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公開番号2025068700
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-30
出願番号2023178654
出願日2023-10-17
発明の名称スイベルの共回り防止装置
出願人東陽商事株式会社
代理人個人
主分類E02D 3/12 20060101AFI20250422BHJP(水工;基礎;土砂の移送)
要約【課題】スイベルの共回りを確実に防止し、作業中の安全性を確保する。
【解決手段】上端にスイベル9を備えたロッド3を回転する際の前記スイベル9の共回り防止装置1である。前記スイベル9の非回転部9Bに固定され、そこから下方に延びる固定金具20と、前記固定金具20の下端部に固定され、前記ロッド3の回転軸に平行して配置された軸部材21と、前記軸部材21に回動自在に設けられ、前記スイベル9の回転部9Aの外面に接することにより、前記ロッド3の回転に従動して回転する従動回転体22とから構成される。軸部材21を固定する枠体25と固定金具20との間にバネ部材26を介在することによって、従動回転体22をスイベル9の回転部9Aの外面に圧接させる。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
上端にスイベルを備えたロッドを回転する際の前記スイベルの共回りを防止する装置であって、
前記スイベルの非回転部に固定され、そこから下方に延びる固定金具と、前記固定金具の下端部に固定され、前記ロッドの回転軸に平行して配置された軸部材と、前記軸部材に回動自在に設けられ、前記スイベルの回転部の外面又は前記ロッドの外面に接することにより、前記ロッドの回転に従動して回転する従動回転体とから構成されることを特徴とするスイベルの共回り防止装置。
続きを表示(約 310 文字)【請求項2】
前記軸部材を固定する部材と前記固定金具との間にバネ部材が介在されることによって、又は前記スイベルの非回転部と前記固定金具との間にバネ部材が介在されることによって、前記従動回転体が前記スイベルの回転部の外面又は前記ロッドの外面に圧接されている請求項1記載のスイベルの共回り防止装置。
【請求項3】
前記従動回転体がローラである請求項1記載のスイベルの共回り防止装置。
【請求項4】
前記従動回転体が歯車であり、前記従動回転体が接する前記スイベルの回転部の外面又は前記ロッドの外面に、前記歯車に噛合する歯車部が形成されている請求項1記載のスイベルの共回り防止装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、上端にスイベルを備えたロッドを回転する際の前記スイベルの共回り防止装置に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
従来より、削孔機械によってロッドを回転させながら地中に貫入し、地盤改良材を注入して柱状の改良地盤を形成する地盤改良工法が知られている。この種の地盤改良工法としては、地盤の間隙に注入材を浸透させ、間隙水または空気を注入材で置換することにより、注入材で土粒子を結合させ土の粘着力を高める薬液注入工法や、硬化材を地盤中に高圧噴射することによって、その噴射体の持つ運動エネルギーによって地盤を破壊し切削すると同時に、硬化材と原地盤とを置き換え、あるいは混合し硬化させる高圧噴射注入工法がある。
【0003】
前記薬液注入工法や高圧噴射注入工法で用いられるロッドの上端には、注入ホースが接続されたスイベルが備えられ、注入ポンプから送り出される注入材や硬化材が注入ホースを通ってロッドに供給されるようになっている。
【0004】
回転するロッドに対して、前記注入ホースが接続されたスイベルの非回転部が共回りして、注入ホースがロッドに絡まって巻き付くのを防止するため、種々のスイベルの共回り防止装置が開発されている。
【0005】
このような共回り防止装置として、例えば下記特許文献1には、スイベルの固定側部材の側方に反力受アームを延設し、この反力受アームにワイヤーの一端を接続して垂下させるとともに、駆動部にワイヤの途中部をチャックするワイヤチャック装置を設けた構造が開示され、下記特許文献2には、ロッドの上部に配置するスイベルに対して横木部材を取り付け、前記横木部材の両端部からワイヤによる張力を付与する機構を配置し、前記ワイヤに対して張力を付与することにより、スイベルの回転を防止した装置が開示され、下記特許文献3には、回転駆動装置とは独立して移動するガイド部材をリーダに設け、スイベルに伸縮自在なテレスコ部材を固定し、このテレスコ部材を中間支持体を介してガイド部材と一体化することにより共回りを防止する構造が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開平10-220158号公報
特開平5-239983号公報
実用新案登録第3109482号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
上記特許文献1~3記載の共回り防止装置ではいずれも、スイベルからアームや横木部材、テレスコ部材などを長く延ばして、これを固定された物体に支持することにより、機械的に共回りを防止しているが、スイベルにアームなどが長く突出していると、アームなどに他の機械が衝突してアームなどが破損しやすく、その場合には共回り防止機能が作用しなくなるおそれがある。また、組立作業や施工作業中に長く延びたアームなどが邪魔になり、安全性が低下するなどの問題があった。
【0008】
そこで本発明の主たる課題は、スイベルの共回りを確実に防止し、作業中の安全性が確保できるスイベルの共回り防止装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
前記課題を解決するために請求項1に係る本発明として、上端にスイベルを備えたロッドを回転する際の前記スイベルの共回りを防止する装置であって、
前記スイベルの非回転部に固定され、そこから下方に延びる固定金具と、前記固定金具の下端部に固定され、前記ロッドの回転軸に平行して配置された軸部材と、前記軸部材に回動自在に設けられ、前記スイベルの回転部の外面又は前記ロッドの外面に接することにより、前記ロッドの回転に従動して回転する従動回転体とから構成されることを特徴とするスイベルの共回り防止装置が提供される。
【0010】
上記請求項1記載の発明では、スイベルの非回転部に固定金具が固定されるとともに、この固定金具の下端部にロッドの回転軸に平行して配置された軸部材が固定され、この軸部材に回動自在に設けられた従動回転体が、スイベルの回転部の外面又はロッドの外面に接することにより、ロッドの回転に従動して回転するようになっている。ロッドの回転に従動して従動回転体が回転している間は、従動回転体の接点位置が同位置に保持されるため、スイベルの非回転部がロッドの回転に共回りして回転するのが確実に防止できる。また、スイベルの非回転部から固定金具が下方に延び、その先端部に従動回転体が備えられた構造を有しているため、スイベルから大きく突出する部位がなく、作業時に邪魔にならずに済み、作業中の安全性が確保できる。
(【0011】以降は省略されています)

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