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公開番号
2025079570
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-22
出願番号
2023192332
出願日
2023-11-10
発明の名称
掘削グラップル装置及び油圧ショベル
出願人
イワフジ工業株式会社
代理人
個人
主分類
E02F
3/36 20060101AFI20250515BHJP(水工;基礎;土砂の移送)
要約
【課題】油圧ショベルに装着され山林等の木の把持及び土砂の掘削が可能な掘削グラップル装置であって、木を掴む際に木を中心して両側にバケットとトングを大きく開くことができるとともに、土砂を掘削する際に大きな負荷に耐えることができ且つ土砂を円滑にバケットの奥まで押し入れることができて掘削性が向上する掘削グラップル装置を提供すること。
【解決手段】掘削グラップル装置30のバケットグラップルユニット31は、アーム及びリンク部に設けられたブラケット32と、このブラケット32に旋回ベアリング33を介して旋回可能に設けられた本体となるベースフレーム34と、このベースフレーム34に軸35を介して揺動可能に設けられたトング36と、このトング36に対向してベースフレーム34に軸42を介して揺動可能に設けられた可動トングバケット41とを備えている。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
油圧ショベルに装着され木の把持及び土砂の掘削が可能なバケットグラップルユニットが備えられた掘削グラップル装置であって、
前記バケットグラップルユニットは、本体となるベースフレームと、前記ベースフレームに揺動可能に設けられたトングと、前記トングに対向して前記ベースフレームに揺動可能に設けられた可動トングバケットと、前記トング及び前記可動トングバケットを開閉する開閉シリンダとを備えていることを特徴とする掘削グラップル装置。
続きを表示(約 210 文字)
【請求項2】
請求項1記載の掘削グラップル装置であって、
前記可動トングバケットは、前記トングに対向する一方側に設けられ前記木を前記トングと挟むことで把持するグラップル部と、前記グラップル部の反対の他方側に設けられ前記土砂を掘削する掘削部とを備えていることを特徴とする掘削グラップル装置。
【請求項3】
請求項1又は請求項2記載の掘削グラップル装置を備えていることを特徴とする油圧ショベル。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、油圧ショベルに装着され山林等の木の把持及び土砂の掘削が可能な掘削グラップル装置に関するものである。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、土砂を掘削する等のいわゆる道付けを含む作業は、重機や建機と呼ばれる油圧ショベルのアームの先端部にバケットを設け、このバケットで土砂を掘削したり均したりすることで行われている。
【0003】
また、山林等で道付けする場合、木を伐倒(伐採)し、この伐倒した木を所定の長さに切断(玉切り)し、これらの木を所定の位置に移動させたりしてから土砂を掘削する。昨今では木を移動させるときも油圧ショベルが使用されており、土砂を掘削することと木を把持して移動させることが一つの掘削グラップル装置で行うことができれば便利である。このような、土砂を掘削することと木を把持して移動させることができる掘削グラップル装置として、特許文献1の油圧ショベルに備えられた掘削グラップル装置(作業機)が知られている。
【0004】
特許文献1の技術は、ショベル型掘削機である油圧ショベルのアームの先端部に作業機が取りけられており、作業機は、油圧シリンダで回動操作されるバケット本体と、このバケット本体に基端側を枢着した枠状の把持トングと、一端をバケット本体側に他端を把持トング側に取り付けて伸縮作動で把持トングをバケット本体の開口縁へ開閉操作するシリンダとで構成され、バケット本体の開口縁と把持トングの内端縁にはそれぞれ凹凸状の下刃と上刃を設け、把持トングを閉じた状態でバケットによる掘削作業を行うと共に、把持トングの開閉で切断された木を掴み上げる作業を行う。
【0005】
ところで、木を把持する際、バケット本体と把持トングが木を中心にして両側に大きく開けば、木を掴み易くできる(いわゆるグラップルを容易にできる)。また、土砂を掘削する際、土砂に最初に食い込む掘削爪(ツース)には大きな負荷が掛かるため、掘削爪を支持する部分も大きな負荷に耐えることができれば好ましい。さらに、掘削した土砂がバケットの底面部に沿って円滑にバケットの奥まで押し込むことができれば掘削爪を支持する部分への負荷も軽減できる。
【0006】
しかし、特許文献1の作業機では、把持トングがバケット本体に対して開閉するものの、バケット本体がアームの先端部に対して回動するだけであるため、バケット本体は掘削する際に必要な回動範囲までしか回動して開くことができず、木を掴む際にバケット本体と把持トングが木を中心にして両側に大きく開かず、開く角度が制限されて木を掴む作業を行い難い。
【0007】
また、土砂を掘削する掘削爪が設けられた把持トングが掘削する土砂に対して手前にあり、バケット本体が奥にあるため、土砂を掘削する際は最初に土砂に食い込む把持トングに大きな負荷が掛かる。把持トングはバケット本体に設けられた軸を支点に長く伸びて形成された部材であるため、掘削時に把持トングの軸に大きな負荷が掛かり好ましくない。さらに、把持トングが掘削する土砂に対して手前にあるため、掘削した土砂が直ぐに把持トングとバケット本体の境界部分の段差に引っ掛かり、奥にあるバケット本体に円滑に土砂を押し入れることができず掘削性が低下する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
特許第2649703号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
本発明は、以上の点に鑑み、油圧ショベルに装着され山林等の木の把持及び土砂の掘削が可能な掘削グラップル装置であって、木を掴む際に木を中心して両側にバケット(可動トングバケット)とトングを大きく開くことができるとともに、土砂を掘削する際に大きな負荷に耐えることができ且つ土砂を円滑にバケット(可動トングバケット)の奥まで押し入れることができて掘削性が向上する掘削グラップル装置を提供すること課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明の実施例によれば、油圧ショベルに装着され木の把持及び土砂の掘削が可能なバケットグラップルユニットが備えられた掘削グラップル装置であって、
前記バケットグラップルユニットは、本体となるベースフレームと、前記ベースフレームに揺動可能に設けられたトングと、前記トングに対向して前記ベースフレームに揺動可能に設けられた可動トングバケットと、前記トング及び前記可動トングバケットを開閉する開閉シリンダとを備えていることを特徴とする。
(【0011】以降は省略されています)
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