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公開番号2025017965
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-02-06
出願番号2023121322
出願日2023-07-26
発明の名称ベントナイト砕石の締固め管理方法
出願人株式会社大林組
代理人個人
主分類E02D 1/00 20060101AFI20250130BHJP(水工;基礎;土砂の移送)
要約【課題】従来よりも効率的且つ高精度に、ベントナイト砕石の締固め度を管理することが可能な、ベントナイト砕石の締固め管理方法を提供する。
【解決手段】散乱型RI計器1をベントナイト砕石の転圧面に配置してγ線の線量を検出するステップと、前記散乱型RI計器1の底面と前記ベントナイト砕石の転圧面とのクリアランスを計測するステップと、前記散乱型RI計器1のγ線計数率から算出される計数率比を前記クリアランスに応じて補正して補正計数率比を算出するステップと、検量線に基づいて前記補正計数率比を締固め度に換算するステップと、前記クリアランスが所定の閾値以上である場合に、前記締固め度を除外するステップと、を少なくとも有することを特徴とする。
【選択図】図11
特許請求の範囲【請求項1】
散乱型RI計器をベントナイト砕石の転圧面に配置してγ線の線量を検出するステップと、
前記散乱型RI計器の底面と前記ベントナイト砕石の転圧面とのクリアランスを計測するステップと、
前記散乱型RI計器のγ線計数率から算出される計数率比を前記クリアランスに応じて補正して補正計数率比を算出するステップと、
検量線に基づいて前記補正計数率比を締固め度に換算するステップと、
前記クリアランスが所定の閾値以上である場合に、前記締固め度を除外するステップと、を少なくとも有する
ことを特徴とするベントナイト砕石の締固め管理方法。
続きを表示(約 280 文字)【請求項2】
前記クリアランスは、前記散乱型RI計器の底面に四方に配置された離隔計測手段によって計測された計測値の平均値である
請求項1に記載のベントナイト砕石の締固め管理方法。
【請求項3】
前記クリアランスの前記所定の閾値は0.8mmである
請求項1又は2に記載のベントナイト砕石の締固め管理方法。
【請求項4】
前記γ線の線量を検出するステップから前記締固め度を算出するステップまでの計測時間は、5~120秒である
請求項1乃至3のいずれかに記載のベントナイト砕石の締固め管理方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ベントナイト砕石の締固め度を管理することが可能な、ベントナイト砕石の締固め管理方法に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
従来、廃棄物処分場では、汚染物質の拡散防止のために遮水工が施工され、近年、より遮水機能を高めるため、補助遮水工材料としてベントナイト砕石が使用されている。当該ベントナイト砕石の施工層厚は50~150mmと薄いため、現場密度試験や透過型RI計測器を用いることができず、キャスポル(簡易支持力測定器)を使用した締固めの管理が一般的に行われている。
【0003】
上記したキャスポル(簡易支持力測定器)は実績も多く、簡易な試験方法で有用である一方、点的な測定にとどまるものである。このような中、特許文献1には、ベントナイト混合土に対して散乱型RI計器を使用して密度管理する方法も開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2018-128372号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、従来のキャスポル(簡易支持力測定器)による管理手法においては、機器を設置する際に都度水平をとる必要があるほか、測定に2分程度の時間を要する。また、測定に際しては人工が必要であり、これ以上の品質管理の生産性向上が難しいという側面がある。
【0006】
また、上記特許文献1に開示された、ベントナイト混合土に対して散乱型RI計器を使用して密度管理する方法を、ベントナイト砕石に単に適用しても種々の課題が存在する。具体的には測定地盤の不陸により測定精度が劣化するという問題がある。すなわち、ベントナイト砕石の不陸の形状はランダムであり、散乱型RI計器と測定地盤との離隔も一律ではないため、散乱型RI計器を使用した場合に測定精度が劣化する。
【0007】
そこで本願発明は、上記した問題点等に鑑み、従来よりも効率的且つ高精度に、ベントナイト砕石の締固め度を管理することが可能な、ベントナイト砕石の締固め管理方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
(1)に係る発明は、散乱型RI計器をベントナイト砕石の転圧面に配置してγ線の線量を検出するステップと、前記散乱型RI計器の底面と前記ベントナイト砕石の転圧面とのクリアランスを計測するステップと、前記散乱型RI計器のγ線計数率から算出される計数率比を前記クリアランスに応じて補正して補正計数率比を算出するステップと、検量線に基づいて前記補正計数率比を締固め度に換算するステップと、前記クリアランスが所定の閾値以上である場合に、前記締固め度を除外するステップと、を少なくとも有することを特徴とするベントナイト砕石の締固め管理方法である。
【0009】
上記(1)に係る発明によれば、散乱型RI計器のγ線計数率から算出される計数率比から、クリアランスに応じた補正計数率比を算出するステップと、検出したγ線の線量を上記補正計数率比によって補正して締固め度を算出するステップと、クリアランスが所定の閾値以上である場合に、該当する締固め度を除外するステップと、を少なくとも有することにより、従来手法であるキャスポル(簡易支持力測定器)と遜色ない締固め度の管理精度を、高効率・短時間で得ることが可能となる。また、このようなベントナイト砕石の締固め管理方法において、散乱型RI計器を架台に搭載して自走させるようにした場合は、管理人員を削減することこが可能となり、従来よりも管理の手間を大幅に削減することが可能となる。
【0010】
(2)に係る発明は、前記クリアランスは、前記散乱型RI計器の底面に四方に配置された離隔計測手段によって計測された計測値の平均値である上記(1)に記載のベントナイト砕石の締固め管理方法である。
(【0011】以降は省略されています)

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