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公開番号2025054836
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-08
出願番号2023164007
出願日2023-09-26
発明の名称作業車両
出願人日立建機株式会社
代理人弁理士法人開知
主分類B60W 10/06 20060101AFI20250331BHJP(車両一般)
要約【課題】燃費の向上が可能な作業車両を提供する。
【解決手段】作業車両は、車体と、車体に取り付けられる作業装置と、車体に搭載されるエンジンと、エンジンの駆動力によって発電する第1発電機及び第2発電機と、第1発電機で発電された電力の供給を受けて車輪を駆動する駆動力を発生させる走行モータと、第2発電機で発電された電力の供給を受けて動作する少なくとも1つの電動補機と、第2発電機の発電電圧を予め定めた設定電圧に調整するために、第2発電機の励磁電流を制御する自動電圧調整装置と、エンジンの回転速度を制御する制御装置と、を備える。制御装置は、第2発電機の励磁電流を監視し、第2発電機の励磁電流に応じた指令速度を演算し、エンジンの回転速度が指令速度となるように、エンジンの回転速度を制御し、第2発電機の励磁電流が高くなるほどエンジンの回転速度を増加させる。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
車体と、
前記車体に取り付けられる作業装置と、
前記車体に搭載されるエンジンと、
前記エンジンの駆動力によって発電する第1発電機及び第2発電機と、
前記第1発電機で発電された電力の供給を受けて車輪を駆動する駆動力を発生させる走行モータと、
前記第2発電機で発電された電力の供給を受けて動作する少なくとも1つの電動補機と、
前記第2発電機の発電電圧を予め定めた設定電圧に調整するために、前記第2発電機の励磁電流を制御する自動電圧調整装置と、
前記エンジンの回転速度を制御する制御装置と、
を備える作業車両において、
前記制御装置は、
前記第2発電機の励磁電流を監視し、
前記第2発電機の励磁電流に応じた指令速度を演算し、
前記エンジンの回転速度が前記指令速度となるように、前記エンジンの回転速度を制御し、
前記第2発電機の励磁電流が高くなるほど前記エンジンの回転速度を増加させる
ことを特徴とする作業車両。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
請求項1に記載の作業車両において、
アクセル操作装置と、
前記アクセル操作装置の操作量を検出するアクセル操作量センサと、を備え、
前記制御装置は、
前記アクセル操作量センサの検出結果に基づいて、前記アクセル操作装置が操作されているか否かを判定し、
前記アクセル操作装置が操作されていない場合には、前記第2発電機の励磁電流に応じた指令速度を演算し、
前記アクセル操作装置が操作されている場合には、前記第2発電機の励磁電流にかかわらず、前記アクセル操作装置の操作に応じた指令速度を演算する、
ことを特徴とする作業車両。
【請求項3】
請求項1に記載の作業車両において、
前記制御装置は、
前記第2発電機の励磁電流と予め定めた電流閾値との差分である電流差分値を演算し、
演算された前記電流差分値に応じた前記指令速度を演算する
ことを特徴とする作業車両。
【請求項4】
請求項1に記載の作業車両において、
前記制御装置は、
前記第2発電機の励磁電流が予め定めた電流閾値を上回った場合、前記第2発電機の励磁電流が前記電流閾値を上回った状態が予め定めた設定時間を経過したか否かを判定し、
前記第2発電機の励磁電流が前記電流閾値を上回った状態が前記設定時間を経過していない場合には、前記エンジンの回転速度を増加させず、
前記第2発電機の励磁電流が前記電流閾値を上回った状態が前記設定時間を経過した場合には、前記エンジンの回転速度を増加させる、
ことを特徴とする作業車両。
【請求項5】
請求項4に記載の作業車両において、
前記制御装置は、前記第2発電機の励磁電流が前記電流閾値を下回った場合には、前記第2発電機の励磁電流が前記電流閾値を下回った状態の経過時間にかかわらず、前記エンジンの回転速度を直ちに減少させる、
ことを特徴とする作業車両。
【請求項6】
請求項1に記載の作業車両において、
前記第2発電機の温度を検出する温度センサを備え、
前記制御装置は、
前記第2発電機の励磁電流が予め定めた電流閾値を上回った場合、前記温度センサにより検出された前記第2発電機の温度が予め定めた温度閾値を上回ったか否かを判定し、
前記第2発電機の温度が前記温度閾値を上回っていない場合には、前記エンジンの回転速度を増加させず、
前記第2発電機の温度が前記温度閾値を上回った場合には、前記エンジンの回転速度を増加させる、
ことを特徴とする作業車両。
【請求項7】
請求項6に記載の作業車両において、
