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公開番号2025030323
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-03-07
出願番号2023135512
出願日2023-08-23
発明の名称山留め工法及び山留め構造
出願人清水建設株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類E02D 17/00 20060101AFI20250228BHJP(水工;基礎;土砂の移送)
要約【課題】切梁の段数を削減し最適化することができる山留め工法及び山留め構造を提供する。
【解決手段】山留め工法は、既存地下躯体を山留壁1として利用する山留め工法であって、山留壁1に腹起2を設置して、複数の腹起2に切梁4を架設して、切梁4に設置したジャッキ装置5で既存地下躯体にプレロードを導入し、平面視で、切梁4は、山留壁1に交差する方向に延び、切梁4は、長辺方向に延びる壁部11と短辺方向に延びる壁部11との間に架設されている。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項１】
既存地下躯体を山留壁として利用する山留め工法であって、
前記山留壁に腹起を設置して、複数の前記腹起に切梁を架設して、
前記切梁に設置したジャッキ装置で前記既存地下躯体にプレロードを導入する山留め工法。
続きを表示（約 180 文字）【請求項２】
既存地下躯体で構成される山留壁と、
前記山留壁に設置された腹起と、
複数の前記腹起に架設された切梁と、
前記切梁に設置され、前記既存地下躯体にプレロードを導入するジャッキ装置と、を備える山留め構造。
【請求項３】
平面視で、前記切梁は、前記山留壁に交差する方向に延びている請求項２に記載の山留め構造。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、山留め工法及び山留め構造に関する。
続きを表示（約 1,000 文字）【背景技術】
【０００２】
従来から、既存建物を撤去して、新築建物を建設する場合の地下工事計画には、既存建物の地下壁を山留として利用して施工する方法がある（下記の特許文献１参照）。この方法では、既存建物の地下壁に働く応力が規定値（短期許容応力度やひび割れ強度等）を超えないように、切梁や腹起を設定している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特開２０１１－１６３０７４号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
しかしながら、切梁にプレロードを導入しているが、部材の密着性させ切り梁等を安定させるためであり、山留の計算には考慮されていない。既存地下壁に適切なプレロードをかけて、切梁の段数を削減して最適化することが望まれている。
【０００５】
本発明は、上記事情に鑑み、切梁の段数を削減し最適化することができる山留め工法及び山留め構造を提供する。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
上記目的を達成するために、本発明は以下の手段を採用している。
すなわち、本発明に係る山留め工法は、既存地下躯体を山留壁として利用する山留め工法であって、前記山留壁に設置された腹起を設置して、複数の前記腹起に切梁を架設して、前記切梁に設置したジャッキ装置で前記既存地下躯体にプレロードを導入する。
【０００７】
このように構成された山留め工法では、ジャッキ装置で既存地下躯体にプレロードを導入する。よって、既存地下躯体に作用する応力を低減させて、切梁の段数を削減して最適化することができる。
【０００８】
また、本発明に係る山留め工法は、既存地下躯体で構成される山留壁と、前記山留壁に設置された腹起と、複数の前記腹起に架設された切梁と、前記切梁に設置され、前記既存地下躯体にプレロードを導入するジャッキ装置と、を備える。
【０００９】
このように構成された山留め工法では、ジャッキ装置で既存地下躯体にプレロードを導入する。よって、既存地下躯体に作用する応力を低減させて、切梁の段数を削減して最適化することができる。
【００１０】
また、本発明に係る山留め構造では、平面視で、前記切梁は、前記山留壁に交差する方向に延びていてもよい。
（【００１１】以降は省略されています）

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