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公開番号2025069563
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-01
出願番号2023179358
出願日2023-10-18
発明の名称シート敷設用アンカーブロック
出願人マックストン株式会社
代理人個人
主分類E02D 17/20 20060101AFI20250423BHJP(水工;基礎;土砂の移送)
要約【課題】 地盤への埋設が容易で、且つ、前後左右方向と上方向への位置ズレに柔軟に対応できるシート敷設用アンカーブロックの提供。
【解決手段】 本発明に係るシート敷設用アンカーブロックは、敷設対象シートを地面に固定するために用いるセメントモルタル製又はコンクリート製のアンカーブロックであって、下向きに突出すると共に下方に向かうにしたがって先細る複数の突起部をブロック下面に設け、該突起部は当該ブロックの前後方向への位置ズレを防止する前斜面部及び後斜面部並びに当該ブロックの左右方向への位置ズレを防止する左斜面部及び右斜面部を有する。
【選択図】 図1
特許請求の範囲【請求項1】
敷設対象シートを地面に固定するために用いるセメントモルタル製又はコンクリート製のアンカーブロックであって、下向きに突出すると共に下方に向かうにしたがって先細る複数の突起部をブロック下面に設け、該突起部は当該ブロックの前後方向への位置ズレを防止する前斜面部及び後斜面部並びに当該ブロックの左右方向への位置ズレを防止する左斜面部及び右斜面部を有することを特徴とするシート敷設用アンカーブロック。
続きを表示(約 590 文字)【請求項2】
上記突起部の上記前斜面部、上記後斜面部、上記左斜面部及び上記右斜面部は下方に向かうにしたがって漸次幅細となる三角形状を呈することを特徴とする請求項1記載のシート敷設用アンカーブロック。
【請求項3】
上記突起部の上記前斜面部及び上記後斜面部は下方に向かうにしたがって漸次幅細となる台形状を呈し、同突起部の上記左斜面部及び上記右斜面部は下方に向かうにしたがって漸次幅細となる三角形状を呈することを特徴とする請求項1記載のシート敷設用アンカーブロック。
【請求項4】
上記突起部における上記後斜面部の傾斜角度は、同突起部における上記前斜面部の傾斜角度よりも大きいことを特徴とする請求項1又は請求項3の何れかに記載のシート敷設用アンカーブロック。
【請求項5】
上記突起部の上記後斜面部に凹所部を設けることを特徴とする請求項1又は請求項3の何れかに記載のシート敷設用アンカーブロック。
【請求項6】
上記突起部における上記後斜面部の凹所部は、下方に向かうにしたがって漸次幅細となる三角形状に窪んでいることを特徴とする請求項5記載のシート敷設用アンカーブロック。
【請求項7】
隣接する上記突起部間に割れ誘発目地を設けたことを特徴とする請求項1記載のシート敷設用アンカーブロック。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、防草シート、防塵シート、防水シート、遮水シート、人工芝シート等のシートを地面に敷設する際に、当該シートを固定するために使用するアンカーブロックに関するものである。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
従来、シートを地面に敷設するにあたっては、主に、アンカーピンと呼ばれる金属製杭を敷設対象シートの上から地盤へ打ち込んで、当該シートをアンカーピンの頭部と地面間に保持することにより地盤に固定する方法が採られている。
【0003】
このようなアンカーピンによるシート敷設は、敷設場所の所望箇所にアンカーピンを打ち込んでいくだけで簡単に行うことができる一方、たとえば、敷設場所が電車線路や変電所等の近くの場合には電流ケーブルが埋設されていることが多く、アンカーピンの打ち込みにより電流ケーブルを傷つけてしまうおそれがある。ひとたび電流ケーブルを傷つけてしまうと大事故に繋がるおそれがある。
【0004】
そこで、下記特許文献1に示すように、アンカーピンの代わりに、敷設場所の所望箇所に埋設した複数のアンカーブロックを用いてシートを敷設する方法が開発されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
実用新案登録第3204379号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
上記特許文献1のアンカーブロックを用いてシートを敷設すれば、アンカーピンを用いることがないので、当然に敷設場所の埋設ケーブルを傷つけることはない。
【0007】
しかし、上記特許文献1のアンカーブロックは直方体状であり(特許文献1:段落〔0017〕)、ブロック上面と地面が面一になるように調節して埋設するには煩雑な埋設作業が強いられる。
【0008】
また、上記特許文献1のアンカーブロックは、ブロックの全厚に亘って側面が垂直面であるため、風圧や地震、凍上等で浮きが生じた場合に、前後左右方向に僅かでも位置ズレすれば、元の埋設位置に戻り難いという問題点を有している。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明は、地盤への埋設が容易で、且つ、前後左右方向と上方向への位置ズレに柔軟に対応できるシート敷設用アンカーブロックを提供する。
【0010】
要述すると、本発明に係るシート敷設用アンカーブロック(以下、単に「アンカーブロック」という。)は、敷設対象シートを地面に固定するために用いるセメントモルタル製又はコンクリート製のアンカーブロックであって、下向きに突出すると共に下方に向かうにしたがって先細る複数の突起部をブロック下面に設け、該突起部は当該ブロックの前後方向への位置ズレを防止する前斜面部及び後斜面部並びに当該ブロックの左右方向への位置ズレを防止する左斜面部及び右斜面部を有することにより、地盤への埋設を容易とすると共に、前後左右方向と上方向(浮き方向)への位置ズレに適切に対応できるようにする。
(【0011】以降は省略されています)

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