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公開番号
2025033573
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-03-13
出願番号
2023139367
出願日
2023-08-29
発明の名称
鋼管杭
出願人
ヨシモトポール株式会社
代理人
個人
主分類
E02D
5/48 20060101AFI20250306BHJP(水工;基礎;土砂の移送)
要約
【課題】掘削性能と耐荷重を両立し得る新たな鋼管杭を提供する。
【解決手段】鋼管杭22は、地盤に打ち込まれる先端側の小径部22aと、先端側と反対の後端側の大径部22bと、大径部から小径部に向かって外径が縮径するテーパ部22cと、を有する。テーパ部22cは、テーパ比が0.2より大きい。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
地盤に打ち込まれる先端側の小径部と、
前記先端側と反対の後端側の大径部と、
前記大径部から前記小径部に向かって外径が縮径するテーパ部と、を有し、
前記テーパ部は、テーパ比が0.2より大きいことを特徴とする鋼管杭。
続きを表示(約 420 文字)
【請求項2】
前記小径部は、長さが50~250mmであることを特徴とする請求項1に記載の鋼管杭。
【請求項3】
前記大径部の直径をD1、前記小径部の直径をD2とすると、縮径率((D1-D2)/D1)は、0.2~0.4であることを特徴とする請求項1又は2に記載の鋼管杭。
【請求項4】
前記小径部の外径D2は、前記大径部の外径D1よりも40mm以上小さいことを特徴とする請求項3に記載の鋼管杭。
【請求項5】
全長が3000~6000mmである請求項1又は2に記載の鋼管杭。
【請求項6】
前記小径部及び前記テーパ部は、プレス加工されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の鋼管杭。
【請求項7】
前記大径部の長さをL1、前記小径部及び前記テーパ部の長さをL2とすると、2≦L1/L2≦11であることを特徴とする請求項1又は2に記載の鋼管杭。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、建築構造物を安定して支持するために地盤に打ち込まれる鋼管杭に関する。
続きを表示(約 1,000 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、構造物の支持層となる固い地盤が深い場合、運搬可能な長さの杭を連結しながら打ち込む必要がある。固い地盤に到達する部分となる杭の先端は、杭径が細い方が打ち込む際の貫入性(掘削性能)がよくなるため好ましい。一方、地盤が比較的軟らかい浅い部分では、地震等による水平力によって杭にかかる荷重を考慮すると杭径が太い方が強度が高くなるため好ましい。そこで、大径の杭材と小径の杭材とを連結する異径鋼管杭が考案されている(特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2008-25156号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、前述の異径鋼管杭は大径の杭と小径の杭とを接合するためのものであり、基礎杭全体として少なくとも3種類の部品が必要となる。また、異径鋼管杭の上部及び下部において他の杭材と結合する必要があり作業が煩雑となる。
【0005】
本発明はこうした状況に鑑みてなされたものであり、その例示的な目的のひとつは、地盤に打ち込まれる基礎杭として掘削性能と耐荷重を両立し得る新たな鋼管杭を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するために、本発明のある態様の鋼管杭は、地盤に打ち込まれる先端側の小径部と、先端側と反対の後端側の大径部と、大径部から小径部に向かって外径が縮径するテーパ部と、を有する。テーパ部は、テーパ比が0.2より大きい。
【0007】
この態様によると、地盤の浅い部分で水平力を受ける大径部を太くして耐荷重を増しつつ、地盤に打ち込まれる側の小径部を細くすることで掘削性能を向上できる。
【0008】
小径部は、長さが50~250mmであってもよい。これにより、大径部と直径が同じストレートな鋼管の端部の短い領域を加工するだけで小径部を形成できる。
【0009】
大径部の直径をD1、小径部の直径をD2とすると、縮径率((D1-D2)/D1)は、0.2~0.4であってもよい。これにより、より太い大径部からより細い小径部を形成できる。
【0010】
小径部の外径D2は、大径部の外径D1よりも40mm以上小さい。これにより、より太い大径部とより細い小径部を有する鋼管杭を実現できる。
(【0011】以降は省略されています)
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