TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2025060216
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-10
出願番号2023170801
出願日2023-09-29
発明の名称センサー取付用ブラケット、センサーケーブルユニット、およびセンサーユニット交換方法
出願人株式会社アクティオ
代理人弁理士法人秀和特許事務所
主分類E02F 9/26 20060101AFI20250403BHJP(水工;基礎;土砂の移送)
要約【課題】固定用ボルトピッチの仕様が異なるセンサーユニットを選択的に取り付け可能なセンサー取付用ブラケットに関する技術を提供する。
【解決手段】センサーユニットを施工機械に取り付けるためのセンサー取付用ブラケットであって、固定用ボルトピッチの仕様が異なるセンサーユニットを選択的に固定可能な複数セットの固定用ボルト穴が配置されている。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
センサーユニットを施工機械に取り付けるためのセンサー取付用ブラケットであって、
固定用ボルトピッチの仕様が異なるセンサーユニットを選択的に固定可能な複数セットの固定用ボルト穴が配置されている、
センサー取付用ブラケット。
続きを表示(約 740 文字)【請求項2】
請求項1に記載のセンサー取付用ブラケットと、
前記施工機械に取り付けられる共用センサーケーブルと、
を備え、
前記共用センサーケーブルは、前記センサー取付用ブラケットに固定されるセンサーユニットに直接接続される専用センサーケーブルに対してコネクタ接続が可能である、
センサーケーブルユニット。
【請求項3】
複数の前記センサー取付用ブラケットと、
複数の前記共用センサーケーブルと、
を備え、
前記施工機械のケーブル配置経路に沿って複数の前記共用センサーケーブルが互いに間隔をあけて配置され、前記センサー取付用ブラケットが各共用センサーケーブルの間に配置される、
請求項2に記載のセンサーケーブルユニット。
【請求項4】
前記共用センサーケーブルが前記専用センサーケーブルよりも長い、
請求項3に記載のセンサーケーブルユニット。
【請求項5】
請求項1に記載のセンサー取付用ブラケットを前記施工機械に取り付けた状態で、当該センサー取付用ブラケットに固定されているセンサーユニットをメーカーの異なる別種のセンサーユニットに交換する、
センサーユニット交換方法。
【請求項6】
請求項2に記載のセンサー取付用ブラケットおよび共用センサーケーブルを前記施工機械に取り付けた状態で、当該センサー取付用ブラケットに固定されているセンサーユニットと当該センサーユニットに直接接続されている専用センサーケーブルをメーカーの異なる別種のセンサーユニットおよび専用センサーケーブルにそれぞれ交換する、
センサーユニット交換方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、センサー取付用ブラケット、センサーケーブルユニット、およびセンサーユニット交換方法に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
建設土木施工において、情報通信技術(ICT)を活用して、高効率かつ高精度な施工を実現する情報化施工技術が知られている。情報化施工技術の一例として、トータルステーションまたはGNSS(Global Navigation Satellite Systems:全地球航法衛星システム)などの位置計測装置を用いて施工機械(施工重機)の位置を取得し、施工箇所の設計データと現況地形データとの差分に関する情報を施工機械の運転席モニタへ提供することによって操作者による施工機械の手動操作をガイド(案内)するマシンガイダンス(MG)システムや、施工機械を自動的或いは自律的に動作させたりするマシンコントロール(MC)システムが提案されている(例えば、特許文献1を参照)。
【0003】
情報化施工技術が適用される施工機械の一例として、ブーム、アーム、バケットなどから構成される作業装置を備えた油圧ショベルが挙げられる。上述したマシンガイダンスシステムやマシンコントロールシステムを油圧ショベルに適用する場合、バケットが施工目標面に沿って動作するようにオペレータに各種情報を提示し、或いは、作業装置を自動的或いは自律的に動作させるために、機体の位置だけでなく作業装置に関する姿勢情報の取得が重要となる。そのため、上記システムにおいては、ブーム、アーム、バケットなどの作業装置にセンサーユニット(例えば、角度センサーユニット)を取り付け、各センサーユニットの出力信号に基づいて作業装置に関する姿勢情報を取得している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2023-115325号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ここで、上述したセンサーユニットは、通常、センサー取付用ブラケットを介してブーム、アーム、バケットなどの作業装置に取り付けられる。例えば、固定用ボルトによってセンサーユニットを固定したセンサー取付用ブラケットが施工機械の適所に溶接などによって取り付けられる。
【0006】
ところで、上述したセンサーユニットは、製造メーカー(以下、単に「メーカー」という。)毎にその大きさが異なっている。そして、これに起因して、センサー取付用ブラケットにセンサーユニットを固定する際の固定用ボルトの間隔(以下、「固定用ボルトピッチ」という)がメーカー毎にバラバラであり、統一されていないのが実情である。
【0007】
そのため、既に施工機械に取り付けられているセンサーユニットをメーカーが異なる別仕様のものに交換する場合、メーカー毎に固定用ボルトピッチの仕様が相違することに起因して、既設のセンサー取付用ブラケットを施工機械から一旦取り外した後、新たにセンサー取付用ブラケットを施工機械に取り付ける必要があった。つまり、新たに取り付けるセンサーユニットのボルトピッチ仕様に適合するセンサー取付用ブラケットを施工機械に対して付け替える必要があり、手間や労力が大きいのが実情である。特に、施工機械のリースを行うリース会社においては、リースする施工機械のセンサーユニットを利用者(顧
客)の指定に応じて交換する必要があるため、上記の作業負荷が顕著であった。
【0008】
本開示の技術は上記した実情に鑑みてなされたものであり、固定用ボルトピッチの仕様が異なるセンサーユニットを選択的に取り付け可能なセンサー取付用ブラケットに関する技術を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本開示は、以下の態様により上記課題を解決する。すなわち、本開示に係る技術の要旨は以下の通りである。
[態様1]
上記課題を解決するための本開示に係る技術は、
センサーユニットを施工機械に取り付けるためのセンサー取付用ブラケットであって、
固定用ボルトピッチの仕様が異なるセンサーユニットを選択的に固定可能な複数セットのセンサー固定用ボルト穴が配置されている。
【0010】
[態様2]
態様1に記載のセンサー取付用ブラケットと、
前記施工機械に取り付けられる共用センサーケーブルと、
を備え、
前記共用センサーケーブルは、前記センサー取付用ブラケットに固定されるセンサーユニットに直接接続される専用センサーケーブルに対してコネクタ接続が可能である、
センサーケーブルユニット。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する
Flag Counter

関連特許