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公開番号2025028511
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-03-03
出願番号2023133363
出願日2023-08-18
発明の名称作業用車両
出願人株式会社竹内製作所
代理人めぶき弁理士法人
主分類E02F 9/00 20060101AFI20250221BHJP(水工;基礎;土砂の移送)
要約【課題】容易かつ確実にラジエータ側のステーに形成された貫通孔と本体フレーム側に形成されたネジ穴の位置決めができる作業用車両を提供する。
【解決手段】作業用車両1は、ラジエータ30の上下方向に沿って設けられたステー430a,430bと本体フレーム13の上下方向に沿って設けられた平板プレート410a,410bとを有する位置決め機構40A,40Bを備える。ステー430a,430bには、ボルト450a,450bが挿通される貫通孔440a,440bと位置決め用の開口部480a,480bとが形成される。平板プレート410a,410bには、ネジ穴470a,470bとテーパ形状部を有する位置決め突起420a,420bが形成される。開口部480a,480bは、ラジエータ30が閉じた状態において貫通孔440a,440bとネジ穴470a,470bの位置が重なるように形成される。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
鉛直方向に延びる回動軸周りに回動可能なラジエータを備える作業用車両であって、
前記ラジエータの上下方向に沿って設けられたステーと前記作業用車両の本体フレームの上下方向に沿って設けられた平板プレートとを有する位置決め機構を備え、
前記ステーには、前記ラジエータを前記本体フレームに固定させるためのボルトが挿通される貫通孔と位置決め用の開口部とが形成され、
前記平板プレートには、前記ボルトが螺合されるネジ穴と少なくとも上下の中心方向に向かうにしたがって大径に変化するテーパ形状部を有する位置決め突起が形成され、
前記開口部は、前記位置決め突起に前記開口部が誘導され前記ラジエータが閉じた状態において前記貫通孔と前記ネジ穴の位置が重なるように形成されている、
ことを特徴とする作業用車両。
続きを表示(約 310 文字)【請求項2】
請求項1に記載の作業用車両において、
前記ラジエータが開いた状態から閉じた状態に移行するとき前記開口部の縁辺が前記テーパ形状部に接しながら前記テーパ形状部の底部に到達されるように、前記開口部は前記位置決め突起の頂頭部が収まる位置に形成される、
ことを特徴とする作業用車両。
【請求項3】
請求項1または2に記載の作業用車両において、
前記開口部が切り欠きである、
ことを特徴とする作業用車両。
【請求項4】
請求項1または2に記載の作業用車両において、
前記開口部が貫通孔である、
ことを特徴とする作業用車両。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は作業用車両に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
作業用車両としては、例えば、地面を掘削したり、掘削した土砂等を移動させたりする際に使用されるクローラ式スキッドステアローダや油圧ショベル(パワーショベル、エクスカベータ、バックホー等とも称される)などが広く知られている。このような作業用車両は、車両前部に上下揺動可能に設けられたアームの先端部に、バケットやチップブレーカ(単に「ブレーカ」とも称する)、オーガ装置などの各種アタッチメントが着脱可能に構成されており、アタッチメントを作業目的に応じて着脱交換することにより、所定の作業を行えるようになっている。
【0003】
また、この種の作業用車両としては、車両上部に、オペレータが搭乗するキャビンが設けられ、そのキャビンの後方に、エンジンが搭載されているものが知られている。そして、エンジンの後方側にはファンシュラウドやラジエータが設けられている。
【0004】
ここで、ラジエータは、作業用車両の本体フレームに対してヒンジによって開閉自在に支持されており、通常時においては、エンジンの後方側を覆うようにボルト等によって固定されている。そして、メンテナンス作業を行う際には、ボルトを外してヒンジを支点に所定角度だけ回転させることができるようになっている(例えば、特許文献1参照。)。
【0005】
特許文献1に記載の作業用車両においては、ラジエータは、作業用車両の本体フレームの上下方向に設けられた複数個のヒンジによって支持されており、通常時は、エンジンの後方側を覆った状態でボルトによって固定されている。通常時(メンテナンス作業時以外)はラジエータが閉じた状態であり、このときラジエータの片側に取り付けられたL字型ステーに形成された貫通孔にボルトを挿入し、本体フレーム側に形成されたネジ穴に当該ボルトを螺合させてラジエータが固定される。メンテナンス作業時には、ボルトを外して、ヒンジ機構によって所定角度まで回転させることで所定角度の横開き状態とする。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2017-39363号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
上述したように、特許文献1に記載の作業用車両においては、メンテナンス作業の効率化が図れる作業用車両であるが、さらなる改善も要求されている。例えば、ラジエータを閉じた状態に移行する際、L字型ステーに形成された貫通孔と本体フレーム側に形成されたネジ穴とが正確に位置決めされていないとボルトを挿入した際にボルトをネジ穴に螺合させることができない。
【0008】
ところが、ラジエータ自体かなりの重量があり、ラジエータの開閉動作をすると、自重でラジエータの蝶番側とは逆側の端部(回動端部)が下方向に下がり、ラジエータを閉じた状態においてL字型ステーに形成された貫通孔の位置と本体フレーム側に形成されたネジ穴の位置がずれてしまう。このためボルトを貫通孔に挿入した際にボルトをネジ穴に螺合させることができない。このような場合にはシノ等の工具を使用してラジエータを持ち上げて貫通孔の位置とネジ穴の位置を合わせた上でボルトをネジ穴に螺合させていたので、ラジエータを閉じて本体フレームに固定する作業に時間がかかっていた。
【0009】
本発明はこのような課題に鑑みてなされたものであり、ラジエータを閉じた状態に移行する際に、作業者の手を煩わせることなくラジエータ側のステーに形成された貫通孔と本体フレーム側に形成されたネジ穴との位置決めを容易かつ確実にできる作業用車両を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
[1]本発明の作業用車両は、鉛直方向に延びる回動軸周りに回動可能なラジエータを備える作業用車両であって、ラジエータの上下方向に沿って設けられたステーと作業用車両の本体フレームの上下方向に沿って設けられた平板プレートとを有する位置決め機構を備え、ステーには、ラジエータを本体フレームに固定させるためのボルトが挿通される貫通孔と位置決め用の開口部とが形成され、平板プレートには、ボルトが螺合されるネジ穴と少なくとも上下の中心方向に向かうにしたがって大径に変化するテーパ形状部を有する位置決め突起が形成され、開口部は、位置決め突起に開口部が誘導されラジエータが閉じた状態において貫通孔とネジ穴の位置が重なるように形成されていることを特徴とする。
(【0011】以降は省略されています)

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