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公開番号2025059977
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-10
出願番号2023170420
出願日2023-09-29
発明の名称電動式ダンプトラック
出願人日立建機株式会社
代理人弁理士法人平木国際特許事務所
主分類B60L 58/24 20190101AFI20250403BHJP(車両一般)
要約【課題】外部から電力の供給を受けない状態で休止させても、搭載された電池セルの劣化を抑制することが可能な電動式ダンプトラックを提供する。
【解決手段】ボディ101を起伏させる昇降装置102と、タイヤ111を回転させる走行用モータ103とを備える電動式ダンプトラック100は、受電装置104と、蓄電装置106と、温度調整装置108と、バッテリ状態制御装置109と、を備える。バッテリ状態制御装置109は、蓄電装置106から昇降装置102または走行用モータ103へ電力を供給しつつ温度調整装置108を駆動して蓄電装置106を構成する電池セルの温度を調整する通常モードと、受電装置104が外部から電力の供給を受けているか否かに関わらず蓄電装置106から昇降装置102および走行用モータ103への電力供給を停止させ、温度調整装置108を駆動して電池セルの温度を調整する休止モードと、を切り替える。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
積載物が積載されるボディを起伏させる昇降装置と、タイヤを回転させる走行用モータと、を備えた電動式ダンプトラックであって、
外部から電力の供給を受ける受電装置と、前記受電装置から供給される電力によって充電されて前記昇降装置および前記走行用モータへ電力を供給する蓄電装置と、前記受電装置または前記蓄電装置から供給される電力によって駆動されて前記蓄電装置を構成する電池セルの温度を調整する温度調整装置と、前記蓄電装置および前記温度調整装置を制御して前記電池セルの充電状態と温度とを制御するバッテリ状態制御装置と、を備え、
前記バッテリ状態制御装置は、前記蓄電装置から前記昇降装置または前記走行用モータへ電力を供給させつつ前記温度調整装置を駆動して前記電池セルの温度を調整する通常モードと、前記受電装置が外部から電力の供給を受けているか否かに関わらず前記蓄電装置から前記昇降装置および前記走行用モータへの電力供給を停止させ、前記温度調整装置を駆動して前記電池セルの温度を調整する休止モードと、を切り替えることを特徴とする、電動式ダンプトラック。
続きを表示(約 440 文字)【請求項2】
前記受電装置は、外部電源への接続時に電力の供給を受ける給電口を含むことを特徴とする、請求項1に記載の電動式ダンプトラック。
【請求項3】
前記受電装置は、トロリー架線への接続時に電力の供給を受けるパンタグラフを含むことを特徴とする、請求項1に記載の電動式ダンプトラック。
【請求項4】
前記バッテリ状態制御装置は、前記休止モードにおける前記電池セルの充電状態の上限値および上限温度が、前記通常モードにおける前記電池セルの充電状態の上限値および上限温度よりも低くなるように、前記蓄電装置および前記温度調整装置を制御することを特徴とする、請求項1に記載の電動式ダンプトラック。
【請求項5】
前記バッテリ状態制御装置は、前記休止モードにおいて前記受電装置が電力の供給を受けていない場合、前記蓄電装置から前記温度調整装置のみに電力を供給して前記温度調整装置を駆動することを特徴とする、請求項1に記載の電動式ダンプトラック。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、電動式ダンプトラックに関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
従来からトロリー充電式の電動式ダンプトラックが知られている(下記特許文献1を参照)。たとえば、特許文献1に記載された運搬車両は、ダンプボディと、車体と、走行装置と、トロリー受電装置と、双方向DC/DCコンバータと、蓄電器と、電動モータと、スイッチ機構と、を備えている。
【0003】
このスイッチ機構は、トロリー架線から双方向DC/DCコンバータを介して電動モータに電力が供給される第1状態と、蓄電器から双方向DC/DCコンバータを介して電動モータに電力が供給される第2状態と、を切り換える。このようなエンジンを搭載しないトロリー充電式の電動式ダンプトラックを用いることで、作業現場における二酸化炭素の排出量が削減される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2023-98207号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上記のような電動式ダンプトラックを含む作業機械は、マイニングサイトなどの作業現場において、高温、低温、炎天下など、厳しい環境に晒される。このような環境下では、電動式ダンプトラックを外部電源に接続されていない状態で休止させると、蓄電器を構成する電池セルの温度が外部環境に影響されて適正な温度範囲を外れることとなる。この状態が長時間継続すると、劣化が急速に進行するおそれがある。
【0006】
本開示は、外部から電力の供給を受けない状態で休止させても、搭載された電池セルの劣化を抑制することが可能な電動式ダンプトラックを提供する。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示の一態様は、積載物が積載されるボディを起伏させる昇降装置と、タイヤを回転させる走行用モータと、を備えた電動式ダンプトラックであって、外部から電力の供給を受ける受電装置と、前記受電装置から供給される電力によって充電されて前記昇降装置および前記走行用モータへ電力を供給する蓄電装置と、前記受電装置または前記蓄電装置から供給される電力によって駆動されて前記蓄電装置を構成する電池セルの温度を調整する温度調整装置と、前記蓄電装置および前記温度調整装置を制御して前記電池セルの充電状態と温度とを制御するバッテリ状態制御装置と、を備え、前記バッテリ状態制御装置は、前記蓄電装置から前記昇降装置または前記走行用モータへ電力を供給させつつ前記温度調整装置を駆動して前記電池セルの温度を調整する通常モードと、前記受電装置が外部から電力の供給を受けているか否かに関わらず前記蓄電装置から前記昇降装置および前記走行用モータへの電力供給を停止させ、前記温度調整装置を駆動して前記電池セルの温度を調整する休止モードと、を切り替えることを特徴とする、電動式ダンプトラックを提供する。
【発明の効果】
【0008】
本開示の上記一態様によれば、外部から電力の供給を受けない状態で休止させても、搭載された電池セルの劣化を抑制することが可能な電動式ダンプトラックを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本開示に係る電動式ダンプトラックの実施形態を示す概略的な斜視図。
図1に示す電動式ダンプトラックの概略的な構成図。
図2の温度調整装置の一例を示す概略的な構成図。
図2の電動式ダンプトラックによるバッテリ状態制御の例を示すフロー図。
図4の通常モード制御に含まれるSOC制御の例を示すフロー図。
図4の通常モード制御に含まれるバッテリ温度制御の例を示すフロー図。
図4の休止モード制御に含まれるSOC制御の例を示すフロー図。
図4の休止モード制御に含まれるバッテリ温度制御の例を示すフロー図。
図4の休止モード制御に含まれるSOC制御の他の例を示すフロー図。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、図面を参照して本開示に係る電動式ダンプトラックの実施形態を説明する。図1は、本開示に係る電動式ダンプトラックの実施形態を示す概略的な斜視図である。図2は、図1に示す電動式ダンプトラック100の概略的な構成図である。
(【0011】以降は省略されています)

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