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公開番号2025007295
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-17
出願番号2023108591
出願日2023-06-30
発明の名称建物の建設方法
出願人大和ハウス工業株式会社
代理人個人,個人
主分類E02D 27/01 20060101AFI20250109BHJP(水工;基礎;土砂の移送)
要約【課題】 建物の完成後にも土留めの部材を有効に利用することが可能な建物の建設方法を提供する。
【解決手段】 本発明の建物の建設方法は、盛土によって形成される盛土層1の法面11と隣り合う位置に、上端が開放された土留め用の箱体2を配置する工程と、箱体2の上端から箱体2内に土23を充填する工程と、盛土層1、及び土23が充填された箱体2の上にコンクリートを打設して土間3を構築する工程と、を含み、土間3の構築後、盛土層1及び箱体2により土間3を支持することで構成される。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
盛土によって形成される盛土層の法面と隣り合う位置に、上端が開放された土留め用の箱体を配置する工程と、
前記箱体の上端から前記箱体内に充填物を充填する工程と、
前記盛土層、及び前記充填物が充填された前記箱体の上にコンクリートを打設して土間を構築する工程と、を含み、
前記土間の構築後、前記盛土層及び前記箱体により前記土間を支持する、建物の建設方法。
続きを表示(約 870 文字)【請求項2】
前記法面と隣り合う位置に、前記法面が延びる方向に沿って、複数の前記箱体を並べて配置し、
複数の前記箱体のそれぞれに前記充填物を充填し、
前記盛土層、及び、それぞれに前記充填物が充填された複数の前記箱体の上にコンクリートを打設して前記土間を構築し、
前記土間の構築後、前記盛土層及び複数の前記箱体により前記土間を支持する、請求項1に記載の建物の建設方法。
【請求項3】
複数の前記箱体は、列状に連なった箱体群を含み、
前記法面と隣り合う位置に、前記箱体群がなす列を前記法面が延びる方向に沿わせて、前記箱体群を配置する、請求項2に記載の建物の建設方法。
【請求項4】
複数の前記箱体は、格子状に連なった箱体群を含み、
前記法面と隣り合う位置に、格子状の前記箱体群において前記箱体が並ぶ方向を前記法面が延びる方向に沿わせて、前記箱体群を配置する、請求項2に記載の建物の建設方法。
【請求項5】
複数の前記箱体のうち、少なくとも一部の箱体の各々の上端が前記盛土層の上端よりも上方に位置した状態でコンクリートを打設して前記土間を構築し、
前記土間のうち、前記少なくとも一部の箱体の上端部と上下方向において隣接する部分に、他の部分よりも厚みが小さい凹部が形成される、請求項2に記載の建物の建設方法。
【請求項6】
前記充填物は土であり、
前記箱体内に前記充填物としての土を充填した後、前記箱体内の土を湿らせる工程をさらに含む、請求項1乃至5のいずれか一項に記載の建物の建設方法。
【請求項7】
コンクリートを打設する前に、転圧機を用いて前記盛土層の上端及び前記箱体内の前記充填物の上端を転圧する工程をさらに有する、請求項1乃至5のいずれか一項に記載の建物の建設方法。
【請求項8】
前記箱体が、プラスチック材料からなる、請求項1乃至5のいずれか一項に記載の建物の建設方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、建物の建設方法に係り、特に、盛土層の上に建物の土間を構築する工程を含む建物の建設方法に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
建物の建設工事において地業工事が含まれ、その地業工事の中で、盛土作業を実施して盛土層を形成することがある。また、盛土層は、転圧作業等によって適宜締め固められ、締固め後の盛土層の上には、建物の土間を構築するためのコンクリートが打設される。
【0003】
一方、盛土作業を行う場合、盛土層の側面(以下、法面とも言う)の崩れ落ちを防止する目的で、法面と隣り合う位置に土留め用の部材を配置し、その部材を法面に当接させることが一般的である(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2022-176041号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
土留め用の部材は、建物の建設工事中、法面からの土圧を受けて、上記の通り、法面の崩れ落ち(以下、便宜的に崩落ともいう)を防止する目的で使用されるが、資源の有効利用という観点から、建物の完成後にも土留め用部材を有効に利用できることが望まれる。
【0006】
そこで、本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、建物の建設後に土留め用の部材を有効に利用することが可能な建物の建設方法を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記の課題は、本発明の建物の建設方法によれば、盛土によって形成される盛土層の法面と隣り合う位置に、上端が開放された土留め用の箱体を配置する工程と、箱体の上端から箱体内に充填物を充填する工程と、盛土層、及び充填物が充填された箱体の上にコンクリートを打設して土間を構築する工程と、を含み、土間の構築後、盛土層及び箱体により土間を支持することにより解決されることにより解決される。
本発明の建物の建設方法では、建物の建設中に土留めとして使用されていた箱体を、建物の完成後(詳しくは、建物の土間を構築した後)後に、土間を盛土層とともに支持する目的で利用する。すなわち、本発明によれば、建物の建設後に土留め用の箱体を有効に利用できる建物の建設方法が実現される。
【0008】
また、上記の建設方法において、法面と隣り合う位置に、法面が延びる方向に沿って、複数の箱体を並べて配置し、複数の箱体のそれぞれに充填物を充填し、盛土層、及び、それぞれに充填物が充填された複数の箱体の上にコンクリートを打設して土間を構築してもよい。そして、土間の構築後、盛土層及び複数の箱体により土間を支持するとよい。
上記の構成によれば、建物の建設中には、複数の箱体によって、盛土層の法面の崩落を効果的に防止することができる。また、建物の建設後には、複数の箱体によって、土間を適切に支持することができる。
【0009】
また、本発明の建物の建設方法の第一例として、複数の箱体は、列状に連なった箱体群を含んでもよい。この場合、法面と隣り合う位置に、箱体群がなす列を法面が延びる方向に沿わせて、箱体群を配置するとよい。
上記の構成によれば、列状に連なった箱体群によって、盛土層の法面の崩落をより効果的に防止することができる。また、建物の建設後には、上記の箱体群によって、土間をより適切に支持することができる。
【0010】
また、本発明の建物の建設方法の第二例として、複数の箱体は、格子状に連なった箱体群を含んでもよい。この場合、法面と隣り合う位置に、格子状の箱体群において箱体が並ぶ方向を法面が延びる方向に沿わせて、箱体群を配置するとよい。
上記の構成によれば、格子状に連なった箱体群によって、盛土層の法面の崩落をより効果的に防止することができる。また、建物の建設後には、上記の箱体群によって、土間をより適切に支持することができる。
(【0011】以降は省略されています)

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