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公開番号2025062535
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-14
出願番号2023171692
出願日2023-10-02
発明の名称杭打機
出願人日本車輌製造株式会社
代理人個人,個人
主分類E02D 7/00 20060101AFI20250407BHJP(水工;基礎;土砂の移送)
要約【課題】リーダ頂部へのケーブル配線を確保しつつ、リーダの組立や分解時に作業性の向上を図ることができる杭打機を提供する。
【解決手段】リーダ15の頂部に、作業装置37の動作状態を検出する検出部38が設けられた杭打機において、リーダは、複数のリーダ部材27cを互いに着脱可能に連結してなり、リーダの側面に設けられたリーダ昇降梯子21は、複数のリーダ部材を連結した状態で、複数の梯子部材22がリーダの側面に互いに間隔をあけて連ねて設けられ、梯子部材は、リーダの長手方向に沿って設けられた一対の筒状部材22a,22aからなる縦桟を有し、検出部からのケーブル40は、筒状部材に通した状態で、筒状部材の開口に圧入した弾性部材43から筒状部材径方向に作用する弾性力を受けて保持されている。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
ベースマシンの前部に起伏可能に設けられたリーダと、該リーダの前面に昇降可能に装着された作業装置と、前記リーダの側面に設けられたリーダ昇降梯子とを備え、前記リーダの頂部に、前記作業装置の動作状態を検出する検出部が設けられた杭打機において、
前記リーダは、複数のリーダ部材を互いに着脱可能に連結してなり、
前記リーダ昇降梯子は、前記複数のリーダ部材を連結した状態で、複数の梯子部材が前記リーダの側面に互いに間隔をあけて連ねて設けられ、
前記梯子部材は、前記リーダの長手方向に沿って設けられた一対の筒状部材からなる縦桟を有し、
前記検出部からのケーブルは、前記筒状部材に通した状態で、前記筒状部材の開口に圧入した弾性部材から筒状部材径方向に作用する弾性力を受けて保持されていることを特徴とする杭打機。
続きを表示(約 400 文字)【請求項2】
前記弾性部材は、前記ケーブルが密着する孔と、側面から前記孔まで連通する切り込みとが設けられていることを特徴とする請求項1記載の杭打機。
【請求項3】
前記弾性部材は、前記開口に対する圧入方向奥側端部の外径が前記開口の口径よりも小さく、かつ、圧入方向手前側端部の外径が前記口径よりも大きく形成されていることを特徴とする請求項2記載の杭打機。
【請求項4】
前記弾性部材の側面は、前記圧入方向奥側端部から前記圧入方向手前側端部に向かって漸次拡径する傾斜が付されていることを特徴とする請求項3記載の杭打機。
【請求項5】
前記ケーブルは、前記梯子部材同士の間の空間で中継するコネクタが設けられ、
前記コネクタの外径は、前記筒状部材の内径よりも小さく形成されていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項記載の杭打機。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、杭打機に関し、詳しくは、リーダの頂部に作業装置の動作状態を検出する検出部を備えた杭打機に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
作業装置を昇降案内するリーダを備えた杭打機では、安全上、作業装置の昇降範囲に限界が設けられている。例えば、上昇側は、リーダの頂部に作業装置の動作状態を検出するスイッチを取り付け、このスイッチが作業装置の上昇動作を検出したときに油圧回路を遮断するなどして作業装置を停止させるようにしている(例えば、特許文献1,2参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2011-149189号公報
特開2015-121071号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上述の杭打機は、スイッチからのケーブル(電線)を配置して固定する場所として、リーダ側面の梯子(ラダー)が使用されている。しかしながら、足場となる梯子にケーブルを沿わせると、作業者の安全な昇り降りやケーブル保護の点から結束バンドが過剰に増えてしまい、その結果、リーダ長さの変更を目的とする組立や分解時に作業性の低下を招くという問題が生じる。
【0005】
そこで本発明は、リーダ頂部へのケーブル配線を確保しつつ、リーダの組立や分解時に作業性の向上を図ることができる杭打機を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するため、本発明の杭打機は、ベースマシンの前部に起伏可能に設けられたリーダと、該リーダの前面に昇降可能に装着された作業装置と、前記リーダの側面に設けられたリーダ昇降梯子とを備え、前記リーダの頂部に、前記作業装置の動作状態を検出する検出部が設けられた杭打機において、前記リーダは、複数のリーダ部材を互いに着脱可能に連結してなり、前記リーダ昇降梯子は、前記複数のリーダ部材を連結した状態で、複数の梯子部材が前記リーダの側面に互いに間隔をあけて連ねて設けられ、前記梯子部材は、前記リーダの長手方向に沿って設けられた一対の筒状部材からなる縦桟を有し、前記検出部からのケーブルは、前記筒状部材に通した状態で、前記筒状部材の開口に圧入した弾性部材から筒状部材径方向に作用する弾性力を受けて保持されていることを特徴としている。
【0007】
また、前記弾性部材は、前記ケーブルが密着する孔と、側面から前記孔まで連通する切り込みとが設けられていることを特徴としている。さらに、前記弾性部材は、前記開口に対する圧入方向奥側端部の外径が前記開口の口径よりも小さく、かつ、圧入方向手前側端部の外径が前記口径よりも大きく形成されていることを特徴としている。
【0008】
また、前記弾性部材の側面は、前記圧入方向奥側端部から前記圧入方向手前側端部に向かって漸次拡径する傾斜が付されていることを特徴としている。さらに、前記ケーブルは、前記梯子部材同士の間の空間で中継するコネクタが設けられ、前記コネクタの外径は、前記筒状部材の内径よりも小さく形成されていることを特徴としている。
【発明の効果】
【0009】
本発明の杭打機によれば、リーダの頂部に作業装置の動作状態を検出する検出部を設ける場合に、検出部からのケーブルをリーダ昇降梯子の縦桟を構成する筒状部材に通し、この状態で、筒状部材の開口に圧入した弾性部材から筒状部材径方向に作用する弾性力を受けてケーブル保持を行うので、簡便ながらもケーブル保護の点から好ましく、外観も良好な固定方法を得ることができる。とりわけ、結束バンドを用いた従来方法に対してケーブルの固定箇所を少なくすることができ、リーダ部材同士の連結部に対応したケーブル保持も行えることから、リーダ長さの変更を目的とする組立や分解時に作業性の向上を図ることができる。
【0010】
また、弾性部材において、ケーブルが密着する孔と、側面から孔まで連通する切り込みとを設けているので、切り込みを通じて孔に対するケーブルの出し入れが容易に行え、さらに、筒状部材の開口の口径に対し、圧入方向奥側端部の外径を小さく、かつ、圧入方向手前側端部の外径を大きく形成しているので、弾性部材が開口に埋没してしまう不具合を防止できることから、作業性や品質安定性の一層の向上を図ることができる。
(【0011】以降は省略されています)

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