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公開番号2025059947
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-10
出願番号2023170376
出願日2023-09-29
発明の名称コントロールバルブ
出願人日立建機株式会社
代理人弁理士法人武和国際特許事務所
主分類F16K 27/04 20060101AFI20250403BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約【課題】各種センサや電気部品等を取り付けても、ハーネスの配索を簡素化できるコントロールバルブを提供すること。
【解決手段】油圧ポンプから油圧アクチュエータへ供給される作動油の流れ方向を制御するコントロールバルブ(CV)において、油圧ポンプと接続されるポンプポートを有するベースハウジング(50)と、油圧アクチュエータと接続されるアクチュエータポート(62a-1,62a-2)を有し、ベースハウジングと内部油路を介して連通する複数のセクションハウジング(60,160)と、を備え、複数のセクションハウジングは、それぞれベースハウジングにおける一側面(50a)と他側面(50b)に対し着脱自在に取り付けられると共に、作動油の流れ方向を切り換えるスプール(61a,161a)を内蔵し、ベースハウジングは、各セクションハウジングの状態を検知する状態検知センサ(75,76)を収容する複数の収容部(53a,53b)を有する。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
油圧ポンプから油圧アクチュエータへ供給される作動油の流れ方向を制御するコントロールバルブにおいて、
前記コントロールバルブは、
前記油圧ポンプと接続されるポンプポートを有するベースハウジングと、
前記油圧アクチュエータと接続されるアクチュエータポートを有し、前記ベースハウジングと内部油路を介して連通する複数のセクションハウジングと、を備え、
前記複数のセクションハウジングは、それぞれ前記ベースハウジングにおける一側面と他側面に対し着脱自在に取り付けられると共に、前記作動油の流れ方向を切り換えるスプールを内蔵し、
前記ベースハウジングは、前記各セクションハウジングの状態を検知する状態検知センサを収容する複数の収容部が設けられている、
ことを特徴とするコントロールバルブ。
続きを表示(約 630 文字)【請求項2】
請求項1に記載のコントロールバルブにおいて、
前記スプールは、前記ベースハウジングに対して近接する近接位置と離隔する離隔位置との間で軸方向に往復動し、
前記スプールのストローク量を検知する前記状態検知センサとしてのストロークセンサを備え、
前記ストロークセンサは、前記収容部に収容される、
ことを特徴とするコントロールバルブ。
【請求項3】
請求項1に記載のコントロールバルブにおいて、
前記内部油路の圧力を検知する前記状態検知センサとしての圧力センサを備え、
前記圧力センサは、前記収容部に収容される、
ことを特徴とするコントロールバルブ。
【請求項4】
請求項3に記載のコントロールバルブにおいて、
前記スプールを軸方向に往復動させるために、前記スプールのパイロットポートにパイロット圧油を導く電磁弁をさらに備え、
前記電磁弁は、前記圧力センサと共に前記収容部に収容される、
ことを特徴とするコントロールバルブ。
【請求項5】
請求項1に記載のコントロールバルブにおいて、
前記複数のセクションハウジングのうち少なくとも1つは、前記スプールを複数内蔵し、
前記複数のスプールは、互いに異なる前記油圧アクチュエータに対して前記作動油の流れを切り換える、
ことを特徴とするコントロールバルブ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、コントロールバルブに関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
例えば油圧ショベル等に代表される作業機械は、油圧アクチュエータにより駆動される作業装置を備えている。油圧アクチュエータは、油圧ポンプから供給される作動油により作動する。油圧アクチュエータと油圧ポンプとの間にはコントロールバルブが設けられおり、コントロールバルブが作動油の流れ方向を切り換えることで、油圧アクチュエータの動作が制御される。
【0003】
この種のコントロールバルブに関する従来技術として、例えば特許文献1には、「マルチコントロール弁装置は、長尺なケーシングを有する。ケーシングには、10個のスプール弁が設けられており、これら10個のスプール弁が二列で長手方向に並べられている。また、ケーシングは、3つのブロックを連結することで構成されており、ケーシングをこれら3つのブロックに分割するための第1及び第2分割面を有している。これら第1及び第2分割面は、長手方向に隣接する2つのスプール弁の間を通り、且つ長手方向と直交している。」構成が記載されている(要約参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2011-112123号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
近年のメカトロニクスの進展に伴い、各種センサや電気部品等を取り付け可能なコントロールバルブが求められる傾向にある。しかしながら、特許文献1に記載のコントロールバルブは、コントロールバルブ自身に各種センサや電気部品等を取り付けることを想定していない。そのため、特許文献1に記載のコントロールバルブに、単に各種センサや電気部品等を取り付けた場合、これらの部品がコントロールバルブから突出したり、はみ出したりして、ハーネスの配索の邪魔になるといった課題がある。
【0006】
本発明は、このような従来技術の実状からなされたもので、その目的は、各種センサや電気部品等を取り付けても、ハーネスの配索を簡素化できるコントロールバルブを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するために、本発明の一態様は、油圧ポンプから油圧アクチュエータへ供給される作動油の流れ方向を制御するコントロールバルブにおいて、前記コントロールバルブは、前記油圧ポンプと接続されるポンプポートを有するベースハウジングと、前記油圧アクチュエータと接続されるアクチュエータポートを有し、前記ベースハウジングと内部油路を介して連通する複数のセクションハウジングと、を備え、前記複数のセクションハウジングは、それぞれ前記ベースハウジングにおける一側面と他側面に対し着脱自在に取り付けられると共に、前記作動油の流れ方向を切り換えるスプールを内蔵し、前記ベースハウジングは、前記各セクションハウジングの状態を検知する状態検知センサを収容する複数の収容部が設けられている、ことを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、各種センサや電気部品等を取り付けても、ハーネスの配索を簡素化できるコントロールバルブを提供することができる。なお、前述した以外の課題、構成、及び効果は、以下の実施形態の説明により明らかにされる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本発明が適用される油圧ショベルの側面図である。
図1に示す油圧ショベルの油圧回路図である。
本発明の実施形態に係るコントロールバルブの斜視図である。
コントロールバルブのセクションハウジングの一部を分解した分解斜視図である。
コントロールバルブの平面図である。
図3に示すコントロールバルブのVI-VI断面図である。
図5に示すコントロールバルブのVII-VII断面図である。
変形例に係るコントロールバルブの斜字図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
まず、本発明に係るコントロールバルブが適用される(搭載される)油圧ショベル1について、図面を用いて説明する。但し、本発明が適用される対象は、油圧ショベル1に限定されない。ホイールローダやその他のあらゆる作業機械に対して、本発明を適用することができる。また、本明細書中の前後左右は、特に断らない限り、油圧ショベル1に搭乗して操作するオペレータの視点を基準としている。
(【0011】以降は省略されています)

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