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公開番号
2025021041
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-02-13
出願番号
2023124737
出願日
2023-07-31
発明の名称
斜樋管保護部材
出願人
大和クレス株式会社
代理人
個人
主分類
E02B
5/02 20060101AFI20250205BHJP(水工;基礎;土砂の移送)
要約
【課題】 斜樋管をコンクリート等で被って保護することを容易ならしめる手段を提供する。
【解決手段】堤体に配設される斜樋管を収容するための、所定方向に延びる中空の斜樋管保護部材であって、該所定方向に延び斜樋管を収容する内部空間と、該斜樋管保護部材の外部から該内部空間へ生コンクリート又は生モルタルを注入可能な連通口と、を備えてなる、斜樋管保護部材である。
【選択図】 図12
特許請求の範囲
【請求項1】
堤体に配設される斜樋管を収容するための、所定方向に延びる中空の斜樋管保護部材であって、
該所定方向に延び斜樋管を収容する内部空間と、
該斜樋管保護部材の外部から該内部空間へ生コンクリート又は生モルタルを注入可能な連通口と、を備えてなる、斜樋管保護部材。
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【請求項2】
前記所定方向に対し垂直な仮想平面による断面において2以上に分割された部分が組み合わされてなるものである、請求項1に記載の斜樋管保護部材。
【請求項3】
前記2以上に分割された部分の少なくとも1が、前記所定方向に沿って分割されているものである、請求項2に記載の斜樋管保護部材。
【請求項4】
前記2以上に分割された部分の一部を取り外すと、前記所定方向に沿った開口が形成されるものである、請求項2に記載の斜樋管保護部材。
【請求項5】
前記2以上に分割された部分が2の部分である、請求項2に記載の斜樋管保護部材。
【請求項6】
前記2の部分が、前記内部空間の下面を規定する上面を有する下方部分と、下方部分の上方に配置される上方部分と、を含んでなる、請求項5に記載の斜樋管保護部材。
【請求項7】
下方部分は、平板状の底板部と、底板部の縁から立ち上がるように前記所定方向に略平行な壁状に形成された一対の立ち上がり部と、を含んでなり、
上方部分は、該一対の立ち上がり部の上縁又は上面に当接するものである、請求項6に記載の斜樋管保護部材。
【請求項8】
前記2以上に分割された部分同士を連結する連結部材を取り付けるための連結部材取付部を前記2以上に分割された部分が有するものである、請求項2に記載の斜樋管保護部材。
【請求項9】
斜樋管の移動を制限するための斜樋管移動制限手段又は斜樋管移動制限手段を取り付けるための斜樋管移動制限手段取付部を有するものである、請求項1に記載の斜樋管保護部材。
【請求項10】
前記連通口の内部に配設された鉄筋又は金網を有するものである、請求項1に記載の斜樋管保護部材。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、斜樋管を保護する斜樋管保護部材に関し、より詳細には、ため池、調整池、貯水池、ダム、河川、海等に設けられる堤体に配設される斜樋管を収容して保護する斜樋管保護部材に関する。
続きを表示(約 2,800 文字)
【背景技術】
【0002】
ため池、調整池、貯水池、ダム、河川、海等の堤体の法面に配設され、水を取り入れる斜樋管は、これまで多用されてきた(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1は、「貯水池、調整池等の溜池に設けられる斜樋管を備えた取水設備における樋管構造」(特許文献1、段落番号0001)に関し、「池堤等に埋設された放水管の周壁部に斜樋管が接続される取水設備において、上記放水管の入口部に底樋管が接続され、上記斜樋管は上段側の斜樋管と下段側の斜樋管とに分割されて、上部に取水管及びゲートを備えた下段側の斜樋管が上記底樋管の周壁部に接続され、さらに、この底樋管の周壁部に、取付管を介して溜池栓が設けられ、かつ据付脚が固着されていて、上記底樋管の上記放水管の接続部と反対側の管端に底樋ゲート及びその開閉装置が一体的に取付けられているもの」(特許文献1、段落番号0002)が従来から知られていることを記載している。
【0003】
かかる斜樋管は、「取水口ゲート9,10,14及び溜池栓23のところまでコンクリートにより埋めら」(特許文献1、段落番号0019)れて被われることで保護されているが、この斜樋管をコンクリートで被うには、斜樋管が配設される現場において型枠を組み立てた後、該組み立てた型枠の内部に生コンクリートを打設し、該打設した生コンクリートが硬化した後に型枠を解体していた。
【0004】
