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公開番号
2025060214
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-10
出願番号
2023170797
出願日
2023-09-29
発明の名称
鉄塔基礎構造
出願人
東電設計株式会社
代理人
弁理士法人太陽国際特許事務所
主分類
E02D
27/00 20060101AFI20250403BHJP(水工;基礎;土砂の移送)
要約
【課題】鉄塔基礎の重量を確保しつつ、鉄塔基礎の構築に必要な施工時間を短縮し、さらに鉄塔基礎と設置地盤とのせん断面積を確保することができる鉄塔基礎構造を提供する。
【解決手段】鉄塔基礎10は、主な部分がプレキャストコンクリートで構成された中央床板部46を備えており、中央床板部46が高さ方向から見て方形状とされている。また、高さ方向から見て方形状とされると共に主な部分がプレキャストコンクリートで構成された付加床板部48が、中央床板部46と高さ方向と直交する方向に隣接して配置されると共に、中央床板部46と連結されている。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
鉄塔の鉄骨脚部の一部を構成する脚材と、
前記脚材における前記鉄塔の高さ方向下側の端部と一体的に設けられたプレキャストコンクリート製の内側ピースと、
前記高さ方向から見て方形状とされて前記内側ピースを囲む内側貫通部が形成されると共に、主な部分がプレキャストコンクリートで構成された中央床板部と、
前記内側ピースと前記内側貫通部の内周面との間に介在するコンクリート製の内側介在部と、
前記中央床板部と前記高さ方向と直交する方向に隣接して配置され、前記高さ方向から見て方形状とされて主な部分がプレキャストコンクリートで構成されると共に、当該中央床板部と連結された付加床板部と、
を有する鉄塔基礎構造。
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【請求項2】
前記中央床板部は、
前記高さ方向上側の部分を構成する上側中央床板ブロックと、
前記高さ方向下側の部分を構成する下側中央床板ブロックと、
を含んで構成され、
前記高さ方向に延在し、当該高さ方向から見て前記上側中央床板ブロック及び前記下側中央床板ブロックを貫通する前記内側貫通部の周方向に沿うように連なって複数配置されると共に、前記内側介在部に埋め込まれた複数の主鉄筋をさらに有する、
請求項1に記載の鉄塔基礎構造。
【請求項3】
前記付加床板部は、
前記高さ方向上側の部分を構成する上側付加床板ブロックと、
前記高さ方向下側の部分を構成する下側付加床板ブロックと、
を含んで構成され、
前記中央床板部と前記付加床板部との連結方向において前記上側付加床板ブロックと前記下側付加床板ブロックとの相対変位を制限する第1制限部と、
前記高さ方向において前記上側付加床板ブロックと前記下側付加床板ブロックとの相対変位を制限する第2制限部と、
をさらに有する、
請求項2に記載の鉄塔基礎構造。
【請求項4】
主な部分が前記上側中央床板ブロックに埋め込まれると共に一部が当該上側中央床板ブロックの前記高さ方向上側の部分から前記上側付加床板ブロック側に延出された第1上側補強筋と、
主な部分が前記下側中央床板ブロックに埋め込まれると共に一部が当該下側中央床板ブロックの前記高さ方向下側の部分から前記下側付加床板ブロック側に延出された第1下側補強筋と、
主な部分が前記上側付加床板ブロックに埋め込まれると共に一部が当該上側付加床板ブロックの前記高さ方向上側の部分から前記上側中央床板ブロック側に延出された第2上側補強筋と、
主な部分が前記下側付加床板ブロックに埋め込まれると共に一部が当該下側付加床板ブロックの前記高さ方向下側の部分から前記下側中央床板ブロック側に延出された第2下側補強筋と、
前記第1上側補強筋と第2上側補強筋とを接続する第1継手部と、
前記第1下側補強筋と第2下側補強筋とを接続する第2継手部と、
をさらに有する、
請求項3に記載の鉄塔基礎構造。
【請求項5】
前記下側中央床板ブロックと前記下側付加床板ブロックとの間に配置され、前記第2継手部が前記高さ方向下側から収まる溝部が形成された下側中間ブロックをさらに有する、
請求項4に記載の鉄塔基礎構造。
【請求項6】
前記第1制限部は、
前記上側付加床板ブロックの前記高さ方向下側の面に設けられると共に、前記連結方向と直交する方向に延在する第1突起部と、
前記下側付加床板ブロックの前記高さ方向上側の面に設けられると共に、前記連結方向と直交する方向に延在しかつ前記第1突起部と係合可能とされた第2突起部と、
