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公開番号2025042186
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-03-27
出願番号2023149044
出願日2023-09-14
発明の名称作業機械
出願人住友重機械工業株式会社
代理人個人,個人
主分類E02F 3/43 20060101AFI20250319BHJP(水工;基礎;土砂の移送)
要約【課題】アタッチメントの動作および旋回動作における操作性を向上させることができる作業機械を提供する。
【解決手段】作業機械100は、下部走行体1と、上部旋回体2と、アタッチメントATと、バケット6を左右方向に揺動可能、かつ当該バケット6を軸回りに回転可能なチルトローテータ20と、左操作レバー26Lまたは右操作レバー26Rと、を含む。左操作レバー26Lまたは右操作レバー26Rは、操作レバーを軸回りに回転させる軸回り操作を含む。チルトローテータ20によるバケット6の左右方向の揺動、およびチルトローテータ20によるバケット6の軸回りの回転のうち少なくとも一方が、操作レバーの軸回り操作に割り当てられている。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
下部走行体と、
前記下部走行体に旋回可能に設けられる上部旋回体と、
前記上部旋回体に設けられるアタッチメントと、
前記アタッチメントのエンドアタッチメントを支持する支持部に対して当該エンドアタッチメントを左右方向に揺動可能、かつ当該エンドアタッチメントを軸回りに回転可能なチルトローテータと、
操作者が操作する1以上の操作レバーと、を含む作業機械であって、
前記1以上の操作レバーは、当該1以上の操作レバーを軸回りに回転させる軸回り操作を含み、
前記チルトローテータによる前記エンドアタッチメントの前記左右方向の揺動、および前記チルトローテータによる前記エンドアタッチメントの前記軸回りの回転のうち少なくとも一方が、前記1以上の操作レバーの前記軸回り操作に割り当てられている、
作業機械。
続きを表示(約 1,300 文字)【請求項2】
前記1以上の操作レバーは、当該1以上の操作レバーの軸を第1円弧軌道に回転させる第1円弧軌道操作、および当該1以上の操作レバーの軸を第1円弧軌道と直交する第2円弧軌道に回転させる第2円弧軌道操作を含み、
前記下部走行体に対する前記上部旋回体の旋回または前記アタッチメントの動作が、前記第1円弧軌道操作および前記第2円弧軌道操作に割り当てられている、
請求項1に記載の作業機械。
【請求項3】
前記1以上の操作レバーは、第1操作レバーおよび第2操作レバーを有し、
前記第1操作レバーと前記第2操作レバーとは、前記第1円弧軌道操作、前記第2円弧軌道操作および前記軸回り操作をそれぞれ実行可能である、
請求項2に記載の作業機械。
【請求項4】
前記アタッチメントは、前記上部旋回体に取り付けられるブームを回転させるブームアクチュエータ、前記ブームに取り付けられるアームを回転させるアームアクチュエータ、前記アームに取り付けられる前記エンドアタッチメントを前記チルトローテータとは別に回転させるエンドアタッチメントアクチュエータを備え、
前記ブームアクチュエータの動作、前記アームアクチュエータの動作、前記エンドアタッチメントアクチュエータの動作、前記チルトローテータによる前記エンドアタッチメントの前記左右方向の揺動、前記チルトローテータによる前記エンドアタッチメントの前記軸回りの回転、および前記上部旋回体の旋回の各々が、前記第1操作レバーにおける前記第1円弧軌道操作、前記第2円弧軌道操作、前記軸回り操作、前記第2操作レバーにおける前記第1円弧軌道操作、前記第2円弧軌道操作および前記軸回り操作に割り当てられている、
請求項3に記載の作業機械。
【請求項5】
前記第1操作レバーおよび前記第2操作レバーのうち一方の前記軸回り操作に、前記チルトローテータによる前記エンドアタッチメントの前記軸回りの回転が割り当てられている、
請求項4に記載の作業機械。
【請求項6】
前記第1操作レバーおよび前記第2操作レバーのうち他方の前記軸回り操作に、前記チルトローテータによる前記エンドアタッチメントの前記左右方向の揺動が割り当てられている、
請求項5に記載の作業機械。
【請求項7】
