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公開番号
2025063769
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-16
出願番号
2023173225
出願日
2023-10-04
発明の名称
起伏ゲート
出願人
カナデビア株式会社
代理人
個人
主分類
E02B
7/40 20060101AFI20250409BHJP(水工;基礎;土砂の移送)
要約
【課題】フックとアクチュエータとの距離が起伏ゲートの構成に与える影響を低減する。
【解決手段】起伏ゲート100は、水中に倒伏した倒伏状態と水中から起立した起立状態との間で所定の回転軸Xを中心に回転する扉体10と、扉体10を倒伏状態で係留する係留装置1と、水中に配置され、気密に区画された空気室70と、空気室70に隔壁71を介して隣接して配置され、下部が水中に開放され、上部に空気溜まり74が形成された連絡室73とを備える。係留装置1は、倒伏状態の扉体10に係合する係合状態と扉体10との係合を解除する解除状態とで切り替わるフック2と、駆動力を発生するアクチュエータ3と、アクチュエータ3の駆動力をフック2に伝達する伝達機構4とを有する。フック2は、水中に配置される。アクチュエータ3は、空気室70に配置される。伝達機構4は、空気室70から隔壁71を貫通して空気溜まり74を通ってフック2まで配置される。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
水中に倒伏した倒伏状態と水中から起立した起立状態との間で所定の回転軸を中心に回転する扉体と、
前記扉体を前記倒伏状態で係留する係留装置と、
水中に配置され、気密に区画された空気室と、
前記空気室に隔壁を介して隣接して配置され、下部が水中に開放され、上部に空気溜まりが形成された連絡室とを備え、
前記係留装置は、前記倒伏状態の前記扉体に係合する係合状態と前記扉体との係合を解除する解除状態とで切り替わるフックと、駆動力を発生するアクチュエータと、前記アクチュエータの駆動力を前記フックに伝達する伝達機構とを有し、
前記フックは、水中に配置され、
前記アクチュエータは、前記空気室に配置され、
前記伝達機構は、前記空気室から前記隔壁を貫通して前記空気溜まりを通って前記フックまで配置されている起伏ゲート。
続きを表示(約 730 文字)
【請求項2】
請求項1に記載の起伏ゲートにおいて、
前記伝達機構は、前記アクチュエータによって軸心を中心に回転駆動されるシャフトを有し、
前記シャフトは、前記軸心の方向に前記隔壁を貫通して、前記空気室及び前記空気溜まりの両方の内部において延びる起伏ゲート。
【請求項3】
請求項2に記載の起伏ゲートにおいて、
前記シャフトは、前記隔壁の貫通孔において回転可能にシールされている起伏ゲート。
【請求項4】
請求項2又は3に記載の起伏ゲートにおいて、
前記シャフトの前記軸心は、前記扉体の前記回転軸の方向に延び、
前記伝達機構は、前記シャフトと前記フックとを連結する複数のリンクを含み、
前記複数のリンクは、互いに前記回転軸の方向に延びる軸回りに回転可能に連結されている起伏ゲート。
【請求項5】
請求項1乃至3の何れか1つに記載の起伏ゲートにおいて、
前記伝達機構は、引っ張り力及び押し込み力の両方を伝達する起伏ゲート。
【請求項6】
請求項1乃至3の何れか1つに記載の起伏ゲートにおいて、
前記アクチュエータは、油圧シリンダと、前記油圧シリンダのストローク量を検出するセンサとを含んでいる起伏ゲート。
【請求項7】
請求項1乃至3の何れか1つに記載の起伏ゲートにおいて、
前記扉体は、前記回転軸の方向と一致する横方向と前記横方向に直交する縦方向とで形成される平面内で拡がる板状に形成され、
前記係留装置は、前記倒伏状態の前記扉体に対して、前記縦方向に並ぶ位置に配置されている起伏ゲート。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
ここに開示された技術は、起伏ゲートに関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
従来より、水中に倒伏した倒伏状態と水中から起立した起立状態との間で回転動作する扉体と、倒伏状態の扉体を係留する係留装置とを備えた起伏ゲートが知られている。係留装置は、扉体に係合するフックを含んでいる。フックは、アクチュエータによって駆動される。アクチュエータの駆動力は、伝達機構を介して、アクチュエータからフックへ伝達される。アクチュエータは、水上に配置されている。伝達機構は、水上のアクチュエータから水中のフックに亘って配置されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2011-111722号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
前述のような起伏ゲートにおいては、アクチュエータからフックまでの距離が長くなると、伝達機構が長い距離に亘って配置され、駆動力の伝達効率が低下する。そのため、フックを、アクチュエータから離れた場所に配置することが難しい。その結果、扉体の大きさ、扉体の配置、扉体を併設する場合の扉体の個数等も制約を受け得る。
【0005】
ここに開示された技術は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、フックとアクチュエータとの距離が起伏ゲートの構成に与える影響を低減することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
ここに開示された起伏ゲートは、水中に倒伏した倒伏状態と水中から起立した起立状態との間で所定の回転軸を中心に回転する扉体と、前記扉体を前記倒伏状態で係留する係留装置と、水中に配置され、気密に区画された空気室と、前記空気室に隔壁を介して隣接して配置され、下部が水中に開放され、上部に空気溜まりが形成された連絡室とを備え、前記係留装置は、前記倒伏状態の前記扉体に係合する係合状態と前記扉体との係合を解除する解除状態とで切り替わるフックと、駆動力を発生するアクチュエータと、前記アクチュエータの駆動力を前記フックに伝達する伝達機構とを有し、前記フックは、水中に配置され、前記アクチュエータは、前記空気室に配置され、前記伝達機構は、前記空気室から前記隔壁を貫通して前記空気溜まりを通って前記フックまで配置されている。
【発明の効果】
【0007】
前記起伏ゲートによれば、フックとアクチュエータとの距離が起伏ゲートの構成に与える影響を低減できる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、起伏ゲートが設置された港の概観図である。
図2は、倒伏状態における起伏ゲートの概略的な断面図である。
図3は、係留装置の概略的な構成を示す側面図である。
図4は、係留装置の概略的な構成を示す平面図である。
図5は、貫通孔におけるシャフトの縦断面図である。
図6は、扉体の係合を解除した係留装置の概略的な構成を示す側面図である。
図7は、扉体を係留する際の途中の係留装置の概略的な構成を示す側面図である。
図8は、変形例に係る係留装置の概略的な構成を示す側面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、例示的な実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。図1は、起伏ゲート100が設置された港の概観図である。図2は、倒伏状態における起伏ゲート100の概略的な断面図である。
【0010】
起伏ゲート100は、水を堰き止めるための設備である。例えば、起伏ゲート100は、津波や高潮対策として海洋、より具体的には港湾に設置される。例えば、起伏ゲート100は、堤体9に形成された開口91に配置される。起伏ゲート100は、堤体9と共に、防波堤を構成する。
(【0011】以降は省略されています)
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