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公開番号
2025037055
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-03-17
出願番号
2023143779
出願日
2023-09-05
発明の名称
作業機械
出願人
日立建機株式会社
代理人
弁理士法人武和国際特許事務所
主分類
E02F
9/26 20060101AFI20250310BHJP(水工;基礎;土砂の移送)
要約
【課題】機体が待機状態であって作業装置が地面に接地されていない場合においてもオペレータに対して注意喚起を促すことが可能な作業機械を提供する。
【解決手段】機体と、作業装置2と、走行装置401と、作業装置2の駆動を制御する作業用駆動制御装置404と、エンジンキースイッチ121と、駐機ブレーキ操作装置129と、作業装置2を操作するための操作レバー126,127と、各操作レバー126,127による操作を無効にするためのロックスイッチ128と、車速センサ42Aと、第1角度センサ31および第2角度センサ32と、を備えたホイールローダ1において、機体の状態と作業装置2の状態とを判定するコントローラ6,6Aと、コントローラ6,6Aでの判定結果を報知する警報装置81と、を有し、コントローラ6,6Aは、機体が停止状態かつ作業装置2が非接地状態であると判定した場合には、警報信号を警報装置81に対して出力する。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
機体と、
前記機体に対して上下方向に回動可能に取り付けられた作業装置と、
前記機体に搭載された原動機と、
前記原動機の駆動力に基づいて前記機体を走行させる走行装置と、
前記作業装置の駆動を制御する作業用駆動制御装置と、
前記原動機を起動および停止操作するための原動機操作装置と、
前記機体の走行が停止された状態を維持する駐機ブレーキを操作するための駐機ブレーキ操作装置と、
前記作業装置を操作するための作業用操作装置と、
前記作業用操作装置の操作を無効にするためのロック操作装置と、
前記機体の走行状態を検出する走行状態センサと、
前記作業装置の姿勢を検出する姿勢センサと、
を備えた作業機械において、
前記機体の状態と前記作業装置の状態とを判定するコントローラと、
前記コントローラでの判定結果を報知する報知装置と、
を有し、
前記コントローラは、
前記原動機操作装置から出力された第1操作信号と、前記駐機ブレーキ操作装置から出力された第2操作信号と、前記ロック操作装置から出力された第3操作信号と、前記走行状態センサで検出された前記機体の走行状態と、に基づいて、前記機体が停止状態であるか否かを判定し、
前記姿勢センサで検出された前記作業装置の姿勢に基づいて、前記作業装置が地面に接触していない非接地状態であるか否かを判定し、
前記機体が前記停止状態であって、かつ、前記作業装置が前記非接地状態であると判定した場合には、注意喚起を促す旨の報知信号を前記報知装置に対して出力する
ことを特徴とする作業機械。
続きを表示(約 780 文字)
【請求項2】
請求項1に記載の作業機械において、
前記作業装置を降下するか否かについての情報を入力するための端末をさらに有し、
前記コントローラは、
前記機体が前記停止状態であって、かつ、前記作業装置が前記非接地状態であると判定した場合に、前記作業装置を降下するか否かの選択肢に係る表示信号を前記端末に対して出力し、
前記作業装置を降下するとの選択に係る情報を前記端末から取得した場合には、前記作業装置の降下動作を有効にし、
前記作業装置を降下しないとの選択に係る情報を前記端末から取得した場合には、前記作業用操作装置による操作を無効にする
ことを特徴とする作業機械。
【請求項3】
請求項2に記載の作業機械において、
前記コントローラは、
前記作業装置を降下するとの選択にかかる情報を前記端末から取得すると、前記作業装置の自動降下あるいは手動降下を選択するための選択肢に係る表示信号を前記端末に対して出力し、
前記端末から前記自動降下の選択に係る情報を取得した場合には、前記作業装置の降下に係る降下指令信号を前記作業用駆動制御装置に対して出力し、
前記端末から前記手動降下の選択に係る情報を取得した場合には、前記作業用操作装置による操作を有効にする
ことを特徴とする作業機械。
【請求項4】
請求項3に記載の作業機械において、
前記コントローラは、
前記端末から前記自動降下の選択に係る情報を取得して前記降下指令信号を前記作業用駆動制御装置に対して出力している場合に、前記作業用操作装置の操作信号を取得すると、前記作業用駆動制御装置に対する前記降下指令信号の出力を停止する
ことを特徴とする作業機械。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、作業装置を備えた作業機械に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)
【背景技術】
【0002】