前記第1操作レバーおよび前記第2操作レバーのうち他方の前記軸回り操作に、前記上部旋回体の旋回が割り当てられている、
請求項5に記載の作業機械。
【請求項8】
前記ブームアクチュエータ、前記アームアクチュエータ、前記エンドアタッチメントアクチュエータ、前記チルトローテータおよび前記上部旋回体を旋回させる旋回アクチュエータは、油圧により駆動するアクチュエータである、
請求項4に記載の作業機械。
【請求項9】
前記1以上の操作レバーは、前記上部旋回体および前記アタッチメントの動作を制御するコントローラに、前記操作者の操作に基づく電気信号を送信する電気レバーである、
請求項1乃至8のいずれか1項に記載の作業機械。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、作業機械に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
従来、バケット等のエンドアタッチメントについて、バケットを左右方向(ヨー方向)に傾斜可能とすると共に、バケットを軸回り(ロール方向)に回転可能とするチルトローテータを備えた作業機械(ショベル)が知られている。この作業機械の操作者は、例えば、掘削等を行う場合に、アタッチメントの5つの軸(ブーム軸、アーム軸、バケット軸、チルト軸、ロール軸)の回転動作と、上部旋回体の旋回動作とを含む6つの軸を操作することになる。
【0003】
例えば、特許文献1に開示の作業機械は、操作室に設置された2つの操作レバーの前後方向の揺動と、左右方向の揺動と、当該操作レバーの上端に搭載されたスライダの左右方向の移動と、にそれぞれ上記の6つの軸を割り当てている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2021‐134631号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1のような操作レバーの構成では、例えば、操作者がバケットを緻密に操作しようとする場合、操作レバーを把持して前後方向や左右方向の傾きを変えて操作している最中に、スライダを左右方向に移動させなければならなくなる。この場合、操作者は、意図通りにそれぞれの軸を操作することが難しくなる。
【0006】
本開示は、チルトローテータを有するアタッチメントの動作の操作性を向上させることができる作業機械を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示の一態様によれば、下部走行体と、前記下部走行体に旋回可能に設けられる上部旋回体と、前記上部旋回体に設けられるアタッチメントと、前記アタッチメントのエンドアタッチメントを支持する支持部に対して当該エンドアタッチメントを左右方向に揺動可能、かつ当該エンドアタッチメントを軸回りに回転可能なチルトローテータと、操作者が操作する1以上の操作レバーと、を含む作業機械であって、前記1以上の操作レバーは、当該1以上の操作レバーを軸回りに回転させる軸回り操作を含み、前記チルトローテータによる前記エンドアタッチメントの前記左右方向の揺動、および前記チルトローテータによる前記エンドアタッチメントの前記軸回りの回転のうち少なくとも一方が、前記1以上の操作レバーの前記軸回り操作に割り当てられている、作業機械が提供される。
【発明の効果】
【0008】
一態様によれば、作業機械は、チルトローテータを有するアタッチメントの動作の操作性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
実施形態に係る作業機械の全体構成を概略的に示す側面図である。
実施形態に係る作業機械の駆動系の構成を概略的に示す図である。
実施形態に係る作業機械の操作レバーの構成を示す斜視図である。
作業機械の構成の動作に対する左操作レバーおよび右操作レバーの操作方向の割り当ての一例を示す説明図である。
変形例に係る作業機械の構成の動作に対する左操作レバーおよび右操作レバーの操作方向の割り当てを示す説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、図面を参照して本開示を実施するための形態について説明する。各図面において、同一構成部分には同一符号を付し、重複した説明を省略する場合がある。
(【0011】以降は省略されています)

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