TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2025034429
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-03-13
出願番号2023140806
出願日2023-08-31
発明の名称建物の支持機構
出願人大和ハウス工業株式会社
代理人個人,個人
主分類E02D 27/01 20060101AFI20250306BHJP(水工;基礎;土砂の移送)
要約【課題】 建物の支持機構として、基礎の立ち上がり部を省略しつつ、建物の柱等を適切に支えることが可能な構造を提供する。
【解決手段】 本発明の一つの実施形態に係る建物の支持機構10は、所定方向に延出するコンクリート製の地中梁22を有するべた基礎20と、地中梁22の上方に配置されており所定方向に延出する鋼製梁30と、下端部が地中梁22に埋設され、且つ地中梁22の上面から上方に突出しており、上端部にて鋼製梁30を下方から支える綴材40と、を備える。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
所定方向に延出するコンクリート製の地中梁を有する基礎と、
前記地中梁の上方に配置され、前記所定方向に延出する金属梁と、
下端部が前記地中梁に埋設され、且つ前記地中梁の上面から上方に突出しており、上端部にて前記金属梁を下方から支える支持体と、
を備える建物の支持機構。
続きを表示(約 880 文字)【請求項2】
前記支持体は、前記所定方向において複数の箇所に配置されている、請求項1に記載の建物の支持機構。
【請求項3】
前記金属梁の上面に建物の柱が載置されており、
前記支持体は、前記所定方向において、前記金属梁の端部を支持する位置に配置されている、請求項2に記載の建物の支持機構。
【請求項4】
前記所定方向において、前記柱が前記金属梁に載置されている範囲に、前記支持体が配置されている、請求項3に記載の建物の支持機構。
【請求項5】
前記地中梁は、前記基礎における前記地中梁以外の部分よりも下側に突出しており、
前記地中梁のうち、前記支持体の下端部が埋設された部分よりも下方に位置する部分には、スペーサが埋設されており、
前記支持体は、前記スペーサの上面に載置されて前記スペーサに固定されている、請求項1に記載の建物の支持機構。
【請求項6】
前記地中梁の下端部には、モルタルによって構成された固定部が設けられ、
前記スペーサは、前記固定部に載った状態で前記地中梁内に埋設されている、請求項5に記載の支持機構。
【請求項7】
前記支持体が金属によって構成されている、請求項1に記載の建物の支持機構。
【請求項8】
前記支持体は、前記支持体の上端部をなす上側板部と、前記支持体の下端部をなす下側板部と、前記上側板部と前記下側板部とに挟まれており前記所定方向に沿った連結板部と、を有する、請求項7に記載の建物の支持機構。
【請求項9】
前記支持体は、前記上側板部と前記下側板部とに挟まれており前記連結板部と交差する補強板部をさらに有する、請求項8に記載の建物の支持機構。
【請求項10】
前記基礎は、べた基礎であり、前記べた基礎の外周部を構成する外周基礎と、前記べた基礎において前記外周基礎の内側に位置し、前記地中梁にて仕切られた基礎スラブと、を有する、請求項1に記載の建物の支持機構。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、建物の支持機構に係り、特に、基礎を有し、建物の柱等を適切に支えることが可能な支持機構に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
建物の基礎、特にべた基礎の中には、基礎スラブと立ち上がり部を有するものが存在する。立ち上がり部は、べた基礎において、周囲よりも厚み(梁せい)が大きい部分であり、建物の柱等を支える用途で利用される。
【0003】
上記のべた基礎を構築するには、例えば、基礎スラブ用のコンクリートを打設し、そのコンクリートが硬化した後、その上に立ち上がり部用の型枠を組み立て、型枠内に立上がり部用のコンクリートを打設する。しかし、この方法では、コンクリートの打設を2回に分けて行うため、基礎スラブと立ち上がり部との間に継ぎ目が生じ、継ぎ目における強度の確保が困難となる。
【0004】
