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公開番号
2025017245
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-02-05
出願番号
2023120261
出願日
2023-07-24
発明の名称
作業用車両
出願人
株式会社竹内製作所
代理人
弁理士法人綿貫国際特許・商標事務所
主分類
E02F
9/00 20060101AFI20250129BHJP(水工;基礎;土砂の移送)
要約
【課題】バッテリの着脱作業性を向上させることができる作業用車両を提供する。
【解決手段】車体3と、走行装置10と、油圧により作動する作業装置12、14と、を備える作業用車両1であって、車体3は、本体フレーム18と、起動用のバッテリ60が着脱可能に搭載されるバッテリ搭載部62と、を備え、バッテリ搭載部62は、本体フレーム18に固定されてバッテリ60を支持するブラケット64と、バッテリ60をブラケット64に固定するキャッチ80と、を有し、ブラケット64は、バッテリ60が載置される平板部66と、キャッチ80が係止される係止部68と、を有し、係止部68は、平板部66の下面側に係止突起70を有し、キャッチ80は、下端部に係止突起70に係止する係止溝部96を有する。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
車体と、走行装置と、油圧により作動する作業装置と、を備える作業用車両であって、
前記車体は、本体フレームと、起動用のバッテリが着脱可能に搭載されるバッテリ搭載部と、を備え、
前記バッテリ搭載部は、前記本体フレームに固定されて前記バッテリを支持するブラケットと、前記バッテリを前記ブラケットに固定するキャッチと、を有し、
前記ブラケットは、前記バッテリが載置される平板部と、前記キャッチが係止される係止部と、を有し、
前記係止部は、前記平板部の下面側に係止突起を有し、
前記キャッチは、下端部に前記係止突起に係止する係止溝部を有すること
を特徴とする作業用車両。
続きを表示(約 630 文字)
【請求項2】
前記係止突起は、前記平板部の板面に対して軸線が平行に設けられる棒状部材であり、
前記係止溝部は、前記係止突起の軸線に対して係止溝の軸線が平行に設けられる断面J字状に形成されていること
を特徴とする請求項1記載の作業用車両。
【請求項3】
前記係止部は、平面視において、外周から切欠かれた第1切欠きと、前記第1切欠きの底部からさらに切欠かれた第2切欠きと、を有し、
前記第2切欠きは、前記係止溝部が嵌合可能な幅に形成されていること
を特徴とする請求項2記載の作業用車両。
【請求項4】
前記係止突起は、軸線方向において、第1端部が、前記第1切欠きの第1端部および前記第2切欠きの第1端部より外側となり、第2端部が、前記第1切欠きの第2端部より内側となり、且つ、前記第2切欠きの第2端部より外側となる位置に配設されており、
前記係止突起の第2端部から前記第1切欠きの第2端部までの距離は、前記係止溝部の幅よりも広く形成されていること
を特徴とする請求項3記載の作業用車両。
【請求項5】
前記棒状部材は、断面視で少なくとも下半部が円形状に形成されていること
を特徴とする請求項4記載の作業用車両。
【請求項6】
前記係止突起の両端部には、外径よりも広い溶接ビードが形成されていること
を特徴とする請求項5記載の作業用車両。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、油圧により作動する作業装置を備える作業用車両に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)
【背景技術】
【0002】
作業用車両の例として、走行用のクローラもしくはタイヤが取付けられた下部体と、下部体の上に配設された上部体と、下部体もしくは上部体に取付けられて油圧(すなわち、所定圧力の作動油)により作動する作業装置を備える油圧ショベル、トラックローダ等が従来より知られている。
【0003】
上記の作業用車両には、エンジンの起動装置、運転室内の温度を調節するエアコン等の電装品、および各装置の制御コントローラ等に電力を供給するバッテリが搭載されている(特許文献1:特開2018-162610号公報参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2018-162610号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
一例として、特許文献1においては、車体へのバッテリ取付け構造が開示されている。具体的には、ブラケットに載置支持されたバッテリの上角部にクランプ部材を設け、当該クランプ部材の一方の端部と、ブラケットの前壁部に形成された係止部と、をフックボルトで連結し、且つ、当該クランプ部材のもう一方の端部と、ブラケットの後壁部に形成された係止部と、をフックボルトで連結することで、バッテリをクランプして固定する構成である。しかしながら、この構成においては、ブラケットの前壁部から上方に突出するように係止部が形成されており、バッテリ着脱の際に当該係止部が干渉して作業性が悪いという課題があった。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、上記事情に鑑みてなされ、バッテリの着脱作業性を向上させることができる作業用車両を提供することを目的とする。
【0007】
本発明は、一実施形態として以下に記載するような解決手段により、前記課題を解決する。
【0008】
一実施形態に係る作業用車両は、車体と、走行装置と、油圧により作動する作業装置と、を備える作業用車両であって、前記車体は、本体フレームと、起動用のバッテリが着脱可能に搭載されるバッテリ搭載部と、を備え、前記バッテリ搭載部は、前記本体フレームに固定されて前記バッテリを支持するブラケットと、前記バッテリを前記ブラケットに固定するキャッチと、を有し、前記ブラケットは、前記バッテリが載置される平板部と、前記キャッチを係止させる係止部と、を有し、前記係止部は、前記平板部の下面側に係止突起を有し、前記キャッチは、下端部に前記係止突起に係止する係止溝部を有することを要件とする。
【0009】
上記の構成によれば、バッテリの着脱方向となる領域において、上方に突出する部材を設けずにバッテリを固定することができる。従って、バッテリの着脱作業性を向上させることができる。
【0010】
また、前記係止突起は、前記平板部の板面に対して軸線が平行に設けられる棒状部材であり、前記係止溝部は、前記係止突起の軸線に対して係止溝の軸線が平行に設けられる断面J字状に形成されていることが好ましい。
(【0011】以降は省略されています)
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