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公開番号2025012859
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-24
出願番号2023116016
出願日2023-07-14
発明の名称捨石投入装置
出願人東洋建設株式会社
代理人弁理士法人はなぶさ特許商標事務所
主分類E02D 15/10 20060101AFI20250117BHJP(水工;基礎;土砂の移送)
要約【課題】速い潮流下であっても、バケットの姿勢を安定させて、その位置を保持でき、しかも、捨石を略均一な層厚で撒き出すことができる捨石投入装置を提供する。
【解決手段】捨石投入装置は、多数の捨石を収容するバケット3を備え、該バケット3は、その外周に設けられた、平面視で外方に向かって突出するように湾曲する一対の湾曲凸部5L、5Rを備えている。これにより、現場海域が速い潮流下であっても、バケット3の姿勢を安定させて、その位置を保持でき、しかも、捨石を略均一な層厚で撒き出すことができる。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
海底に捨石を投入するための捨石投入装置であって、
多数の捨石を収容するバケットを備え、
該バケットは、その外周に設けられた、平面視で外方に向かって突出するように湾曲する湾曲凸部を備えることを特徴とする捨石投入装置。
続きを表示(約 450 文字)【請求項2】
前記湾曲凸部は、対向するように一対配置されることを特徴とする請求項1に記載の捨石投入装置。
【請求項3】
前記湾曲凸部の外面は、円弧面または楕円弧面に形成されることを特徴とする請求項1または2に記載の捨石投入装置。
【請求項4】
前記湾曲凸部は、前記バケットを囲むように円筒状または楕円筒状に構成されることを特徴とする請求項1に記載の捨石投入装置。
【請求項5】
前記バケットは、その下部に設けられた、海底へ投入される捨石を分散させる分散投入手段を備え、
該分散投入手段は、水平方向に沿って間隔を置いて配置される複数の分散シャフトを上下方向に沿って間隔を置いて複数段備え、
上下に隣接する各分散シャフトは、平面視で重ならないように配置されることを特徴とする請求項1に記載の捨石投入装置。
【請求項6】
前記分散シャフトは、正面視逆V字状に形成されることを特徴とする請求項5に記載の捨石投入装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、例えば、海底に敷設された海底ケーブル上に防護用の捨石(砕石)を投入する捨石投入装置に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
一般に、既設の海底ケーブル上に捨石(砕石)を投入する捨石被覆工法としては、第1の施工法として、グラブバケットを使用して、捨石を掴んだ状態で海底まで降ろし、海底ケーブル上で、バケットを開き、捨石を海底ケーブル上に投入する方法がある。また、第2の施工法として、トレミー管を海底まで延ばし、トレミー管内に捨石を投入することで、捨石を海底ケーブル上に投入する方法がある。
【0003】
しかしながら、上述の第1の施工法では、1サイクル(グラブバケットの海底への引き下げ開始から、捨石投入を経て、グラブバケットの引き上げ完了まで)でケーブル上に投入される捨石の量が少ないため、施工能率が低く、工期が長期化することが問題であった。一方、上述の第2の施工法であるトレミー管を用いた捨石被覆工法では、潮流の影響によりトレミー管を海底ケーブル上に正確に位置決めするのが困難であり、施工の精度が課題となっていた。また、海底まで延伸させたトレミー管に対して、揺動による破損の虞もあった。
【0004】
そして、これらを対策した従来技術として、特許文献1に、捨石が投入される箱形のバケットと、該バケット内に設けられ、該バケット内を横方向に区画する可動板と、前記バケット内に設けられ、前記可動板により区画された空間を横並びの隣接する室に区画する固定板と、前記可動板を上下方向へ駆動する駆動装置と、を備え、各室の下端部は、前記可動板により閉塞され、前記駆動機構により前記可動板を下端位置から上端位置まで上昇させる過程で、各室の下端部が順次開放される捨石投入装置が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2023-12605号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
そこで、海底ケーブル上に捨石を投入する海域は、速い潮流(3kt)である場合もあり、上述した特許文献1に記載の捨石投入装置では、潮流の影響でバケットのヨーイングが発生し、潮流下ではバケットが安定してその位置を保持できず、捨石を目標位置に正確に投入することができないなどの問題があり、改善する必要がある。しかも、特許文献1に記載の捨石投入装置では、捨石を投入する際、捨石が局所的に集積され、均一な層厚にて撒き出すことができず、この点からも、改善する必要がある。
【0007】
本発明は、上記課題に鑑みてなされたもので、速い潮流下であっても、捨石を収容するバケットの姿勢を安定させて、その位置を保持でき、しかも、捨石を略均一な層厚で撒き出すことができる捨石投入装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題を解決するための手段として、請求項1に記載の発明は、海底に捨石を投入するための捨石投入装置であって、多数の捨石を収容するバケットを備え、該バケットは、その外周に設けられた、平面視で外方に向かって突出するように湾曲する湾曲凸部を備えることを特徴とするものである。
【0009】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記湾曲凸部は、対向するように一対配置されることを特徴とするものである。
【0010】
請求項3に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記湾曲凸部の外面は、円弧面または楕円弧面に形成されることを特徴とするものである。
(【0011】以降は省略されています)

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