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公開番号
2025059931
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-10
出願番号
2023170340
出願日
2023-09-29
発明の名称
河床洗堀防止護床構造及びその施工方法
出願人
高知県公立大学法人
,
ジェオブルッグジャパン株式会社
,
株式会社相愛
代理人
個人
主分類
E02B
3/08 20060101AFI20250403BHJP(水工;基礎;土砂の移送)
要約
【課題】 河床の洗掘を防止できるとともに、護床工が散乱したり、流失したりする可能性が極めて低い河床洗掘防止護床構造及びその施工方法を提供する。
【解決手段】 河床の洗掘を防止するための護床構造10は、河床に敷設され、内部に中詰材14が充填されたかごマット部20と、かごマット部20の最上流側の河床を下方に掘削して形成した掘削部16に埋設され、内部に中詰材14が充填されたアンカー部30とを含んで構成され、かごマット部20とアンカー部30が一体に連設されて成る。また、当該護床構造10の施工方法は、護床構造10の施工箇所における河床の最上流側を下方に掘削して掘削部16を形成する掘削部形成工程と、掘削部16の下流側にかごマット部20を形成するかごマット部形成工程と、掘削部16にアンカー部30を形成するとともに、かごマット部20とアンカー部30を一体化するアンカー部形成工程とを含んで構成される。
【選択図】 図2
特許請求の範囲
【請求項1】
河床の洗掘を防止するための護床構造であって、
前記河床に敷設され、内部に中詰材が充填されたかごマット部と、
前記かごマット部の最上流側の前記河床を下方に掘削して形成した掘削部に埋設され、内部に前記中詰材が充填されたアンカー部と、
を含んで構成され、
前記かごマット部と前記アンカー部が一体に連設されて成ることを特徴とする河床洗掘防止護床構造。
続きを表示(約 570 文字)
【請求項2】
前記アンカー部内が複数のセルに分割されていることを特徴とする請求項1に記載の河床洗掘防止護床構造。
【請求項3】
前記アンカー部の流れ方向の断面深さが、最上流側が最も深く、下流方向に徐々に浅くなっていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の河床洗掘防止護床構造。
【請求項4】
前記アンカー部の流れ方向の断面深さが、最上流側から下流方向に徐々に深くなり、最深部から徐々に浅くなっていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の河床洗掘防止護床構造。
【請求項5】
河床の洗掘を防止するための護床構造の施工方法であって、
前記護床構造の施工箇所における前記河床の最上流側を下方に掘削して掘削部を形成する掘削部形成工程と、
前記掘削部の下流側にかごマット部を形成するかごマット部形成工程と、
前記掘削部にアンカー部を形成するとともに、前記かごマット部と該アンカー部を一体化するアンカー部形成工程と、
を含んで構成されることを特徴とする河床洗掘防止護床構造の施工方法。
【請求項6】
前記アンカー部形成工程が、前記アンカー部内を複数のセルに分割する工程を含むことを特徴とする請求項5に記載の河床洗掘防止護床構造の施工方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、河床の洗掘を防止するための護床構造及びその施工方法に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
従来から、主に水門や堰などの河川構造物の下流側には、流水による河床の洗掘を防止する目的で、河道に複数の護床ブロックが敷設された護床工が知られている。
【0003】
また、河床、水路底、静水池又は海底の洗掘を防止するための洗掘防止構造及びその施工方法が開示されている(特許文献1参照。)。特許文献1に開示された洗掘防止構造は、河床などに敷設され、内部に中詰材が充填され、河床などの砂礫の吸出しを防止するための複数の第1マットと、複数の前記第1マットの上側に敷設され、河床などを保護するための複数の保護ブロックと、を備え、隣接する各保護ブロック同士は、屈撓可能に連結されていることを特徴とする。更には、前記複数の第1マットの先端側に位置するように河床などに埋設され、前記第1マットよりも厚くなっており、内部に前記中詰材が充填され、河床などからの砂礫の吸出しを防止するための第2マットを備え、複数の前記保護ブロックは、複数の前記第1マットの上側から前記第2マットの上側にかけて敷設されていることを特徴とする。
【0004】
当該特許文献1に開示された洗掘防止構造によると、保護ブロックの下側の洗掘による保護ブロックの傾きを抑えて、保護ブロックの設置状態を安定させることができる旨、記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2023-87962号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
従来の護床ブロックを敷設した護床工によると、緩やかな流速であれば河床の洗掘をある程度、防止することが可能である。しかしながら、大雨などで増水し、流速が速くなると、護床ブロック間の隙間から洗掘が進行し、護床ブロックの沈下が起こる。更に洗掘が進行すると、護床ブロックが移動して散乱し、河川の流れが複雑化するとともに、場所によっては流速も増大するため、河床低下や局所洗掘が生じて護床工が崩壊状態となる場合がある。
【0007】
また、特許文献1に開示された洗掘防止構造によると、複数の保護ブロックが第1マットの上側に敷設されているため、保護ブロック間の隙間からの洗掘をある程度、防止することができるものと思料する。しかしながら、複数の保護ブロックを敷設する構造では、流速が速くなると保護ブロック間の隙間に流れが集中し易くなり、隙間に流れが集中すると、それに伴って洗掘も発生し易くなるものと思料する。
【0008】
更に、近年では、台風に限らず、線状降水帯の発生などによる豪雨によって局所的に増水し、急激に流速が増大するケースが散見されるようになり、護床ブロックを敷設した護床工では護床ブロックが散乱したり流失したりするおそれが高く、復旧作業にも時間と労力を要するため、新たな護床工が求められている。
【0009】
そこで本願発明者らは、上記の問題点に鑑み、河床の洗掘を防止できるとともに、護床工が散乱したり、流失したりする可能性が極めて低い河床洗掘防止護床構造及びその施工方法を提供するべく鋭意検討を重ねた結果、本発明に至ったのである。
【課題を解決するための手段】
【0010】
即ち、本発明は、河床の洗掘を防止するための護床構造であって、前記河床に敷設され、内部に中詰材が充填されたかごマット部と、前記かごマット部の最上流側の前記河床を下方に掘削して形成した掘削部に埋設され、内部に前記中詰材が充填されたアンカー部と、を含んで構成され、前記かごマット部と前記アンカー部が一体に連設されて成ることを特徴とする。
(【0011】以降は省略されています)
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