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公開番号2025044336
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-02
出願番号2023151850
出願日2023-09-20
発明の名称ダンプトラック
出願人日立建機株式会社
代理人弁理士法人広和特許事務所
主分類B60K 1/04 20190101AFI20250326BHJP(車両一般)
要約【課題】車体フレームに搭載されるコンバータを軽量化する。
【解決手段】ダンプトラック1は、前輪3および後輪4が取付けられる車体フレーム5と、車体フレーム5に搭載されたバッテリ24と、バッテリ24から電力が供給されることにより前輪3または後輪4を駆動する電動モータ23と、車体フレーム5に搭載され、バッテリ24から電動モータ23に供給される電力の電圧を変換するコンバータ29と、を備える。車体フレーム5を構成する右フレーム7の側面には、前輪3と後輪4との間に位置してコンバータフレーム36が取付けられ、コンバータ29は、コンバータフレーム36に支持される。この場合、コンバータ29は、コンバータフレーム36に支持された状態で車体フレーム5の側面に取付けられるので、コンバータ29自体の剛性を大きくする必要がなく、コンバータ29の軽量化を図ることができる。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
前輪および後輪が取付けられる車体フレームと、
前記車体フレームに搭載されたバッテリと、
前記バッテリから電力が供給されることにより前記前輪または前記後輪を駆動する電動モータと、
前記車体フレームに搭載され、前記電動モータに供給される電力を変換するコンバータと、を備えてなるダンプトラックにおいて、
前記車体フレームの側面には、前記前輪と前記後輪との間に位置してコンバータフレームが取付けられ、
前記コンバータは、前記コンバータフレームによって支持されることを特徴とするダンプトラック。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
前記コンバータフレームは、前記コンバータを取囲む枠状のフレーム本体と、前記フレーム本体を補強する補強部材とを含んで構成され、
前記補強部材は、前記フレーム本体のうち前記車体フレームの側面に取付けられる部位を除いた部位に着脱可能に取付けられていることを特徴とする請求項1に記載のダンプトラック。
【請求項3】
前記コンバータフレームの前記フレーム本体は、下枠部および上枠部と、前記下枠部と前記上枠部との間を連結する複数の脚部と、前記複数の脚部のうち最も前記車体フレーム側に配置された車体側脚部に固定され前記車体フレームに取付けられる車体フレーム取付部とを有し、
前記補強部材は、一端が前記車体フレーム取付部の近くで前記車体側脚部に固定されると共に他端が前記下枠部に固定される第1アームと、一端が前記車体フレーム取付部の近くで前記車体側脚部に固定されると共に他端が前記上枠部に固定される第2アームと、一端が前記下枠部に固定されると共に他端が前記上枠部に固定される第3アームとを有し、
前記第1アームと前記第2アームとの間隔は、前記車体側脚部から前記第3アームに向けて増大することを特徴とする請求項2に記載のダンプトラック。
【請求項4】
前記コンバータフレームと前記車体フレームとの間、および前記コンバータフレームと前記コンバータとの間には、それぞれ防振部材が設けられていることを特徴とする請求項1に記載のダンプトラック。
【請求項5】
前記コンバータフレームと前記車体フレームとの間に設けられた前記防振部材は、前記車体フレームに対する前記コンバータフレームの水平方向の振動を抑制し、
前記コンバータフレームと前記コンバータとの間に設けられた前記防振部材は、前記コンバータフレームに対する前記コンバータの上下方向の振動を抑制することを特徴とする請求項4に記載のダンプトラック。
【請求項6】
前記コンバータフレームには、前記前輪および前記後輪と対向する部位に泥除け部材が取付けられることを特徴とする請求項1に記載のダンプトラック。
【請求項7】
前記車体フレームは、左右方向の左側に配置され前後方向に延びる左フレームと、左右方向の右側に配置され前後方向に延びる右フレームとを有し、
前記コンバータフレームは、前記左フレームおよび前記右フレームのいずれか一方に取付けられ、
前記左フレームおよび前記右フレームの他方には、前記前輪と前記後輪との間に位置して作動油タンクが取付けられていることを特徴とする請求項1に記載のダンプトラック。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、例えば露天の採掘場、鉱山等で採掘した砕石物を運搬するのに好適に用いられるダンプトラックに関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
一般に、露天掘りの採掘場や鉱山等においては、油圧ショベルを用いて鉱物等の砕石物を掘削し、掘削した大量の砕石物をダンプトラックに積載して港等の荷下し場まで運搬する作業が行われる。ダンプトラックは、前輪および後輪が取付けられる車体と、車体の後側を支点として上下方向に回動可能に取付けられた荷台(ベッセル)とを含んで構成されている。
【0003】
ダンプトラックには、車輪を回転駆動する走行用の電動モータと、走行用の電動モータを駆動する電力を蓄えるバッテリと、走行用の電動モータに供給される電力を変換するコンバータとが搭載されている。ここで、従来技術では、コンバータの外殻を構成するキャビネットを、車体の側壁に吊り下げて取付ける構成が開示されている(特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
CN 212649358 U
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかし、特許文献1は、コンバータのキャビネットを車体の側壁に吊り下げる構成であるため、キャビネットを下側から支持する構成に比較して、キャビネットの剛性を大きくする必要がある。これにより、キャビネットを含むコンバータ全体の重量が増大してしまうという問題がある。さらに、ダンプトラックの走行時に路面の凹凸によって車輪から車体に荷重が作用した場合には、車体が捻じれるように変形し、この車体の変形によって車体の側壁に吊り下げられたキャビネットに荷重が作用する。このため、キャビネットの剛性をより大きくすることにより、コンバータ全体の重量がさらに増大するという問題がある。
【0006】
本発明は上述した従来技術の問題に鑑みなされたもので、本発明の目的は、車体フレームに搭載されるコンバータを軽量化できるように配置したダンプトラックを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、前輪および後輪が取付けられる車体フレームと、前記車体フレームに搭載されたバッテリと、前記バッテリから電力が供給されることにより前記前輪または前記後輪を駆動する電動モータと、前記車体フレームに搭載され、前記電動モータに供給される電力を変換するコンバータと、を備えてなるダンプトラックにおいて、前記車体フレームの側面には、前記前輪と前記後輪との間に位置してコンバータフレームが取付けられ、前記コンバータは、前記コンバータフレームによって支持されることを特徴としている。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、コンバータは、コンバータフレームに支持された状態で車体フレームの側面に取付けられるので、コンバータ自体の剛性を大きくする必要がなく、コンバータの軽量化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本発明の実施形態が適用されたダンプトラックを示す右側面図である。
車体フレームを単体で示す斜視図である。
車体フレームに搭載された電気機器を示す平面図である。
車体フレームに取付けられたコンバータフレーム、コンバータを示す斜視図である。
コンバータを単体で示す斜視図である。
コンバータフレームを単体で示す斜視図である。
図1中の車体フレーム、コンバータフレーム、コンバータを拡大して示す右側面図である。
図7中の車体フレーム、コンバータフレーム、コンバータを上方から見た平面図である。
車体フレーム、コンバータフレーム、コンバータを図8中の矢示IX-IX方向から見た断面図である。
コンバータフレームに泥除け部材を取付けた状態を示す図4と同様位置の斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明の実施形態によるダンプトラックについて、添付図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、実施形態では、ダンプトラックの走行方向を前後方向とし、走行方向と直交する方向を左右方向として説明する。
(【0011】以降は省略されています)

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