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公開番号2025054858
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-08
出願番号2023164046
出願日2023-09-26
発明の名称建設機械
出願人日立建機株式会社
代理人弁理士法人第一テクニカル国際特許事務所
主分類E02F 9/00 20060101AFI20250331BHJP(水工;基礎;土砂の移送)
要約【課題】水素タンクが高温になった際に安全に車体外に水素を排出することができる建設機械を提供する。
【解決手段】油圧ショベル50は、旋回フレーム2Aの左・右方向一方側でかつ前後方向一方側に配設された運転室8と、旋回フレーム2A上に搭載された複数の搭載機器と、を有し、複数の搭載機器は、水素タンク70と、水素タンク70から供給される水素により発電を行う燃料電池60と、燃料電池60からの電力により駆動される電動モータ13と、電動モータ13により駆動される油圧ポンプ10と、を備え、水素タンク70から燃料電池60への水素の供給路に設けられ、所定温度にて溶解し開栓する溶栓弁109と、溶栓弁109に接続された水素排出配管111と、水素排出配管111に設けられた水素放出口114と、を有し、水素放出口114は、旋回フレーム2Aの左・右方向他方側でかつ前後方向他方側に配設されている。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
車体フレームと、
前記車体フレームの左・右方向一方側でかつ前後方向一方側に配設された運転席と、
前記車体フレーム上に搭載された複数の搭載機器と、
を有し、
前記複数の搭載機器は、
水素を貯蔵する水素タンクと、
前記水素タンクから供給される前記水素により発電を行う燃料電池と、
前記燃料電池から供給される電力により駆動される電動モータと、
前記電動モータにより駆動される油圧ポンプと、
を備える建設機械において、
前記水素タンクから前記燃料電池への前記水素の供給路に設けられ、所定温度にて溶解し開栓する溶栓弁と、
前記溶栓弁に接続された水素排出配管と、
前記水素排出配管に設けられた水素排出口と、
を有し、
前記水素排出口は、
前記車体フレームの左・右方向他方側でかつ前後方向他方側に配設されている
ことを特徴とする建設機械。
続きを表示(約 650 文字)【請求項2】
前記車体フレーム上の前記複数の搭載機器を覆う外装カバーをさらに有し、
前記水素排出口は、
前記外装カバーの上部に設けられている
ことを特徴とする請求項1記載の建設機械。
【請求項3】
前記水素排出口は、
水素の排出方向が略鉛直上向きとなるように設けられている
ことを特徴とする請求項1記載の建設機械。
【請求項4】
前記水素排出配管は、
起立姿勢及び倒れ姿勢の間で選択的に切り替え可能な可倒部を含む
ことを特徴とする請求項1記載の建設機械。
【請求項5】
前記水素排出配管の前記可倒部の、前記起立姿勢又は倒れ姿勢への切り替え動作をガイドする案内レールと、
前記可倒部の前記起立姿勢を維持するためのロック溝と、
を有することを特徴とする請求項4記載の建設機械。
【請求項6】
自走可能な下部走行体と、
前記下部走行体に対し旋回可能に設けられ、前記車体フレームとしての旋回フレームを下部に備えた上部旋回体と、
前記上部旋回体の後部に設けられたカウンタウェイトと、
を有し、
前記運転席は、
前記上部旋回体の左側かつ前方側に配設されており、
前記水素排出口は、
前記上部旋回体の右側かつ後方側であって、前記カウンタウェイトよりは前方側に配設されている
ことを特徴とする請求項1記載の建設機械。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、水素により発電を行う燃料電池を備えた建設機械に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1は、本体部と、本体部を走行する走行装置との間に設けられ、本体部を旋回する第1旋回部と、本体部に接続された作業装置と、第1旋回部とは異なる第2旋回部により旋回可能な収容部と、を備え、収容部は、水素を貯蔵する水素タンクと水素タンクから供給される水素により発電を行う燃料電池とを収容し、本体部には、作業装置を駆動する油圧装置が配置される建設機械を開示している。
通常、燃料電池用に水素タンクからの水素が使用される場合、水素タンクには高圧の水素が封入される。その際、火災や高温に晒されて水素タンクの温度が過度に上昇する可能性を想定して、所定温度にて溶解し開栓してタンク内の圧力を開放する、溶栓弁が設けられる場合がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-180565号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記溶栓弁が開栓した場合、車体内に水素が発生するため、建設機械の操作者(オペレータ)が大量の水素ガスに取り囲まれ、付近の酸素濃度が薄くなって酸欠状態に陥る可能性がある。また水素は可燃性であることから、万が一引火し火災が発生した場合であってもその火炎発生場所をなるべくオペレータから遠ざける必要がある。特許文献1においては、そのような点についての配慮が必ずしも十分ではなく、水素タンクが高温になった際に水素を安全に車体外に排出することができなかった。
【0005】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、水素タンクが高温になった際に安全に車体外に水素を排出することができる建設機械を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するために、本発明は、車体フレームと、前記車体フレームの左・右方向一方側でかつ前後方向一方側に配設された運転席と、前記車体フレーム上に搭載された複数の搭載機器と、を有し、前記複数の搭載機器は、水素を貯蔵する水素タンクと、前記水素タンクから供給される前記水素により発電を行う燃料電池と、前記燃料電池から供給される電力により駆動される電動モータと、前記電動モータにより駆動される油圧ポンプと、を備える建設機械において、前記水素タンクから前記燃料電池への前記水素の供給路に設けられ、所定温度にて溶解し開栓する溶栓弁と、前記溶栓弁に接続された水素排出配管と、前記水素排出配管に設けられた水素排出口と、を有し、前記水素排出口は、前記車体フレームの左・右方向他方側でかつ前後方向他方側に配設されていることを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、水素タンクが高温になった際に安全に車体外に水素を排出することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
建設機械の一例としての油圧ショベルの外観構造を表す左側面図である。
油圧ショベルの外観構造を表す左後方からの斜視図である。
油圧ショベルの駆動系を表す油圧回路図である。
旋回フレーム上の搭載機器の配置レイアウトの一例を表す、模式的透視平面図である。
水素システムの配置されている上部旋回体の右側後端部近傍の外観概略を表す模式斜視図である。
図5中のB-B矢視による模式断面図である。
水素排出配管を可倒式とする変形例における、水素排出配管の要部構造を表す模式斜視図である。
水素排出配管の可倒部の起立姿勢を表す模式斜視図である。
可倒部が倒れ姿勢のときの切替ガイド機構の詳細を表す要部拡大図である。
可倒部が起立姿勢のときの切替ガイド機構の詳細を表す要部拡大図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、図面に基づいて本発明の実施の形態について説明する。なお、以下の説明において、上下方向、前後方向、左右方向は、図1等の各図中に適宜示す矢印方向に対応している。
【0010】
図1及び図2に建設機械の一例としての油圧ショベル50の全体構成を示す。以下、本願明細書においては、油圧ショベルを例にとって説明する。
(【0011】以降は省略されています)

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