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公開番号
2025044550
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-02
出願番号
2023152177
出願日
2023-09-20
発明の名称
建設機械
出願人
日立建機株式会社
代理人
弁理士法人相原国際知財事務所
主分類
E02F
9/26 20060101AFI20250326BHJP(水工;基礎;土砂の移送)
要約
【課題】動力源の始動が不許可となっている事情の詳細を作業者が容易に把握し、必要に応じて速やかな不許可の解除を図ることが可能な建設機械を提供することにある。
【解決手段】油圧ショベル1は、エンジン16(動力源)と、エンジン16の始動を指示する操作入力が行われるキースイッチ52(動力源始動スイッチ)と、作動状態に応じてエンジン16の始動の許可および不許可が切り替わる複数の車載機器60と、各種情報を表示するモニタ40(表示装置)と、モニタ40を制御するモニタコントローラ55(制御装置)とを備える。モニタコントローラ55は、複数の車載機器60の位置情報および作動状態の情報を取得し、複数の車載機器60の位置情報および作動状態の情報を、自機の外観図70Aに重ねてモニタ40に表示させる。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
動力源と、
前記動力源の始動を指示する操作入力が行われる動力源始動スイッチと、
作動状態に応じて前記動力源の始動の許可および不許可が切り替わる複数の車載機器と、
各種情報を表示する表示装置と、
を備えた建設機械であって、
前記動力源始動スイッチによって前記動力源を始動させる操作入力が行われた場合、前記複数の車載機器の位置情報および作動状態の情報を取得し、前記複数の車載機器の位置情報および作動状態の情報を、自機の外観図に重ねて前記表示装置に表示させる制御装置を備えることを特徴とする建設機械。
続きを表示(約 430 文字)
【請求項2】
前記複数の車載機器は、
前記動力源の始動の許可および不許可を切り替える複数の動力源停止スイッチと、
所定の油圧機器に供給される作動油の流れを遮断可能な開閉弁と、
前記所定の油圧機器の動作の許可および不許可を切り替えるシャットオフレバーと、
前記動力源が配置される機械室に人が立ち入ったことを検知する人検知装置と
のいずれかを含むことを特徴とする請求項1に記載の建設機械。
【請求項3】
前記制御装置は、前記複数の車載機器ごとに対応して、前記動力源の始動が不許可となっている理由を模式的に示す簡易図を前記外観図と共に前記表示装置に表示させることを特徴とする請求項1に記載の建設機械。
【請求項4】
前記制御装置は、自機の三次元モデルを用いて、前記複数の車載機器の近傍を前記表示装置に表示させることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の建設機械。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、動力源と、作動状態に応じて動力源の始動の許可および不許可が切り替わる複数の車載機器とを備えた建設機械に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、建設機械において、特定の車載機器の作動状態に応じて動力源の始動を不許可とする技術が知られている。例えば、特許文献1には、バッテリに接続されたキースイッチと、キースイッチの下流側でバッテリとエンジンコントローラとの間に接続されたエンジン停止スイッチとを備えた建設機械の車両状態報知装置が記載されている。この報知装置では、エンジン停止スイッチがオフ状態であるときに、動力源の始動が不許可であるとして、モニタの表示画面にエンジン停止スイッチがオフ状態であることを表示出力する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第5053467号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、建設機械においては、エンジン停止スイッチが複数の箇所に配置されていることがあり、単一のエンジン停止スイッチがオフ状態であることをモニタに表示するだけでは、いずれのエンジン停止スイッチのことを表しているか、また、不許可の原因となっているエンジン停止スイッチが建設機械のどの位置にあるかが不明である。また、建設機械は、エンジン停止スイッチに限らず、作動状態に応じて動力源の始動が不許可とされる車載機器を複数備えている場合もある。その結果、いずれの車載機器によって動力源の始動が不許可とされているか作業者が認識することができず、不許可状態の車載機器をすべて探した上で許可状態に切り替える手間がかかり、動力源を速やかに始動することができない可能性がある。
【0005】
本発明はこのような課題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、動力源の始動が不許可となっている事情の詳細を作業者が容易に把握し、必要に応じて速やかな不許可の解除を図ることが可能な建設機械を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するため、本発明の建設機械は、動力源と、前記動力源の始動を指示する操作入力が行われる動力源始動スイッチと、作動状態に応じて前記動力源の始動の許可および不許可が切り替わる複数の車載機器と、各種情報を表示する表示装置と、を備えた建設機械であって、前記動力源始動スイッチによって前記動力源を始動させる操作入力が行われた場合、前記複数の車載機器の位置情報および作動状態の情報を取得し、前記複数の車載機器の位置情報および作動状態の情報を、自機の外観図に重ねて前記表示装置に表示させる制御装置を備えることを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明の建設機械によれば、動力源の始動が不許可となっている事情の詳細を作業者が容易に把握し、必要に応じて速やかな不許可の解除を図ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
実施形態の建設機械としての油圧ショベルを示す説明図である。
油圧ショベルの運転室内を示す斜視図である。
油圧ショベルのシステム構成の概略を示す説明図である。
複数の車載機器に関する情報を含む外観図の一例を示す説明図である。
複数の車載機器に関する情報を含む外観図の他の例を示す説明図である。
人検知装置により機械室内に人が検知された場合の表示例を示す説明図である。
油圧ショベルの三次元モデルの表示例を示す説明図である。
エンジン停止スイッチを露出させた三次元モデルの表示例を示す説明図である。
ストップバルブ近傍の三次元モデルの表示例を示す説明図である。
シャットオフレバー近傍の三次元モデルの表示例を示す説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、図面に基づき本発明の一実施形態について説明する。図1は、実施形態の建設機械としての油圧ショベルを示す説明図である。図1に示す油圧ショベル1は、建設現場において、例えば土砂の掘削作業などに用いられる建設機械である。油圧ショベル1は、車体本体10と作業装置20とを備えている。なお、以下の説明では、油圧ショベル1に搭乗した運転者を主体として車両前後方向、左右方向(車幅方向)および上下方向を規定する。
【0010】
車体本体10は、下部走行体11と、上部旋回体12とを備える。下部走行体11は、油圧ショベル1を走行させるための駆動装置として、図示しない走行用油圧モータにより駆動されるクローラ11aを含む。上部旋回体12は、図示しない旋回用油圧モータにより駆動され、下部走行体11上に旋回可能に設けられる。上部旋回体12の前部には、オペレータが搭乗する運転室13が設けられている。また、上部旋回体12の運転室13の後方には、機械室14を構成する建屋、燃料タンクおよびカウンタウェイトなどが設けられている。機械室14には、動力源としてのエンジン16(図3)や、当該エンジン16により駆動され、走行用油圧モータ、旋回用油圧モータおよび作業装置20の各構成要素へと供給される作動油を圧送する図示しない油圧ポンプなどが搭載される。
(【0011】以降は省略されています)
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