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公開番号2025077843
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-19
出願番号2023190338
出願日2023-11-07
発明の名称ツース盤
出願人越後商事株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類E02F 9/28 20060101AFI20250512BHJP(水工;基礎;土砂の移送)
要約【課題】操作頭部の異常を容易に察知させることができるツース盤を提供する。
【解決手段】ツース盤1は、左右方向に接続された複数のツースピース10,20,30,40,50を備える。ツースピース10,20,30,40,50は、アダプタが挿入可能なアダプタ接続部11,21,31,41,51を備える。アダプタ接続部11,21,31,41,51は、アダプタを介して対面する側壁部11a,11b,51a,51bを備える。側壁部11a,51aには、取付ピンユニット70の軸方向の一端に設けられる操作頭部71aが位置する頭部操作孔11d,51dが形成され、側壁部11b,51bには、取付ピンユニット70の軸方向の他端に設けられる回り止め頭部73aが位置する回り止め孔11g,51gが形成されている。左右方向の両端に位置するツースピース10,50の頭部操作孔11d,51dは、左右両外側に露出するように位置する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
バケットの複数のアダプタに取付ピンユニットにより固定されるツース盤であって、
前記複数のアダプタが並ぶ方向である左右方向に接続された状態で並べられている複数のツースピースを備え、
前記複数のツースピースは、それぞれ、前記アダプタが挿入可能なアダプタ接続部を備え、
前記アダプタ接続部は、前記左右方向に前記アダプタを介して対面する第1及び第2側壁部を備え、
前記第1側壁部には、前記左右方向に前記アダプタを貫くように延びる前記取付ピンユニットの軸方向の一端に設けられる工具により回転操作される操作頭部が位置する頭部操作孔が形成され、
前記第2側壁部には、前記取付ピンユニットの軸方向の他端に設けられる回り止め頭部が位置する回り止め孔が形成され、
前記複数のツースピースのうち前記左右方向の両端に位置する左端ツースピースと右端ツースピースの前記頭部操作孔は、左右両外側に露出するように位置する、
ツース盤。
続きを表示(約 720 文字)【請求項2】
前記第1側壁部には、前記操作頭部の周囲を囲む領域に前記第1側壁部の外面に凸状をなす第1凸部が形成されている、
請求項1に記載のツース盤。
【請求項3】
前記第2側壁部には、前記回り止め頭部の周囲を囲む領域に前記第2側壁部の外面に凸状をなす第2凸部が形成され、
前記第1側壁部の外面に対する前記第1凸部の高さは、前記第2側壁部の外面に対する前記第2凸部の高さよりも高く形成されている、
請求項2に記載のツース盤。
【請求項4】
前記第2側壁部の厚さは、前記第1側壁部の厚さよりも厚く形成されている、
請求項1~3の何れか1項に記載のツース盤。
【請求項5】
前記複数のツースピースのうち前記右端ツースピース以外は、それぞれの右側の領域に板状に形成される上側重なり板部を備え、
前記複数のツースピースのうち前記左端ツースピース以外は、それぞれの左側の領域に板状に形成され、隣接する前記ツースピースの前記上側重なり板部の下面に接触する下側重なり板部を備える、
請求項1~3の何れか1項に記載のツース盤。
【請求項6】
前記回り止め頭部は、前記取付ピンユニットの軸方向に直交する一方向に長い形状をなし、前記操作頭部の回転操作時に前記回り止め孔の内周面に接触することにより回転不能に構成され、
前記回り止め孔の中心位置に前記回り止め頭部の中心位置が位置する場合の前記回り止め孔の内周面と前記回り止め頭部の外周面との隙間は、0.5mm~3.0mmに設定されている、
請求項1~3の何れか1項に記載のツース盤。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ツース盤に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
例えば、特許文献1には、バケットに所定の間隔で並べられている複数のアダプタそれぞれにツースが取付ピン組立体により固定される構成が開示されている。この取付ピン組立体は、ボルトの頭(特許文献1の図3~図5の頭13b)が工具により回転操作されて締結されることにより一体化された状態となる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第6345893号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記特許文献1に記載の構成では、複数の取付ピン組立体が全て同じ方向を向いているため、複数の取付ピン組立体のうち両端2つの何れか一方の取付ピン組立体(特許文献1の図1では左上側のツースを固定する取付ピン組立体)のボルトの頭(操作頭部)は、隣のツースに対向する内側に配置される。よって、操作頭部が外側からは視認できず、操作頭部の緩み又は破損等の異常を察知することが困難である。
【0005】
本発明は、上記実状に鑑みてなされたものであり、操作頭部の異常を容易に察知させることができるツース盤を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するため、本発明に係るツース盤は、バケットの複数のアダプタに取付ピンユニットにより固定されるツース盤であって、前記複数のアダプタが並ぶ方向である左右方向に接続された状態で並べられている複数のツースピースを備え、前記複数のツースピースは、それぞれ、前記アダプタが挿入可能なアダプタ接続部を備え、前記アダプタ接続部は、前記左右方向に前記アダプタを介して対面する第1及び第2側壁部を備え、前記第1側壁部には、前記左右方向に前記アダプタを貫くように延びる前記取付ピンユニットの軸方向の一端に設けられる工具により回転操作される操作頭部が位置する頭部操作孔が形成され、前記第2側壁部には、前記取付ピンユニットの軸方向の他端に設けられる回り止め頭部が位置する回り止め孔が形成され、前記複数のツースピースのうち前記左右方向の両端に位置する左端ツースピースと右端ツースピースの前記頭部操作孔は、左右両外側に露出するように位置する。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、操作頭部の異常を容易に察知させることができるツース盤を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
(a),(b)は本発明の一実施形態に係るツース盤の斜視図である。
(a)は本発明の一実施形態に係る左端ツースピースの斜視図であり、(b)は本発明の一実施形態に係る右端ツースピースの斜視図である。
本発明の一実施形態に係るバケットのアダプタに装着された状態のツース盤の斜視図である。
図3のIV-IV線の断面図である。
本発明の一実施形態に係る左端ツースピースの側面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
本発明の一実施形態に係るツース盤について図面を参照して説明する。
図3に示すように、ツース盤1は、バケット5の先端側のアダプタ5a~5eに装着可能であり、平爪とも呼ばれる。バケット5は、建設機械の一種であるショベルカーのアームに回転可能に装着されている。
以下の説明において左右方向、上下方向及び前後方向は、バケット5のツース盤1をショベルカーの運転者に向けたときの運転者の視点を基準とした方向であり、前方向とは手前方向を指し、後方向とは奥行き方向を指す。
【0010】
ツース盤1は、左端ツースピース10と、複数の中間ツースピース20,30,40と、右端ツースピース50と、を備える。
5つのツースピース10,20,30,40,50は、左右方向に並べられて接続された状態で設けられている。左端ツースピース10は、ツースピース10,20,30,40,50のうち左側の端部に位置し、右端ツースピース50は、ツースピース10,20,30,40,50のうち右側の端部に位置する。
(【0011】以降は省略されています)

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