前記制御装置は、前記第2発電機の励磁電流が前記電流閾値を下回った場合には、前記第2発電機の温度にかかわらず、前記エンジンの回転速度を直ちに減少させる、
ことを特徴とする作業車両。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、作業車両に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
エンジンと、二次電池と、モータと、エンジンからの動力により発電する発電機と、発電機の発電電圧を調整するAVR(自動電圧調整装置)と、モータの駆動中にAVRの電圧設定値を加減することにより発電機と二次電池との負荷分担の調節可能な制御装置と、を備えたハイブリッドシステムが知られている(特許文献1参照)。特許文献1に記載の制御装置は、不要な燃料の消費を抑えるために、AVRの電圧設定値が予め定めた設定値以下となった場合に、エンジンの回転速度を定格回転速度からアイドル速度に切り替える。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2011-135686号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載されている制御では、エンジンの回転速度は、定格回転速度及びアイドル速度の2種類のいずれかに切り替えられるのみであるので、燃費低減の観点で改善の余地がある。
【0005】
本発明は、さらなる燃費の向上が可能な作業車両を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一態様による作業車両は、車体と、前記車体に取り付けられる作業装置と、前記車体に搭載されるエンジンと、前記エンジンの駆動力によって発電する第1発電機及び第2発電機と、前記第1発電機で発電された電力の供給を受けて車輪を駆動する駆動力を発生させる走行モータと、前記第2発電機で発電された電力の供給を受けて動作する少なくとも1つの電動補機と、前記第2発電機の発電電圧を予め定めた設定電圧に調整するために、前記第2発電機の励磁電流を制御する自動電圧調整装置と、前記エンジンの回転速度を制御する制御装置と、を備える。前記制御装置は、前記第2発電機の励磁電流を監視し、前記第2発電機の励磁電流に応じた指令速度を演算し、前記エンジンの回転速度が前記指令速度となるように、前記エンジンの回転速度を制御し、前記第2発電機の励磁電流が高くなるほど前記エンジンの回転速度を増加させる。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、さらなる燃費の向上が可能な作業車両を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、ダンプトラック100の外観を示す側面図である。
図2は、ダンプトラック100のシステム構成図である。
図3は、メインコントローラ120のハードウェア構成図である。
図4は、第1実施形態に係るメインコントローラ120の機能ブロック図である。
図5は、第1実施形態に係るメインコントローラ120により実行される処理の流れの一例を示すフローチャートである。
図6は、第1実施形態に係るアイドル速度テーブルを示す図である。
図7は、第2実施形態に係るメインコントローラ220の機能ブロック図である。
図8は、第2実施形態に係るメインコントローラ220により実行される処理の流れの一例を示すフローチャートである。
図9は、第3実施形態に係るメインコントローラ320の機能ブロック図である。
図10は、第3実施形態に係るメインコントローラ320により実行される処理の流れの一例を示すフローチャートである。
図11は、変形例1に係るアイドル速度テーブルを示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
図面を参照して、本発明の第1実施形態に係る作業車両について説明する。図1は本発明の第1実施形態に係る作業車両の一例であるダンプトラック100の外観を示す側面図である。以下の説明において断り書きのない場合は運転席の前方(同図中においては左方向)を車体101の前方とする。
【0010】
図1に示したダンプトラック100は鉱山等で稼働する大型のものであり、車体101、キャブ103、荷台104、前輪105及び後輪106を備えている。キャブ103は支持ベース102により支持され、車体101上における前側でかつ左側に位置している。キャブ103は、ダンプトラック100のオペレータが乗降する運転室を形成し、その内部には運転席、アクセル操作装置160(図2参照)、ブレーキ操作装置、操舵用のハンドル、荷台用の操作装置等が設けられている。
(【0011】以降は省略されています)

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