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公開番号
2025017754
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-02-06
出願番号
2023120965
出願日
2023-07-25
発明の名称
小型アンカ一体型ライナー
出願人
スエヒロシステム株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
E02D
27/44 20060101AFI20250130BHJP(水工;基礎;土砂の移送)
要約
【課題】機械基礎鉄筋コンクリートを打設した後の機器の芯出し作業が容易な小型アンカ一体型ライナーを提供する。
【解決手段】本発明の小型アンカ一体型ライナー10は、コンクリートスラブ面、壁面、機械基礎鉄筋コンクリート上面に取り付けて主面の3か所以上にネジ込み孔と、前記ネジ込み孔に螺合して一方の主面からボルト先端が突出するアンカーボルト50を有する平ライナー部20と、
前記平ライナー部20の他方の主面から突出する雄ネジ部30と、
前記雄ネジ部30に螺合し上面に機器ベースを載せるライナー面を有する雌ネジを有するライナー部40を備え、
前記アンカーボルト50で前記平ライナー部20の水平レベルを調整可能とし、前記ライナー部40で前記機器ベースの据え付け高さを調整可能とすることを特徴としている。
【選択図】 図1
特許請求の範囲
【請求項1】
コンクリートスラブ面、壁面、機械基礎鉄筋コンクリート上面に取り付けて主面の3か所以上にネジ込み孔と、前記ネジ込み孔に螺合して一方の主面からボルト先端が突出するアンカーボルトを有する平ライナー部と、
前記平ライナー部の他方の主面から突出する雄ネジ部と、
前記雄ネジ部に螺合し上面に機器ベースを載せるライナー面を有する雌ネジを有するライナー部を備え、
前記アンカーボルトで前記平ライナー部の水平レベルを調整可能とし、前記ライナー部で前記機器ベースの据え付け高さを調整可能とすることを特徴とする小型アンカ一体型ライナー。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、コンクリートスラブ面、壁面、機械基礎鉄筋コンクリート上面から突出する機器・架台取付用アンカーボルトの周辺(機器・架台取付用アンカーボルトの両サイド)に取り付けて機器の据付高さを調整する小型アンカ一体型ライナーに関する。
続きを表示(約 2,700 文字)
【背景技術】
【0002】
図9は平ライナー及び勾配ライナー、従来のアンカ一体型ライナーを用いた従来の機器据付芯出し方法の説明図である。機器(機械器具ともいう)1を機械基礎鉄筋コンクリート2(以下単にコンクリートということあり)上面に据え付ける場合、コンクリート2上面に平ライナー3と勾配ライナー4の組み合わせ(同図左側参照)、あるいは特許文献1,2に示す本出願人の従来のアンカ一体型ライナー5を用いて(同図右側参照)、高さ方向の微調整を行っている。
従来の機器据付方法では、平ライナー3をコンクリート上面にセメントを適量盛り上げ、平ライナー3で押し均し水準器で水平を確保しながらしっかり固定させて、勾配ライナー4で高さ調整をしているが、大型ポンプ等据付精度の高いもの以外の小型ポンプ、軽量機器、架台ベース等は、コンクリート上面に平ライナーを直置きして、ライナーを重ねて使用しているものも多くみられる。
【0003】
このような簡易機器・架台は具体的に、以下(1)~(4)のような据付芯出しが行われている。
(1)機器・架台取付用アンカーボルト7を機械基礎鉄筋コンクリート2に取り付ける。
(2)機器・架台取付用アンカーボルト7に裏ナット6を取り付けて機器ベースの高さを決める。
(3)平ライナー3を何枚も重ねる。勾配ライナー4で微調整する。勾配ライナーは使用しない場合もある。
(4)裏ナット6で荷重を受けることは禁じられているので、裏ナット6を緩めてベースからの荷重が裏ナット6に作用しないようにする。
【0004】
このとき問題となるのは平ライナー裏面とコンクリート上面の接着力がないため、ライナー調整中に平ライナー3とコンクリート接触面が動いてしまい調整が難しいことである(課題1)
ライナーの位置が動かないように工夫したのが従来のアンカ一体型ライナー5であるが、アンカーを打ち込む作業のとき、機器を仮置きしているとアンカーが打設できないため、従来のアンカ一体型ライナー5は適用できない(課題2)。