また、本出願人は、施工が簡単に精度良くなされ施工コストの低減が可能である堤防斜面の斜樋付き階段について特許出願をなし(特許文献2)、堤体底部に埋設され堤体を横断する底樋管などの管路構造について特許出願をなし(特許文献3)、そして底樋管が貫通した状態でつば状に配設されるブロックについて特許出願をなしている(特許文献4)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
実用新案登録第3092641号公報
特開平10-159056号公報
特開2020-180677号公報
特開2023-37372号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
上述のように、斜樋管が配設される現場において型枠を組み立てた後、該組み立てた型枠の内部に生コンクリート又は生モルタル(以下「生コンクリート等」ということがある。)を打設し、該打設した生コンクリート等が硬化した後に型枠を解体することで斜樋管をコンクリート又はモルタル(以下「コンクリート等」ということがある。)で被って保護する工事は、煩雑であり、工事のコストや期間を増加させるものであった。
そこで、本発明では、斜樋管をコンクリート等で被って保護することを容易ならしめる手段を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明者らは、所定の斜樋管保護部材を用いることで、斜樋管をコンクリート等で被って保護するための工事を容易ならしめることができることを見いだし、本発明を完成するに至った。
即ち、本発明の斜樋管保護部材(以下「本保護部材」という。)は、堤体に配設される斜樋管を収容するための、所定方向に延びる中空の斜樋管保護部材であって、該所定方向に延び斜樋管を収容する内部空間と、該斜樋管保護部材の外部から該内部空間へ生コンクリート又は生モルタルを注入可能な連通口と、を備えてなる、斜樋管保護部材である。
本保護部材は、所定方向に延びる中空の部材であり、堤体に配設される斜樋管を収容するための部材である。
本保護部材は、大まかには、内部空間と連通口とを備えてなる。
所定方向に延びる中空の部材である本保護部材は、該所定方向に延びる内部空間を備え、該内部空間に斜樋管が収容される。
そして、本保護部材は連通口を備え、連通口を経て本保護部材外部から該内部空間へ生コンクリート又は生モルタルを注入できる。
このため、該所定方向に延びる該内部空間に斜樋管を収容した後、本保護部材の外部から該内部空間へ連通口から生コンクリート等を注入し、該生コンクリート等を硬化させることで、斜樋管をコンクリート等で被って保護することができる。このように本保護部材を用いることで、斜樋管が配設される現場において斜樋管に沿った型枠の組立及び解体の作業を要することなく、斜樋管をコンクリート等で被って保護できる。
【0008】
本保護部材においては、前記所定方向に対し垂直な仮想平面による断面において2以上に分割された部分が組み合わされてなるもの(以下「組みあわせ本保護部材」という。)であってもよい。
このように本保護部材が、前記所定方向(本保護部材及び内部空間が延びる方向)に対し垂直な仮想平面による断面において2以上に分割された部分が組み合わされて構成される。このため2以上に分割された部分それぞれは、それが構成する本保護部材よりも軽量で小型であるため、本保護部材の搬送や本保護部材を用いた工事等を容易ならしめる。また、該2以上に分割された部分同士の間に前記内部空間が形成されるものであれば、前記内部空間に本保護部材を容易に配置できる(該断面において分割されていない本保護部材であれば、その本保護部材の一端から斜樋管を挿入するといった作業を要するが、このように2以上に分割された部分とされていれば、2以上に分割された部分を斜樋管の周囲から配置することもできる。)。
【0009】
組みあわせ本保護部材においては、前記2以上に分割された部分の少なくとも1が、前記所定方向に沿って分割されているもの(以下「分割組みあわせ本保護部材」という。)であってもよい。
こうすることで、前記仮想平面による断面において2以上に分割された部分の少なくとも1が、前記所定方向に沿って分割されている。該少なくとも1が所定方向に沿って分割されたものは、該少なくとも1全体よりも軽量で小型であるので、本保護部材の搬送や本保護部材を用いた工事等を容易ならしめる。該少なくとも1は、前記仮想平面による断面において2以上に分割された部分の2以上であってもよく、さらに該2以上に分割された部分の全部でもよい。
【0010】
分割組みあわせ本保護部材においては、前記2以上に分割された部分の一部を取り外すと、前記所定方向に沿った開口が形成されるものであってもよい。
このように前記2以上に分割された部分の一部を取り外すことで、前記所定方向に沿った開口が形成されることから、前記所定方向に沿った開口を用いて前記内部空間に斜樋管を収容することができる。
(【0011】以降は省略されています)
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