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公開番号2025055566
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-08
出願番号2023164923
出願日2023-09-27
発明の名称建設機械
出願人日立建機株式会社
代理人弁理士法人広和特許事務所
主分類E02F 9/12 20060101AFI20250401BHJP(水工;基礎;土砂の移送)
要約【課題】旋回軸受の監視を安定して行うことができる建設機械を提供する。
【解決手段】旋回軸受22の外輪25は、上部旋回体16側に取り付けられている。旋回軸受22の内輪23は、下部走行体2側に取り付けられている。外輪25には、外輪25の傾斜を検出する外輪側傾斜センサ41が取り付けられており、内輪23には、内輪23の傾斜を検出する内輪側傾斜センサ42が取り付けられている。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
下部走行体と、
前記下部走行体上に旋回可能に設けられた上部旋回体と、
前記上部旋回体の前部に設けられた作業装置と、
前記上部旋回体の後部に設けられたカウンタウエイトと、
前記下部走行体と前記上部旋回体との間に設けられた旋回軸受と、を備え、
前記旋回軸受は、
前記上部旋回体側に取り付けられ、外輪軌道を有する外輪と、
前記下部走行体側に取り付けられ、内輪軌道を有する内輪と、
前記外輪軌道と前記内輪軌道との間に転動可能に配置された複数の転動体と、
前記転動体を保持する保持器と、を備えた建設機械において、
前記外輪を含み前記外輪と一体に回転する部材である外輪側部材と前記内輪を含み前記内輪と一体に回転する部材である内輪側部材とに少なくとも1つずつ、または、前記外輪側部材に少なくとも2つ、それぞれの位置で傾斜を検出する傾斜検出装置が取り付けられている、ことを特徴とする建設機械。
続きを表示(約 570 文字)【請求項2】
前記各傾斜検出装置は、それぞれの位置で同一の基準に対する傾斜角度を検出する、ことを特徴とする請求項1に記載の建設機械。
【請求項3】
前記各傾斜検出装置が検出する傾斜角度の差に基づいて、前記旋回軸受の状態を判定する判定部を備える、ことを特徴とする請求項2に記載の建設機械。
【請求項4】
前記各傾斜検出装置のうちの1つは、前記外輪側部材における前記作業装置側に取り付けられ、
前記各傾斜検出装置のうちの別の1つは、前記内輪側部材における前記作業装置側に取り付けられる、ことを特徴とする請求項1に記載の建設機械。
【請求項5】
前記各傾斜検出装置のうちの1つは、前記外輪側部材における前記作業装置側に取り付けられ、
前記各傾斜検出装置のうちの別の1つは、前記外輪側部材における前記カウンタウエイト側に取り付けられる、ことを特徴とする請求項1に記載の建設機械。
【請求項6】
前記旋回軸受は、
上下に離間して配置された第1スラストころ軸受および第2スラストころ軸受と、
前記第1スラストころ軸受と前記第2スラストころ軸受との間に配置されたラジアルころ軸受と、により構成されている、ことを特徴とする請求項1に記載の建設機械。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、油圧ショベル等の建設機械に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
例えば、油圧ショベルに備えられる旋回軸受は、長期的な旋回動作に伴ってレース面(軌道面)に剥離(フレーキング)が発生すると、旋回時のがたつきとしてオペレータの操作に悪影響を与える可能性がある。また、旋回駆動装置等の他部品の故障を誘引する可能性もある。一方、旋回時のがたつきについては、旋回軸受の剥離によるものと断定できない場合がある。このため、剥離によるがたつきでない場合に、分解作業を行ってしまうと、この作業が無駄になる可能性がある。
【0003】
これに対して、特許文献1には、旋回軸受の剥離の状態を定期的に把握するために、変位センサを用いて旋回軸受の軸方向および半径方向のがたつき量を測定する技術が開示されている。特許文献1の技術によれば、旋回軸受の外輪または上部旋回体に、内輪の上端面または外径面に向けるよう渦電流式等の変位センサを取り付ける。そして、この変位センサにより内輪との距離を測定することにより、旋回軸受のがたつき量を検出する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
欧州特許出願公開1528356号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上述した従来技術は、グリースおよび土砂の影響を受けにくい渦電流式の非接触式変位センサが推奨とされている。しかし、変位センサと測定対象面との隙間にグリース中の鉄粉または土砂が入り込むと、測定精度の悪化、センサの破損、内輪外径面の摩耗等が引き起こされる。これにより、旋回軸受の測定(監視)を安定して行うことできなくなる可能性がある。
【0006】
本発明の目的は、旋回軸受の監視を安定して行うことができる建設機械を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、好ましくは、下部走行体と、前記下部走行体上に旋回可能に設けられた上部旋回体と、前記上部旋回体の前部に設けられた作業装置と、前記上部旋回体の後部に設けられたカウンタウエイトと、前記下部走行体と前記上部旋回体との間に設けられた旋回軸受と、を備え、前記旋回軸受は、前記上部旋回体側に取り付けられ、外輪軌道を有する外輪と、前記下部走行体側に取り付けられ、内輪軌道を有する内輪と、前記外輪軌道と前記内輪軌道との間に転動可能に配置された複数の転動体と、前記転動体を保持する保持器と、を備えた建設機械において、前記外輪を含み前記外輪と一体に回転する部材である外輪側部材と前記内輪を含み前記内輪と一体に回転する部材である内輪側部材とに少なくとも1つずつ、または、前記外輪側部材に少なくとも2つ、それぞれの位置で傾斜を検出する傾斜検出装置が取り付けられている。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、旋回軸受の監視を安定して行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
実施形態による油圧ショベルを示す一部破断の左側面図である。
第1の実施形態による旋回軸受、旋回フレーム、センタフレーム、傾斜検出装置等を示す断面図である。
図2中の左側部分を拡大して示す断面図である。
旋回軸受が傾斜した状態を誇張して示す図3と同様位置の断面図である。
旋回軸受を上側から見た平面図である。
旋回軸受の初期稼働時と交換必要時の外輪と内輪の角度差の時間変化の一例を示す特性線図である。
旋回軸受の監視を行う傾斜検出装置、最大角度差算出装置等を示すブロック図である。
図7中の最大角度差算出装置により行われる処理を示す流れ図である。
第1の変形例を示す図3と同様位置の断面図である。
第2の実施形態による旋回軸受、旋回フレームおよび傾斜検出装置を示す図2と同様位置の断面図である。
旋回軸受が傾斜した状態を誇張して示す図10と同様位置の断面図である。
旋回軸受を上側から見た平面図である。
第2の変形例を示す図10と同様位置の断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明の実施形態を、建設機械(作業機械)を代表する油圧ショベル、より具体的には、超大型の油圧ショベルに適用した場合を例に挙げ、添付図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、図8に示す流れ図の各ステップは、それぞれ「S」という表記を用いる(例えば、ステップ1=「S1」とする)。
(【0011】以降は省略されています)

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