体の方向は、前記カーブ部の方向と同様であり、
前記導流体の高さは、排砂時の設定水深より低い
ことを特徴とする沈砂池。
続きを表示(約 450 文字)
【請求項2】
前記導流体の高さは、排砂時の設定水深の20%以上80%以下に相当する
ことを特徴とする請求項1に記載の沈砂池。
【請求項3】
前記導流体は、複数設けられている
ことを特徴とする請求項1に記載の沈砂池。
【請求項4】
前記導流体は、柱の下端部と一体化している
ことを特徴とする請求項1に記載の沈砂池。
【請求項5】
前記カーブ部は、上流側から下流側にかけて低くなる勾配を有している
ことを特徴とする請求項1に記載の沈砂池。
【請求項6】
更に、ストレート部を有しており、
前記ストレート部は、
前記カーブ部の下流側に接続されており、
上流側に対して低くなる段落ち部を有している
ことを特徴とする請求項1に記載の沈砂池。
【請求項7】
前記流路は、河川と、水力発電所の水車とに接続されている
ことを特徴とする請求項1に記載の沈砂池。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、水力発電所の取水口等から流入した土砂を沈降させる沈砂池に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)
【背景技術】
【0002】
水力発電用取水沈砂池の沈砂排出装置として、特開平4-371606号公報(特許文献1)に記載されたものが知られている。
この装置は、沈砂池1全面に水流に沿い排砂路7近傍まで延びる仕切壁14により仕切って形成された複数の水路15a~15eと、沈砂を舞い上がらせる舞砂ゲート17と、を備えている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平4-371606号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上述の装置では、沈砂池における水流が水路15a~15eにより完全に仕切られるため、各水路15a~15eにおける流速は、水路15a~15eで仕切られない場合に比べて内側において速くなり、流速の低下により土砂の沈降は抑制される。上述の装置では、舞砂ゲート17が水路15a~15eの何れかに沿って走行することで、舞い上がった土砂が強制的に排出される。よって、上述の装置では、舞砂ゲート17が設けられる必要があり、又走行及びそのメンテナンスのためのエネルギー及びコストが必要となる。
更に、地形の制約により、沈砂池にカーブ部が設けられる場合、水路15a~15e及び舞砂ゲート17において、カーブ部に対応するためのコストが更に必要となる。
【0005】
本発明の主な目的は、カーブ部を有していても、排砂水による排砂が、残砂が抑制された状態で可能である沈砂池を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本明細書は、沈砂池を開示する。この沈砂池は、流路中に設けられていても良い。沈砂池は、カーブ部を有していても良い。カーブ部に、壁状あるいは筋状の導流体が設けられていても良い。導流体の方向は、カーブ部の方向と同様であっても良い。導流体の高さは、排砂時の設定水深より低くても良い。
【発明の効果】
【0007】
本発明の主な効果は、カーブ部を有していても、排砂水による排砂が、残砂が抑制された状態で可能である沈砂池が提供されることである。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本発明の実施の形態の例に係る沈砂池及びその周辺部の斜視図である。
図1の上面図である。
図2におけるカーブ部及びその周辺部の拡大図である。
図1における導流体の横断端面図である。
比較例に係る模型における排砂後のカーブ部及びその周辺部の写真である。
実施例に係る模型における排砂後のカーブ部及びその周辺部の写真である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明に係る実施の形態の例が、その変更例と共に、適宜図面に基づいて説明される。
尚、当該形態は、下記の例及び変更例に限定されない。
【0010】
図1は、当該例に係る沈砂池1及びその周辺部の斜視図である。図2は、沈砂池1及びその周辺部の上面図である。
沈砂池1は、水力発電所に設けられる。尚、沈砂池1は、水力発電所以外に設けられても良い。
(【0011】以降は省略されています)
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