油圧ショベルやホイールローダなどの作業機械では、作業装置が地面に接地されていない場合、作業装置を駆動するための圧油がリークすることにより作業装置が自然降下したり、予期しない部品の故障により作業装置が不意に降下したりする可能性があり、停止状態においては作業装置が地面に接地された状態であることが望ましい。そのため、JIS規格には、「エンジンを停止した状態でも作業装置を地上に降ろせる必要がある」という規定が存在する(JIS A 8340-1:2011 土工機械-安全-第1部:一般要求事項)。
【0003】
この規定に対応するため、従来から様々な取り組みがなされており、例えば、特許文献1に記載の油圧ショベルには、エンジンキーを抜いた状態にて作業アームの先端が地面に接地された駐機姿勢でない場合は警報信号を出力する手段が備えられている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特許第3737963号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
作業機械の停止状態には、エンジンの稼働が停止することにより機体の走行が停止している駐機状態と、エンジンは稼働しているが機体の走行が一時的に停止している待機状態と、が含まれ、いずれの状態においても作業装置が地面に接地されていることが求められる。しかしながら、特許文献1に記載の手段では、エンジンキーを抜いた状態、すなわち機体が駐機状態である場合にのみ作業アームの先端が地面に接地されていないと警報信号が出力され、他方、機体が待機状態である場合には作業アームの先端が地面に接地されていなくとも警報信号が出力されない。そのため、機体が待機状態であって作業アームの先端が地面に接地されていない場合には、オペレータに対して注意喚起がなされない。
【0006】
そこで、本発明の目的は、機体が待機状態であって作業装置が地面に接地されていない場合においてもオペレータに対して注意喚起を促すことが可能な作業機械を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記の目的を達成するために、本発明は、機体と、前記機体に対して上下方向に回動可能に取り付けられた作業装置と、前記機体に搭載された原動機と、前記原動機の駆動力に基づいて前記機体を走行させる走行装置と、前記作業装置の駆動を制御する作業用駆動制御装置と、前記原動機を起動および停止操作するための原動機操作装置と、前記機体の走行が停止された状態を維持する駐機ブレーキを操作するための駐機ブレーキ操作装置と、前記作業装置を操作するための作業用操作装置と、前記作業用操作装置の操作を無効にするためのロック操作装置と、前記機体の走行状態を検出する走行状態センサと、前記作業装置の姿勢を検出する姿勢センサと、を備えた作業機械において、前記機体の状態と前記作業装置の状態とを判定するコントローラと、前記コントローラでの判定結果を報知する報知装置と、を有し、前記コントローラは、前記原動機操作装置から出力された第1操作信号と、前記駐機ブレーキ操作装置から出力された第2操作信号と、前記ロック操作装置から出力された第3操作信号と、前記走行状態センサで検出された前記機体の走行状態と、に基づいて、前記機体が停止状態であるか否かを判定し、前記姿勢センサで検出された前記作業装置の姿勢に基づいて、前記作業装置が地面に接触していない非接地状態であるか否かを判定し、前記機体が前記停止状態であって、かつ、前記作業装置が前記非接地状態であると判定した場合には、注意喚起を促す旨の報知信号を前記報知装置に対して出力することを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、機体が待機状態であって作業装置が地面に接地されていない場合においてもオペレータに対して注意喚起を促すことができる。上記した以外の課題、構成及び効果は、以下の実施形態の説明により明らかにされる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本発明の各実施形態に係るホイールローダの一構成例を示す外観側面図である。
第1実施形態に係るホイールローダの駆動システムの一例を示すシステム構成図である。
第1実施形態に係るコントローラが有する機能を示す機能ブロック図である。
第1実施形態に係るコントローラで実行される処理の流れを示すフローチャートである。
第2実施形態に係るコントローラが有する機能を示す機能ブロック図である。
第2実施形態に係るコントローラで実行される全体の処理の流れを示すフローチャートである。
第2実施形態に係るコントローラで実行される作業装置降下処理の流れを示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0010】
<ホイールローダ1の全体構成>
まず、本発明の各実施形態に係るホイールローダ1の全体構成について、図1を参照して説明する。
(【0011】以降は省略されています)
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