平ライナー3と勾配ライナー4は従来のアンカ一体型ライナー5のライナー部と比べて上下の調整作業に時間を要する(課題3)。
平ライナー3そのままでは水平の確保が難しい(課題4)
【0005】
また平ライナー3、勾配ライナー4を設置するコンクリート上面と機械ベース裏面との隙間は、均一なように見えて大きな凹凸がある(課題5)。例えば機械1台で30mmの隙間と考えていたところが施行してみると30mmのところもあれば40mmのところもあるというのが常である。これに対応するために平ライナー3、勾配ライナー4を6~7枚も重ねている。一般に平ライナー3と勾配ライナー4の重ねは3枚が常識である。このような高さの変化に対応できるライナーが要望されている。
特許文献1、2に開示の従来のアンカ一体型ライナー5は、アンカーをコンクリートに打ち込むため、機器1をコンクリートに設置した後、側面の隙間から機器・架台取付用アンカーボルト7の左右にライナーとして挿入することができない(課題6)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特許第3775717号公報
特許第4065957号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明が解決しようとする課題は、上記従来技術の課題1~6に鑑み、機械基礎鉄筋コンクリートを打設した後の機器の芯出し作業が容易な小型アンカ一体型ライナーを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明は、上記課題を解決するための第1の手段として、コンクリートスラブ面、壁面、機械基礎鉄筋コンクリート上面に取り付けて主面の3か所以上にネジ込み孔と、前記ネジ込み孔に螺合して一方の主面からボルト先端が突出するアンカーボルトを有する平ライナー部と、
前記平ライナー部の他方の主面から突出する雄ネジ部と、
前記雄ネジ部に螺合し上面に機器ベースを載せるライナー面を有する雌ネジを有するライナー部を備え、
前記アンカーボルトで前記平ライナーの水平レベルを調整可能とし、前記ライナー部で前記機器ベースの据え付け高さを調整可能とすることを特徴とする小型アンカ一体型ライナーを提供することにある。
上記第1の手段によれば、主面の3か所以上のアンカーボルトの高さを調整できるため、コンクリート上面の不陸に対して平ライナーを水平に据え付けることができる。
またアンカーボルトがストッパーとして機能して、ライナー部による機器又はプレートの位置調整の際、平ライナー部が横滑りすることがない。また、アンカーボルトをアンカー穴へ嵌めるだけで墨出しした位置の位置合わせを容易に行える。この場合、機械基礎鉄筋コンクリート上面に機器・架台取付用アンカーボルト位置を墨出しするときに、アンカ一体型ライナーの主面の3か所以上(例えば、四隅)に対向するアンカー穴も墨出ししてコンクリート上面に穿孔しておく。穿孔部に接着剤を注入して、小型アンカ一体型ライナーを接地すれば、水平方向、垂直方向のコンクリート面にも取り付けることができる。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、3か所以上のアンカーボルトの長さが側面の僅かな隙間よりも短い場合、機器を機械基礎鉄筋コンクリート上面に設置した後に側面のわずかな隙間から挿入してライナーを取り付けることができるため、機器据付の調整作業時間を短縮でき、かつ施工費用も安価となる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本発明の小型アンカ一体型ライナーの斜視図である。
本発明の小型アンカ一体型ライナーを設置する説明図である。
変形例1の小型アンカ一体型ライナーの側面図である。
変形例2の小型アンカ一体型ライナーの側面図である。
本発明の機器の据付方法の説明図1である。
本発明の機器の据付方法の説明図2である。
本発明の機器の据付方法の説明図3である。
本発明の機器の据付方法の説明図4である。
平ライナー及び勾配ライナーを用いた従来の機器据付の説明図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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