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公開番号
2025019526
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-02-07
出願番号
2023123176
出願日
2023-07-28
発明の名称
ハイブリッドケーソンの底版部構造
出願人
西武ポリマ化成株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
E02D
23/00 20060101AFI20250131BHJP(水工;基礎;土砂の移送)
要約
【課題】必要な摩擦増大機能を満足しコンクリートの被覆厚さを確保することができるゴムマットを用いたハイブリッドケーソンの底版部構造を提供する。
【解決手段】ハイブリッドケーソンの底版部構造10は、鋼殻12と、鋼殻12を被覆する鉄筋コンクリート13と、で構成され捨石マウンド上に設置する底版部構造10で、鋼殻12を支持する鋼殻支持部材14を介して荷重を支持する複数の底部板部材16下面に設けられ捨石マウンドとの摩擦を増大し荷重による縮み量を抑えて鋼殻12との間に鉄筋コンクリート13による被覆厚さBを確保するゴムマット15を備え、ゴムマット15には、鋼殻支持部材14、1個あたりに加わる支持荷重に対して許容される縮み量の分だけゴムマット15の厚さTより低い縮み規制部材17が埋設される。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
鋼殻と、前記鋼殻を被覆する鉄筋コンクリートと、で構成されるハイブリッドケーソンを捨石マウンド上に設置するハイブリッドケーソンの底版部構造であって、
前記鋼殻の底面を支持する複数の鋼殻支持部材を介して前記鋼殻の荷重を支持する複数の底部板部材と、
前記底部板部材の下面に設けられ前記捨石マウンドとの摩擦を増大し前記鋼殻の荷重による縮み量を抑えて前記鋼殻の底面との間に前記鉄筋コンクリートによる被覆厚さを確保するゴムマットと、を備え、
前記鋼殻支持部材の下方の前記底部板部材の下面の前記ゴムマットには、前記鋼殻支持部材1個あたりに加わる支持荷重に対して許容される縮み量の分だけ前記ゴムマットの厚さより低い縮み規制部材が埋設されて構成される、
ことを特徴とするハイブリッドケーソンの底版部構造。
続きを表示(約 330 文字)
【請求項2】
前記縮み規制部材は、前記ゴムマットに複数個埋設されて縮み量を均一化可能に構成される、
ことを特徴とする請求項1に記載のハイブリッドケーソンの底版部構造。
【請求項3】
前記底部板部材と前記ゴムマットとが一体に固定され、前記鋼殻支持部材に取り付けられて構成される、
ことを特徴とする請求項1に記載のハイブリッドケーソンの底版部構造。
【請求項4】
前記底部板部材が配置される以外の前記鋼殻の底面の下方には、収容・起立可能なアンカー部材を備えた摩擦増大用のゴムマットが設けられて構成される、
ことを特徴とする請求項1~3のいずれか1項に記載のハイブリッドケーソンの底版部構造。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、ハイブリッドケーソンの底版部構造に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
防波堤、岸壁、護岸などの堤体の構築に用いられるハイブリッドケーソンは、鋼殻を鉄筋コンクリートで被覆したものが主流であり、海底地盤に石等で構築された捨石マウンド上に設置される。
ハイブリッドケーソンの底版部構造は、鋼殻の荷重を支持し底版部の鉄筋コンクリートの被覆厚さ(かぶり)を確保すること、および捨石マウンドとハイブリッドケーソンの間に滑動に対して安定性を高めるための摩擦力を確保することが必要とされる。このためハイブリッドケーソンの底版部構造として、摩擦増大用のマットをハイブリッドケーソンの底面に介在させることが行われている。
【0003】
摩擦増大用のマットとしては、例えば特許文献1に開示されたアスファルトマットや特許文献2に開示されたゴムマットがある。ハイブリッドケーソン用のアスファルトマットやゴムマットは、ハイブリッドケーソンの製作ヤード定盤上に構築され、ハイブリッドケーソンの鋼殻荷重を支持するために帯板を曲げ加工した支持金具をアスファルトマット内に埋設して鋼殻の荷重を支持し、ゴムマットでは、加わる支持荷重に対して許容できる沈下量に抑える厚さと大きさとすることで、ハイブリッドケーソンの底版部の鉄筋コンクリートのかぶりを確保するようにしている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2002-146748号公報
特開2018-059361号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1に開示されたアスファルトマットに支持金具を埋設して鋼殻の荷重を支持する底版部構造では、鋼殻の荷重を支持可能となる複数の支持金具を埋設しなければならず、施工工程が増大するとともに工費も増加するという問題がある。
また、特許文献2に開示されたゴムマットを用いる場合には、鋼殻の荷重に対しゴムマットの沈下量が大きくなってかぶり不足が生じ、沈下量の小さい硬いゴムマットでは、必要な摩擦増大がはかれないという問題がある。
【0006】
本発明は、上記従来技術の問題点に鑑みてなされたもので、必要な摩擦増大機能を満足しコンクリートの被覆厚さを確保することができるゴムマットを用いたハイブリッドケーソンの底版部構造を提供することを目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するため、本発明にかかるハイブリッドケーソンの底版部構造は、
鋼殻と、前記鋼殻を被覆する鉄筋コンクリートと、で構成されるハイブリッドケーソンを捨石マウンド上に設置するハイブリッドケーソンの底版部構造であって、
前記鋼殻の底面を支持する複数の鋼殻支持部材を介して前記鋼殻の荷重を支持する複数の底部板部材と、
前記底部板部材の下面に設けられ前記捨石マウンドとの摩擦を増大し前記鋼殻の荷重による縮み量を抑えて前記鋼殻の底面との間に前記鉄筋コンクリートによる被覆厚さを確保するゴムマットと、を備え、
前記鋼殻支持部材の下方の前記底部板部材の下面の前記ゴムマットには、前記鋼殻支持部材1個あたりに加わる支持荷重に対して許容される縮み量の分だけ前記ゴムマットの厚さより低い縮み規制部材が埋設されて構成される、
ことを特徴とする。
【0008】
前記縮み規制部材は、前記ゴムマットに複数個埋設されて縮み量を均一化可能に構成される、ことが好ましい。
【0009】
前記底部板部材と前記ゴムマットとが一体に固定され、前記鋼殻支持部材に取り付けられて構成される、ことが好ましい。
【0010】
前記底部板部材が配置される以外の前記鋼殻の底面の下方には、収容・起立可能なアンカー部材を備えた摩擦増大用のゴムマットが設けられて構成される、ことが好ましい。
ここでいう、ゴムマットには、ゴムマット部分を含む。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)
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