を含んで構成されている、
請求項5に記載の鉄塔基礎構造。
【請求項7】
前記付加床板部は、前記中央床板部に対して複数配置され、
前記付加床板部に前記高さ方向に貫通された外側貫通部が形成されると共に、当該外側貫通部の内周面部には、当該外側貫通部の周方向に沿うように複数の凹部が形成され、
前記付加床板部の前記高さ方向下側の設置地盤に埋め込まれた杭をさらに備え、
前記第2制限部は、
前記杭から前記高さ方向上側に延出され、当該高さ方向から見て前記外側貫通部の周方向に沿うように複数配置された定着筋と、
前記外側貫通部に充填されたコンクリートで構成されると共に前記定着筋が埋め込まれた外側介在部と、を含んで構成されている、
請求項6に記載の鉄塔基礎構造。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、鉄塔基礎構造に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
下記特許文献1には、鉄塔基礎構造に関する発明が記載されている。この鉄塔基礎構造では、プレキャストコンクリート製の外側ピースが、鉄塔の鉄骨脚部の一部を構成する脚材を囲むように配置されており、この外側ピースによって脚材が支持されている。このため、鉄塔に懸架された電線等に起因する引き抜き荷重が脚材しても、この引き抜き荷重を外側ピースで支持することができる。また、現地でコンクリートを打設して外側ピースを構成する場合に比べて施工時間の短縮を図ることができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第6650995号(図1)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、上記先行技術では、円筒状の外側ピースを鉄塔の高さ方向に積み上げることで、脚材に鉄塔の高さ方向下側への荷重を付与している。しかしながら、同じ質量のプレキャストコンクリート製の部材を用いる場合、鉄塔の高さ方向から見て外周が円形の部材よりも外周が方形の部材の方が、部材と設置地盤との接触面積すなわち、せん断面積を確保し易い。また、設置地盤に鉄塔の高さ方向から見て円形の穴を掘るには、孔壁を手作業で成形する必要があるため、施工時間が増加することが考えられる。
【0005】
本発明は上記事実を考慮し、鉄塔基礎の重量を確保しつつ、鉄塔基礎の構築に必要な施工時間を短縮し、さらに鉄塔基礎と設置地盤とのせん断面積を確保することができる鉄塔基礎構造を提供することが目的である。
【課題を解決するための手段】
【0006】
第1の態様に係る鉄塔基礎構造は、鉄塔の鉄骨脚部の一部を構成する脚材と、前記脚材における前記鉄塔の高さ方向下側の端部と一体的に設けられたプレキャストコンクリート製の内側ピースと、前記高さ方向から見て方形状とされて前記内側ピースを囲む内側貫通部が形成されると共に、主な部分がプレキャストコンクリートで構成された中央床板部と、前記内側ピースと前記内側貫通部の内周面との間に介在するコンクリート製の内側介在部と、前記中央床板部と前記高さ方向と直交する方向に隣接して配置され、前記高さ方向から見て方形状とされて主な部分がプレキャストコンクリートで構成されると共に、当該中央床板部と連結された付加床板部と、を有している。
【0007】
第1の態様に係る構造物の鉄塔基礎構造によれば、内側ピースが、鉄塔の鉄骨脚部の一部を構成する脚材における鉄塔の高さ方向(以下、単に高さ方向と称する)下側の端部と一体的に設けられている。
【0008】
また、本態様では、主な部分がプレキャストコンクリートで構成された中央床板部を備えており、この中央床板部には、高さ方向から見て内側ピースを囲む内側貫通部が形成されている。そして、内側ピースと内側貫通部の内周面との間には、コンクリート製の内側介在部が介在している。
【0009】
このため、本態様では、鉄塔に懸架された電線等に起因する引き抜き荷重が脚材に作用しても、中央床板部の重量によって、この引き抜き荷重を支持することができる。しかも、中央床板部を現地でコンクリートを打設して構成する場合と比べて、コンクリートの養生に要する時間を短くすることができる。
【0010】
ところで、大きい引き抜き荷重が脚材に作用することが考えられる場合には、中央床板部にプレキャストコンクリート製の部材を追加することで、脚材に高さ方向下側への荷重を付与することが考えられる。例えば、中央床板部にプレキャストコンクリート製の部材を高さ方向に積み上げることで、脚材に鉄塔の高さ方向下側への荷重を付与することが可能である。
(【0011】以降は省略されています)
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