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公開番号2025104149
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-09
出願番号2023222029
出願日2023-12-27
発明の名称全固体電池の製造方法、および、全固体電池の製造装置
出願人カナデビア株式会社
代理人弁理士法人いくみ特許事務所
主分類H01M 4/139 20100101AFI20250702BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】電極積層体形成工程において基材上に供給される粉体の量を安定させることができる全固体電池の製造方法、および、全固体電池の製造装置を提供する。
【解決手段】
全固体電池1の製造方法は、粉体材料を固めてブロックBを形成するブロック形成工程と、ブロックBを除去加工することにより生じた粉体を第1基材F1上に堆積させて電極積層体2を形成する電極積層体形成工程と、電極積層体2と集電体3とを積層する積層工程とを含む。
【選択図】図8
特許請求の範囲【請求項1】
粉体材料を固めてブロックを形成するブロック形成工程と、
前記ブロックを除去加工することにより生じた粉体を基材上に堆積させて電極積層体を形成する電極積層体形成工程と、
前記電極積層体と集電体とを積層する積層工程と
を含む、全固体電池の製造方法。
続きを表示(約 930 文字)【請求項2】
前記ブロック形成工程において、前記粉体材料を加圧成形する、請求項1に記載の全固体電池の製造方法。
【請求項3】
前記ブロック形成工程において、振動プレスにより、前記粉体材料を加圧成形する、請求項2に記載の全固体電池の製造方法。
【請求項4】
前記ブロック形成工程において、前記粉体材料を100MPa以下で加圧成形する、請求項2に記載の全固体電池の製造方法。
【請求項5】
前記電極積層体形成工程において、前記ブロックを除去加工することにより生じた前記粉体を、静電気力によって前記基材上に移動させる、請求項1に記載の全固体電池の製造方法。
【請求項6】
請求項1~5のいずれか一項に記載の全固体電池の製造方法に用いられる製造装置であって、
前記ブロックを支持するブロック支持部材と、
前記ブロック支持部材から離れて配置され、前記基材を支持する支持台と、
前記ブロック支持部材に支持された前記ブロックを除去加工する除去加工部材と
を備える、全固体電池の製造装置。
【請求項7】
前記ブロック支持部材に支持された前記ブロックを前記除去加工部材に向けて押圧する押圧部材を、さらに備える、請求項6に記載の全固体電池の製造装置。
【請求項8】
前記ブロック支持部材と前記基材との間に配置され、前記ブロックを除去加工することにより生じた前記粉体が通過可能な開口を有するマスク部材を、さらに備える、請求項6に記載の全固体電池の製造装置。
【請求項9】
前記ブロック支持部材は、前記支持台に対して固定されており、
前記除去加工部材は、前記ブロック支持部材に対してスライド、回転または振動可能である、請求項6に記載の全固体電池の製造装置。
【請求項10】
前記除去加工部材は、前記支持台に対して固定されており、
前記ブロック支持部材は、前記除去加工部材に対してスライド、回転または振動可能である、請求項6に記載の全固体電池の製造装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、全固体電池の製造方法、および、全固体電池の製造装置に関する。
続きを表示(約 950 文字)【背景技術】
【0002】
従来、静電スクリーン印刷装置を使用して機能性粉体の膜(粉体膜)を形成する方法が知られている(下記特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2012-140016号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載されるような静電スクリーン印刷装置では、粉体の流動性が低い場合、スクリーンに供給される前に粉体がブロッキングしてしまったり、スクリーンが目詰まりしてしまったりして、基材への粉体の供給量が不安定になってしまう可能性や、粉体膜に膜厚ムラが生じる(膜厚精度が悪くなる)可能性がある。
【0005】
基材への粉体の供給量が不安定になると、所望の厚みを有する粉体層が得られない可能性がある。また、粉体膜に膜厚ムラがあると、充放電効率の低下や寿命の低下など、電池性能に悪影響を与える可能性がある。
【0006】
本発明は、電極積層体形成工程において基材上に供給される粉体の量を安定させ、膜厚が均一な粉体層を形成することができる全固体電池の製造方法、および、全固体電池の製造装置を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明[1]は、粉体材料を固めてブロックを形成するブロック形成工程と、前記ブロックを除去加工することにより生じた粉体を基材上に堆積させて電極積層体を形成する電極積層体形成工程と、前記電極積層体と集電体とを積層する積層工程とを含む、全固体電池の製造方法を含む。
【0008】
このような方法によれば、電極積層体形成工程において、粉体材料のブロックを除去加工し、生じた粉体を基材上に堆積させる。
【0009】
そのため、流動性等の粉体物性の影響を小さくでき、ブロックを削る量に応じて、基材上に供給される粉体の量をコントロールできる。
【0010】
その結果、基材上に供給される粉体の量を安定させることができ、膜厚が均一な粉体層を形成することができる。
(【0011】以降は省略されています)

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