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公開番号2025059936
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-10
出願番号2023170353
出願日2023-09-29
発明の名称作業機械
出願人日立建機株式会社
代理人弁理士法人武和国際特許事務所
主分類E02F 9/26 20060101AFI20250403BHJP(水工;基礎;土砂の移送)
要約【課題】オプション機器の状態を適切に報知することが可能な作業機械を提供する。
【解決手段】作業機械は、標準機器またはオプション機器から状態情報を受信した場合であって、状態情報に含まれる第1パラメータの設定値が本設定テーブルに登録されている場合に(S11:Yes)、当該設定値に対応付けて本設定テーブルに設定された報知レベルで、状態情報で示される状態を報知装置に報知させ(S12)、状態情報に含まれる第1パラメータの設定値が本設定テーブルに登録されていない場合に(S11:No)、状態情報に含まれる第2パラメータの設定値に対応付けて報知レベルテーブルに設定された報知レベルで、状態情報で示される状態を報知装置に報知させる(S14)。
【選択図】図8
特許請求の範囲【請求項1】
標準で搭載される標準機器と、情報を報知する報知装置と、状態情報で示される機器の状態を前記報知装置に報知させるメインコントローラとを備え、前記標準機器と異なるオプション機器が着脱可能な作業機械において、
前記状態情報は、予め定められた通信プロトコルに準拠した第1パラメータ及び第2パラメータを含み、
前記メインコントローラは、
前記標準機器が送信する前記状態情報に設定され得る前記第1パラメータの設定値それぞれに対応付けて、前記報知装置による報知レベルが設定された本設定テーブルと、
前記第2パラメータに設定され得る設定値それぞれに対応付けて、前記報知レベルが設定された報知レベルテーブルとを記憶するメモリを備え、
前記メインコントローラは、前記標準機器または前記オプション機器から前記状態情報を受信した場合であって、前記状態情報に含まれる前記第1パラメータの設定値が前記本設定テーブルに登録されている場合に、当該設定値に対応付けて前記本設定テーブルに設定された前記報知レベルで、前記状態情報で示される状態を前記報知装置に報知させ、
前記メインコントローラは、前記標準機器または前記オプション機器から前記状態情報を受信した場合であって、前記状態情報に含まれる前記第1パラメータの設定値が前記本設定テーブルに登録されていない場合に、前記状態情報に含まれる前記第2パラメータの設定値に対応付けて前記報知レベルテーブルに設定された前記報知レベルで、前記状態情報で示される状態を前記報知装置に報知させることを特徴とする作業機械。
続きを表示(約 950 文字)【請求項2】
請求項1に記載の作業機械において、
前記メモリは、前記オプション機器から受信した前記状態情報に実際に設定されていた前記第1パラメータの設定値それぞれに対応付けて、前記報知レベルが設定される仮設定テーブルをさらに記憶し、
前記メインコントローラは、前記第1パラメータの設定値が前記本設定テーブルに登録されていない場合において、
前記第1パラメータの設定値が未だ前記仮設定テーブルに登録されていない場合に、前記第2パラメータの設定値に対応付けて前記報知レベルテーブルに設定された前記報知レベルで前記報知装置に報知させると共に、当該報知レベルを前記第1パラメータの設定値に対応付けて前記仮設定テーブルに設定し、
前記第1パラメータの設定値が既に前記仮設定テーブルに登録されている場合に、前記第1パラメータの設定値に対応付けて前記仮設定テーブルに設定された前記報知レベルで前記報知装置に報知させることを特徴とする作業機械。
【請求項3】
請求項2に記載の作業機械において、
前記仮設定テーブルは、前記状態情報の発生頻度を特定するための情報を含み、
前記メインコントローラは、
受信した前記状態情報に含まれる前記第1パラメータの設定値が前記仮設定テーブルに登録されている場合に、前記状態情報の発生頻度を更新し、
更新した発生頻度が閾値以上である場合に、前記仮設定テーブルに設定された前記報知レベルを引き上げることを特徴とする作業機械。
【請求項4】
請求項1に記載の作業機械において、
前記標準機器及び前記オプション機器は、CANを介して前記メインコントローラと通信可能なサブコントローラに接続され、
前記通信プロトコルは、CANプロトコルであることを特徴とする作業機械。
【請求項5】
請求項4に記載の作業機械において、
