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公開番号
2025044654
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-02
出願番号
2023152359
出願日
2023-09-20
発明の名称
作業機械
出願人
コベルコ建機株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
E02F
9/00 20060101AFI20250326BHJP(水工;基礎;土砂の移送)
要約
【課題】旋回フレーム上の限られたスペースにおいて油圧機器群、燃料機器群および高電圧機器群を効率よく配置することができる作業機械を提供する。
【解決手段】作業機械(100)において、燃料配管(40A)は、高電圧機器群(50)の第1高電圧機器(51)と第2高電圧機器(52)との間の高電圧機器間スペース(50S)および油圧機器群(60)の第1油圧機器(61)と第2油圧機器(62)との間の油圧機器間スペース(60S)からずれた位置に配置され、高電圧ケーブル(50A)は、燃料機器群(40)の燃料タンク(41)と燃料電池装置(42)との間の燃料機器間スペース(40S)および油圧機器間スペース(60S)からずれた位置に配置され、油圧配管(60A)は、燃料機器間スペース(40S)および高電圧機器間スペース(50S)からずれた位置に配置される。
【選択図】図5
特許請求の範囲
【請求項1】
燃料タンクと燃料電池装置とを含む燃料機器群と、
第1高電圧機器と第2高電圧機器とを含む高電圧機器群と、
第1油圧機器と第2油圧機器とを含む油圧機器群と、
前記燃料タンクと前記燃料電池装置とを接続する燃料配管と、
前記第1高電圧機器と前記第2高電圧機器とを接続する高電圧ケーブルと、
前記第1油圧機器と前記第2油圧機器とを接続する油圧配管と、を備え、
前記燃料配管は、前記第1高電圧機器と前記第2高電圧機器との間の高電圧機器間スペースおよび前記第1油圧機器と前記第2油圧機器との間の油圧機器間スペースからずれた位置に配置され、
前記高電圧ケーブルは、前記燃料タンクと前記燃料電池装置との間の燃料機器間スペースおよび前記油圧機器間スペースからずれた位置に配置され、
前記油圧配管は、前記燃料機器間スペースおよび前記高電圧機器間スペースからずれた位置に配置される、作業機械。
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【請求項2】
前記燃料配管は、前記高電圧機器群と前記高電圧ケーブルが配置される高電圧関連エリアおよび前記油圧機器群と前記油圧配管が配置される油圧関連エリアからずれた位置に配置され、
前記高電圧ケーブルは、前記燃料機器群と前記燃料配管が配置される燃料関連エリアおよび前記油圧関連エリアからずれた位置に配置され、
前記油圧配管は、前記燃料関連エリアおよび前記高電圧関連エリアからずれた位置に配置される、請求項1に記載の作業機械。
【請求項3】
前記燃料機器群は、前記高電圧関連エリアおよび前記油圧関連エリアからずれた位置に配置され、
前記高電圧機器群は、前記燃料関連エリアおよび前記油圧関連エリアからずれた位置に配置され、
前記油圧機器群は、前記燃料関連エリアおよび前記高電圧関連エリアからずれた位置に配置される、請求項2に記載の作業機械。
【請求項4】
前記燃料タンクは、水素を貯留する水素タンクであり、
前記水素タンクは、前記高電圧機器群および前記油圧機器群よりも高い位置に配置される、請求項1に記載の作業機械。
【請求項5】
外壁をさらに備え、
前記燃料タンクは、水素を貯留する水素タンクであり、
前記外壁は、前記燃料機器群の上部を覆うように配置され、
前記外壁には開口が形成されている、請求項1に記載の作業機械。
【請求項6】
前記燃料機器群と前記高電圧機器群との間に配置される他の機器群をさらに備える、請求項1に記載の作業機械。
【請求項7】
前記燃料機器群と前記油圧機器群との間に配置される他の機器群をさらに備える、請求項1に記載の作業機械。
【請求項8】
前記燃料機器群と前記高電圧機器群との間に配置される隔壁をさらに備える、請求項1に記載の作業機械。
【請求項9】
前記燃料機器群と前記油圧機器群との間に配置される隔壁をさらに備える、請求項1に記載の作業機械。
【請求項10】
冷却風の流れを形成する冷却ファンをさらに備え、
前記燃料タンクは、水素を貯留する水素タンクであり、
前記水素タンクは、前記高電圧機器群よりも前記冷却風の流れ方向における下流に配置される、請求項1に記載の作業機械。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、燃料電池装置を備える作業機械に関する。
続きを表示(約 2,800 文字)
【背景技術】
【0002】
一般に、油圧ショベルなどの作業機械は、下部走行体と、この下部走行体に旋回可能に支持される上部旋回体と、この上部旋回体に回動可能に支持されるブームを含む作業装置と、油圧機器群と、動力源としてのエンジンと、キャブと、を備える。
【0003】
