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公開番号2025010745
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-23
出願番号2023112907
出願日2023-07-10
発明の名称作業車両
出願人井関農機株式会社
代理人弁理士法人永井国際特許事務所
主分類E02F 9/16 20060101AFI20250116BHJP(水工;基礎;土砂の移送)
要約【課題】フロアの上側に大きな空間を形成して、作業車両の操縦時に作業者が感じる圧迫感を軽減した作業車両を提供する。
【解決手段】後輪(3)の上部をフェンダ(30)で覆い、操縦部(5)の操縦席(20)の右部と右側に位置するフェンダ(30)の間に、フロントローダ(10)を操作する操作レバー(42)を配置したサイドパネル(31)を設け、平面視において、フェンダ(30)の前部よりもサイドパネル(31)の前部を後側に配置した。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
機体フレーム(1)の前側にフロントローダ(10)を設け、該機体フレーム(1)の下側の前部に左右一対の前輪(2)と後部に左右一対の後輪(3)を設け、該機体フレーム(1)の上側の前部にエンジンを格納するボンネット(4)と後部に作業者が搭乗する操縦部(5)を設けた作業車両において、
前記後輪(3)の上部をフェンダ(30)で覆い、
前記操縦部(5)の操縦席(20)の右部と右側に位置するフェンダ(30)の間に、前記フロントローダ(10)を操作する操作レバー(42)を配置したサイドパネル(31)を設け、
平面視において、前記フェンダ(30)の前部よりもサイドパネル(31)の前部を後側に配置したことを特徴とする作業車両。
続きを表示(約 670 文字)【請求項2】
側面視において、前記サイドパネル(31)における前側部(31A)を後側部(31B)よりも低く形成した請求項1記載の作業車両。
【請求項3】
前記後輪(3)の回転速度を増減速する変速レバー(41)を、前記前側部(31A)の前後方向に延在するガイド溝(33)に挿通し、
前記操作レバー(42)を、前記後側部(31B)の前部(34)に挿通し、
平面視において、前記操作レバー(42)を変速レバー(41)よりも右側に配置した請求項1又は2記載の作業車両。
【請求項4】
正面視において、前記前部(34)の上面を右下がり傾斜に形成し、
側面視において、前記前部(34)の上面を前下がり傾斜に形成し、
前記操作レバー(42)を前部(34)の上面に対して垂直方向に延在した請求項3記載の作業車両。
【請求項5】
前記操作レバー(42)を前後方向に傾斜させるとフロントローダ(10)のバケット(11)が昇降し、
前記操作レバー(42)を左右方向に傾斜させるとバケット(11)の前部が上下方向に揺動する構成に形成した請求項4記載の作業車両。
【請求項6】
前記サイドパネル(31)の左壁に、前記操作レバー(42)の操作を規制するロック機構を設けた請求項5記載の作業車両。
【請求項7】
前記サイドパネル(31)における前部(34)よりも後側に作業者が肘を載せる肘掛け部(36)を形成した請求項6記載の作業車両。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、フロントローダを備えた作業車両に関するものである。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
従来、操縦部のフロアの右部に作業車両の走行速度を増減速させるアクセルペダルを設け、操縦席の右部と後輪を覆うフェンダの間にフロントローダの昇降等を操作する操作レバーを配置したサイドパネルを設ける技術が知られている。(特許文献1)
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2014―166815号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、サイドパネルの前部がフェンダの前部よりも前側に延出して、フロアの上側に形成された空間に延出しているので、作業者が圧迫感を感じ、また、アクセルペダルの踏込みを行う場合に、作業者の足とサイドパネルの前部が接触する恐れがあった。
【0005】
そこで、本発明は、フロアの上側に大きな空間を形成して、作業車両の操縦時に作業者が感じる圧迫感を軽減した作業車両を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決した本発明は次のとおりである。
すなわち、請求項1記載の発明は、機体フレーム(1)の前側にフロントローダ(10)を設け、該機体フレーム(1)の下側の前部に左右一対の前輪(2)と後部に左右一対の後輪(3)を設け、該機体フレーム(1)の上側の前部にエンジンを格納するボンネット(4)と後部に作業者が搭乗する操縦部(5)を設けた作業車両において、
前記後輪(3)の上部をフェンダ(30)で覆い、前記操縦部(5)の操縦席(20)の右部と右側に位置するフェンダ(30)の間に、前記フロントローダ(10)を操作する操作レバー(42)を配置したサイドパネル(31)を設け、平面視において、前記フェンダ(30)の前部よりもサイドパネル(31)の前部を後側に配置したことを特徴とする作業車両である。
【0007】
請求項2記載の発明は、側面視において、前記サイドパネル(31)における前側部(31A)を後側部(31B)よりも低く形成した請求項1記載の作業車両である。
【0008】
請求項3記載の発明は、前記後輪(3)の回転速度を増減速する変速レバー(41)を、前記前側部(31A)の前後方向に延在するガイド溝(33)に挿通し、前記操作レバー(42)を、前記後側部(31B)の前部(34)に挿通し、平面視において、前記操作レバー(42)を変速レバー(41)よりも右側に配置した請求項1又は2記載の作業車両である。
【0009】
請求項4記載の発明は、正面視において、前記前部(34)の上面を右下がり傾斜に形成し、側面視において、前記前部(34)の上面を前下がり傾斜に形成し、前記操作レバー(42)を前部(34)の上面に対して垂直方向に延在した請求項3記載の作業車両
である。
【0010】
請求項5記載の発明は、前記操作レバー(42)を前後方向に傾斜させるとフロントローダ(10)のバケット(11)が昇降し、前記操作レバー(42)を左右方向に傾斜させるとバケット(11)の前部が上下方向に揺動する構成に形成した請求項4記載の作業車両。
(【0011】以降は省略されています)

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