前記第1パラメータ及び前記第2パラメータそれぞれは、故障の種類を示す情報、送信元の前記サブコントローラを示す情報、前記標準機器または前記オプション機器の種類を示す情報、またはこれらの組み合わせであることを特徴とする作業機械。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、オプション機器が着脱可能な作業機械に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
従来より、標準で搭載される標準機器(例えば、エンジン、油圧ポンプ、標準アタッチメント、標準レバー)に代えて、または標準機器に加えて、オプション機器(例えば、拡張アタッチメント、拡張レバー)を着脱可能な作業機械が知られている。
【0003】
このような作業機械において、オプション機器が装着された場合に、当該オプション機器に関する情報をメモリに記憶し、メモリに記憶した情報に基づいてオプション機器の異常を報知する技術が開示されている(例えば、特許文献1を参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2013-151786号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1の技術は、作業機械の製造メーカ自身が提供するオプション機器を想定している。一方、作業機械の製造メーカと異なる他メーカ(すなわち、サードパーティ)が提供するオプション機器に関しては、事前にオプション機器の情報を収集できないので、異常の重要度を適切に判定して報知するのは難しいという課題がある。
【0006】
本発明は、上記した実状に鑑みてなされたものであり、その目的は、オプション機器の状態を適切に報知することが可能な作業機械を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するために、本発明は、標準で搭載される標準機器と、情報を報知する報知装置と、状態情報で示される機器の状態を前記報知装置に報知させるメインコントローラとを備え、前記標準機器と異なるオプション機器が着脱可能な作業機械において、前記状態情報は、予め定められた通信プロトコルに準拠した第1パラメータ及び第2パラメータを含み、前記メインコントローラは、前記標準機器が送信する前記状態情報に設定され得る前記第1パラメータの設定値それぞれに対応付けて、前記報知装置による報知レベルが設定された本設定テーブルと、前記第2パラメータに設定され得る設定値それぞれに対応付けて、前記報知レベルが設定された報知レベルテーブルとを記憶するメモリを備え、前記メインコントローラは、前記標準機器または前記オプション機器から前記状態情報を受信した場合であって、前記状態情報に含まれる前記第1パラメータの設定値が前記本設定テーブルに登録されている場合に、当該設定値に対応付けて前記本設定テーブルに設定された前記報知レベルで、前記状態情報で示される状態を前記報知装置に報知させ、前記メインコントローラは、前記標準機器または前記オプション機器から前記状態情報を受信した場合であって、前記状態情報に含まれる前記第1パラメータの設定値が前記本設定テーブルに登録されていない場合に、前記状態情報に含まれる前記第2パラメータの設定値に対応付けて前記報知レベルテーブルに設定された前記報知レベルで、前記状態情報で示される状態を前記報知装置に報知させることを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、オプション機器の状態を適切に報知することができる。なお、上記した以外の課題、構成及び効果は、以下の実施形態の説明により明らかにされる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
油圧ショベルの側面図である。
標準機器のみを搭載した油圧ショベルのハードウェア構成図である。
オプション機器を装着した油圧ショベルのハードウェア構成図である。
状態情報のデータレイアウトを示す図である。
故障タイプ、デバイス名、送信元コントローラの設定値を示す図である。
本設定テーブルのデータ例である。
報知方法テーブル(A)、報知レベルテーブル(B)、仮設定テーブル(C)のデータ例である。
報知制御処理のフローチャートである。
レベル更新処理のフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0010】
[油圧ショベル1の構成]
本発明に係る油圧ショベル1(作業機械)の実施形態について、図面を用いて説明する。但し、作業機械の具体例は、油圧ショベル1に限定されず、ホイールローダ、ダンプトラック、クレーン車など、標準機器に加えてオプション機器を着脱可能なものであればよい。また、本明細書中の前後左右は、特に断らない限り、油圧ショベル1に搭乗して操作するオペレータの視点を基準としている。
(【0011】以降は省略されています)

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