例えば特許文献1は、フレームと、少なくとも1つの作業具と、作業具とフレームに可動的に連結される連結アセンブリと、エネルギー貯蔵システムを含むエネルギー回収システムと、エンジンと、を含む作業機械を開示している。この作業機械の前記エネルギー貯蔵システムは、油圧アキュムレータ、バッテリ、はずみ車、ウルトラキャパシタ、燃料電池、および、補助動力装置のうちの少なくとも1つを含む。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2014-9589号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、作業機械においてディーゼルエンジン、ガソリンエンジンなどの内燃機関の代わりに動力源として燃料電池装置が採用される場合、次のような課題が生じる。燃料電池装置を動力源として備える作業機械は、油圧機器群の他に、燃料機器群および高電圧機器群を備え、燃料機器群は、例えば、燃料タンクと燃料電池装置とを含み、高電圧機器群は、例えば、燃料電池装置から出力される電力が供給される電動モータとその周辺機器とを含む。油圧機器群、燃料機器群および高電圧機器群は、旋回フレーム上の限られたスペースに配置される必要がある。具体的には、これらの機器群は、旋回フレーム上のスペースのうち、キャブが配置されるエリアおよびブームの基端部が取り付けられるエリアを除く限られたスペースに配置される必要があり、しかも、燃料機器群に含まれる燃料電池装置および燃料タンク(例えば水素タンク)は比較的大きな設置スペースを必要とする。従って、前記内燃機関の代わりに動力源として燃料電池装置が採用される場合には、旋回フレーム上の限られたスペースに燃料機器群、高電圧機器群および油圧機器群を効率よく配置する必要がある。
【0006】
特許文献1に記載の技術では、燃料機器群、高電圧機器群および油圧機器群の配置に関する上記の課題について何ら考慮されていない。
【0007】
本開示は、旋回フレーム上の限られたスペースに燃料機器群、高電圧機器群および油圧機器群を効率よく配置することができる作業機械を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
第1の態様に係る作業機械は、燃料タンクと燃料電池装置とを含む燃料機器群と、第1高電圧機器と第2高電圧機器とを含む高電圧機器群と、第1油圧機器と第2油圧機器とを含む油圧機器群と、前記燃料タンクと前記燃料電池装置とを接続する燃料配管と、前記第1高電圧機器と前記第2高電圧機器とを接続する高電圧ケーブルと、前記第1油圧機器と前記第2油圧機器とを接続する油圧配管と、を備え、前記燃料配管は、前記第1高電圧機器と前記第2高電圧機器との間の高電圧機器間スペースおよび前記第1油圧機器と前記第2油圧機器との間の油圧機器間スペースからずれた位置に配置され、前記高電圧ケーブルは、前記燃料タンクと前記燃料電池装置との間の燃料機器間スペースおよび前記油圧機器間スペースからずれた位置に配置され、前記油圧配管は、前記燃料機器間スペースおよび前記高電圧機器間スペースからずれた位置に配置される。
【0009】
第1の態様では、燃料タンクと燃料電池装置との間には、高電圧ケーブルおよび油圧配管が介在しないので、燃料電池装置と燃料タンクの間隔が高電圧ケーブルおよび油圧配管に起因して大きくなることが抑制され、これにより、燃料機器群を設置するために必要なスペースが大きくなることが抑制される。また、第1高電圧機器と第2高電圧機器との間には、燃料配管および油圧配管が介在しないので、第1高電圧機器と第2高電圧機器の間隔が燃料配管および油圧配管に起因して大きくなることが抑制され、これにより、高電圧機器群を設置するために必要なスペースが大きくなることが抑制される。さらに、第1油圧機器と第2油圧機器との間には、燃料配管および高電圧ケーブルが介在しないので、第1油圧機器と第2油圧機器の間隔が燃料配管および高電圧ケーブルに起因して大きくなることが抑制され、これにより、油圧機器群を設置するために必要なスペースが大きくなることが抑制される。よって、第1の態様では、旋回フレーム上の限られたスペースに燃料機器群、高電圧機器群および油圧機器群を効率よく配置できる。
【0010】
第2の態様は、第1の態様に係る作業機械においてさらに次の構成を備えることが好ましい。すなわち、第2の態様に係る作業機械では、前記燃料配管は、前記高電圧機器群と前記高電圧ケーブルが配置される高電圧関連エリアおよび前記油圧機器群と前記油圧配管が配置される油圧関連エリアからずれた位置に配置され、前記高電圧ケーブルは、前記燃料機器群と前記燃料配管が配置される燃料関連エリアおよび前記油圧関連エリアからずれた位置に配置され、前記油圧配管は、前記燃料関連エリアおよび前記高電圧関連エリアからずれた位置に配置されることが好ましい。この第2の態様では、燃料関連エリアには、高電圧ケーブルおよび油圧配管が配置されないので、燃料電池装置と燃料タンクの間隔が高電圧ケーブルおよび油圧配管に起因して大きくなることが抑制されるだけでなく、燃料配管の長さが高電圧ケーブルおよび油圧配管に起因して大きくなることも抑制され、これにより、燃料関連エリアが大きくなることが抑制される。また、高電圧関連エリアには、燃料配管および油圧配管が配置されないので、第1高電圧機器と第2高電圧機器の間隔が燃料配管および油圧配管に起因して大きくなることが抑制されるだけでなく、高電圧ケーブルの長さが燃料配管および油圧配管に起因して大きくなることも抑制され、これにより、高電圧関連エリアが大きくなることが抑制される。さらに、油圧関連エリアには、燃料配管および高電圧ケーブルが配置されないので、第1油圧機器と第2油圧機器の間隔が燃料配管および高電圧ケーブルに起因して大きくなることが抑制されるだけでなく、油圧配管の長さが燃料配管および高電圧ケーブルに起因して大きくなることも抑制され、これにより、油圧関連エリアが大きくなることが抑制される。よって、第2の態様では、旋回フレーム上の限られたスペースに燃料機器群、高電圧機器群および油圧機器群がさらに効率よく配置される。
(【0011】以降は省略されています)
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