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公開番号
2025030889
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-03-07
出願番号
2023136572
出願日
2023-08-24
発明の名称
杭抜き方法
出願人
株式会社CSPホールディングス
代理人
個人
,
個人
主分類
E02D
9/02 20060101AFI20250228BHJP(水工;基礎;土砂の移送)
要約
【課題】杭を真っすぐ引き抜くことができる杭抜き装置を提供すること。
【解決手段】杭抜き装置10は、地面に設置される板状の台座30と、杭100に形成された凹凸102に対して上下方向に係合可能な係合部40と、台座30の上に固定され、係合部40によって杭100を係合させて杭100を地中から押し上げるジャッキ20と、台座30及び係合部40にそれぞれ形成されるスリット31,41であって、ジャッキ20を杭100に対して水平方向に近づける側へスライド移動させることが可能となるように、杭100が入り込むスリット31,41と、を備える。
【選択図】 図1
特許請求の範囲
【請求項1】
杭を地中から引き抜くための杭抜き装置であって、
地面に設置される板状の台座と、
前記杭の被係合部に対して上下方向に係合可能な係合部と、
前記台座の上に固定され、前記係合部によって前記杭を係合させて前記杭を地中から押し上げるジャッキと、
前記台座及び前記係合部にそれぞれ形成され、前記ジャッキを前記杭に対して水平方向に近づける側へスライド移動させることが可能となるように、前記杭が入り込むスリットと、を備える杭抜き装置。
続きを表示(約 780 文字)
【請求項2】
前記台座の前記スリットは、水平方向において前記ジャッキの基盤に向かって凹むように形成され、前記杭を前記ジャッキの基盤の近くに案内するスリットであり、
前記係合部の前記スリットは、前記ジャッキの荷受部から突出する先端部に形成され、前記台座に形成される前記スリットと同じ方向に凹むスリットであり、
前記係合部の前記スリットに前記杭が案内されることによって複数に分かれた前記先端部の間に前記杭が挟まれるように配置される、請求項1に記載の杭抜き装置。
【請求項3】
平面視において、前記台座の前記スリットの奥側端部と、前記係合部の前記スリットの奥側端部とが同じ位置となっている、請求項2に記載の杭抜き装置。
【請求項4】
前記台座の前記スリットにおいて、その開口部からの奥行寸法は、前記杭の直径よりも大きい、請求項1~3のうちいずれか1項に記載の杭抜き装置。
【請求項5】
前記台座に対して立設し、前記台座の前記スリットの少なくとも一部を囲むガイド壁を備える、請求項1~3のうちいずれか1項に記載の杭抜き装置。
【請求項6】
前記ジャッキは、ひし形のアームを有し、アームの中心に配置されたねじ棒を回転させることにより高さが変わるパンタグラフジャッキであり、
平面視において、前記アームが延びる第1方向に対して直交する第2方向に、前記台座及び前記係合部の前記スリットがそれぞれ延びており、
前記アームが取り付けられる前記ジャッキの基盤は、前記第1方向における両側に、前記第2方向にその幅が広がる幅広部をそれぞれ有し、
平面視においてそれらの前記幅広部の間に至るまで前記台座の前記スリットが延びている、請求項1~3のうちいずれか1項に記載の杭抜き装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、杭抜き装置に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、地中に埋め込まれた杭に単管クランプや専用の金具を取り付け、それをジャッキと係合させ、ジャッキを操作することにより、杭を曲げずに地中から引き抜いていた。このような杭抜き装置は、例えば、非特許文献1に示すカタログの20ページに記載されている。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0003】
“くい丸(登録商標)のカタログ”、[online]、[令和5年7月13日検索]、インターネット<URL:https://www.kuimaru.com/pages/catalog.php>
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、ジャッキなどの杭抜き装置の設置面が柔らかい地面である場合、杭を引き抜く際、反作用により杭抜き装置の一部が地面に埋まり、杭に対して杭抜き装置が傾くことがあった。この場合、引き抜きにくくなり、また、場合によっては杭が曲がってしまう可能性もあった。
【0005】
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、杭を真っすぐ引き抜くことができる杭抜き装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するための手段は、杭を地中から引き抜くための杭抜き装置であって、地面に設置される板状の台座と、前記杭の被係合部に対して上下方向に係合可能な係合部と、前記台座の上に固定され、前記係合部によって前記杭を係合させて前記杭を地中から押し上げるジャッキと、前記台座及び前記係合部にそれぞれ形成され、前記ジャッキを前記杭に対して水平方向に近づける側へスライド移動させることが可能となるように、前記杭が入り込むスリットと、を備えることを要旨とする。
【0007】
ジャッキは、板状の台座の上に固定されており、台座は、ジャッキに比較して広い範囲で地面と面接触するため、杭を地中から押し上げる際、地面に埋まることなく、安定して杭を引き抜くことができる。
【0008】
ところで、ジャッキと杭との位置が離れてしまうと、杭と係合する係合部に力がかかり、しなって杭に力を伝達しにくくなったり、係合部が曲がってしまったりする場合がある。また、杭がジャッキに対して傾いた場合も、係合部から杭に対して力を伝達しにくくなり、杭が曲がってしまう場合がある。
【0009】
そこで、台座及び係合部に、杭をジャッキの近くに案内することができるように、スリットをそれぞれ形成した。これにより、ジャッキの近くに杭を配置して、係合部から杭に対して力を伝達しやすくなる。係合部にもスリットを形成しているため、杭の上下で位置決めすることができ、杭がジャッキに対して傾くことを抑制することができる。また、水平方向にスライド移動させることが可能なスリットであるため、杭の長さに関わらず、杭をジャッキの近くに案内しやすくなっている。
【図面の簡単な説明】
【0010】
杭抜き装置の斜視図。
杭抜き装置の正面図。
杭抜き装置の平面図。
ジャッキが上下方向に延びたときにおける杭抜き装置の正面図。
台座の平面図。
杭が配置されたときの係合部の平面図。
(a)は、初期状態における杭抜き装置の側面図、(b)は、杭がスリットに案内されたときにおける杭抜き装置の側面図、(c)は、杭を押し上げる際の杭抜き装置の側面図。
変形における杭の側面図。
変形例における台座の平面図。
変形例における台座の斜視図。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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