また、べた基礎を構築する他の工法としては、基礎スラブ用の型枠と、立ち上がり部用の型枠とを同時期に組み立てて、基礎スラブ用のコンクリートと、立ち上がり部用のコンクリートとを一度に打設する方法がある(例えば、特許文献1参照)。この工法によれば、基礎スラブと立ち上がり部とを同時に構築するため、基礎スラブと立ち上がり部との間における継ぎ目の発生を回避することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2003-096792号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
基礎スラブと立ち上がり部とを同時に構築する場合には、立ち上がり部用の型枠を、基礎スラブ用の型枠よりも上方に配置する必要がある。そのため、立ち上がり部用の型枠の下に高さ調整用の器具(スペーサ)を配置することになる。この場合、スペーサに対して型枠を正しい位置に載せなければ、後の施工の品質(例えば、型枠に取り付けられるアンカーの位置の精度)に影響が及び得るため、スペーサ及び型枠の設置作業には技量を要する。また、諸処の目的で梁せいを高くするために、より高い立ち上がり部を構築する場合には、スペーサの高さが高くなるため、スペーサ及び型枠の設置作業がより難しくなる。
【0007】
以上の事情から、建物の支持機構として、基礎の立ち上がり部に代わる構成を有するものが求められるが、そのような構造においても、基礎の立ち上がり部と同様に、建物の柱等を適切に支える必要がある。
【0008】
そこで、本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、建物の支持機構として、基礎の立ち上がり部を省略しつつ、建物の柱等を適切に支えることが可能な支持機構を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記の課題は、本発明の建物の支持機構によれば、所定方向に延出するコンクリート製の地中梁を有する基礎と、地中梁の上方に配置され、所定方向に延出する金属梁と、下端部が地中梁に埋設され、且つ地中梁の上面から上方に突出しており、上端部にて金属梁を下方から支える支持体と、を備えることにより解決される。
【0010】
上記のように構成された本発明の建物の支持機構は、コンクリート製の立ち上がり部の代わりに、地中梁の上方に配置された金属梁と、金属梁を支える支持体とを有する。これにより、立ち上がり部を省略しつつ、地中梁、金属梁及び支持体によって、建物の柱等を適切に支持することができる。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する
Flag Counter

関連特許

株式会社高橋監理
不同沈下修正機
20日前
株式会社エスイー
防災構造物
1日前
個人
潜水式土運船と土砂降ろし方法
20日前
ヨシモトポール株式会社
鋼管杭
今日
住友建機株式会社
作業機械
今日
カナデビア株式会社
サクション基礎
20日前
大和ハウス工業株式会社
建物
今日
株式会社大林組
建築物の基礎構造及び方法
6日前
株式会社遠藤工業
地中障害物撤去方法
今日
住友重機械工業株式会社
ショベル
今日
住友重機械工業株式会社
作業機械
今日
住友重機械工業株式会社
ショベル
今日
株式会社オーイケ
擁壁および基礎ブロック
20日前
埼玉八栄工業株式会社
地盤撹拌装置
13日前
株式会社竹内製作所
作業用車両
10日前
株式会社竹内製作所
作業用車両
10日前
株式会社竹内製作所
作業用車両
6日前
大和ハウス工業株式会社
建物の支持機構
今日
株式会社加藤建設
固化材の吐出方法
1日前
鹿島建設株式会社
排水構造体
今日
株式会社CSPホールディングス
杭抜き方法
6日前
株式会社本久
砂防ソイルセメント材の品質管理方法
10日前
ジャパンパイル株式会社
中空既製杭の吊り下げ装置
1日前
日立建機株式会社
作業機械
今日
日立建機株式会社
作業機械
6日前
日立建機株式会社
建設機械
6日前
日立建機株式会社
建設機械
6日前
日立建機株式会社
作業機械
6日前
株式会社みどり工学研究所
上下動抑制埋設支柱及び埋設工法
6日前
アロン化成株式会社
排水設備用蓋
20日前
清水建設株式会社
山留め工法及び山留め構造
6日前
株式会社ササキコーポレーション
除去作業機
7日前
株式会社ササキコーポレーション
除去作業機
7日前
株式会社大林組
地中連続壁の構築方法及び地中連続壁
14日前
個人
ミサイル阻止・破壊が有っても、短期に修復できる階段ダム装置
6日前
大和ハウス工業株式会社
振動低減地盤構造およびその構築方法
1日前
続きを見る