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公開番号
2025011887
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-24
出願番号
2023114297
出願日
2023-07-12
発明の名称
棒体、棒体の連結装置および環境保全資材連結体
出願人
株式会社パルパルス
代理人
個人
主分類
E02D
17/20 20060101AFI20250117BHJP(水工;基礎;土砂の移送)
要約
【課題】互いの連結を容易とすると共に高い引張強度を確保できる連結継手構造を備えた棒体の提供。
【解決手段】棒体1は、鋼線、鉄筋等の剛性を有する細長い略直線の棒状に形成された棒体本体部10と、棒体本体部10の両端部に設けられ、棒体本体部10の軸方向一端部から反対端部側に向けて折り曲げて所定半径の湾曲した湾曲部12aが形成され、湾曲部12aから棒体本体部10の軸方向反対端部側に向けて延出部12bが延び、さらに延出部12bの先端部から棒体本体部10の軸方向一端部に向けて折り曲げられ全体としてS字を描くヘアピンカーブ状に形成された輪部11と、棒体本体部10と各延出部12bとの間にそれぞれ跨って設けられ、棒体本体部10と各延出部12bを取り囲み、棒体本体部10に対して各延出部12bの拡開方向への移動を阻止する拡開阻止部材14と、を有する構成とした。
【選択図】図1A
特許請求の範囲
【請求項1】
鋼線、鉄筋等の剛性を有する細長い略直線の棒状に形成された棒体本体部と、
前記棒体本体部の両端部に設けられ、前記棒体本体部の軸方向一端部から反対端部側に向けて折り曲げて所定半径の湾曲した湾曲部が形成され、前記湾曲部から前記棒体本体部の軸方向反対端部側に向けて延出部が延び、さらに前記延出部の先端部から前記棒体本体部の軸方向一端部に向けて折り曲げられ全体としてS字を描くヘアピンカーブ状に形成された輪部と、
前記棒体本体部と前記各延出部との間にそれぞれ跨って設けられ、前記棒体本体部と前記各延出部を取り囲み、前記棒体本体部に対して前記各延出部の拡開方向への移動を阻止する拡開阻止部材と、
を有する棒体。
続きを表示(約 1,500 文字)
【請求項2】
請求項1に記載の棒体において、
前記棒体本体部の両端部に設けられる前記輪部は、前記各輪部の湾曲部の平面が平行に揃えられていることを特徴とする棒体。
【請求項3】
請求項1に記載の棒体において、
前記棒体本体部に、外力により変形する緩衝部を設けたことを特徴とする棒体。
【請求項4】
請求項1に記載の棒体において、
前記棒体本体部の両端部に設けられる前記輪部の各延出部は、ヘアピン形状に形成され、先端部が前記棒体本体部に対して外側に折り曲げられていることを特徴とする棒体。
【請求項5】
請求項1から4のいずれかに記載の棒体において、前記拡開阻止部材は、線材を螺旋状に間隔を有して複数巻きに巻回した螺旋構造としたことを特徴とする棒体。
【請求項6】
請求項2に記載の棒体を複数本連結する棒体の連結装置であって、
第1棒鋼本体の表面に螺旋状の節が所定ピッチで突出形成されたネジフシを備えた連結ピンと、
前記連結ピンに軸方向に沿って間隔を有して螺着される線材を螺旋状に巻回し、隣接する前記線材間に前記連結ピンの前記ネジフシと螺合する螺旋状の螺旋隙間を形成し、内径が前記第1棒鋼本体の直径よりも大径で前記ネジフシ直径よりも小径とすると共に前記ネジフシに対して軸方向に遊びを有し、外径を前記棒体の湾曲部の内径よりも大きくした第1螺着体本体部を有する一対の第1螺着体と、
を有し、
複数本の前記棒体の前記各輪部を重ね合わせた状態で前記重ね合わされた前記各輪部の各湾曲部に前記連結ピンが挿通されると共に前記重ね合わされた前記各輪部を前記一対の第1螺着体間に配置したことを特徴とする棒体の連結装置。
【請求項7】
請求項6に記載の棒体の連結装置において、
前記一対の第1螺着体の少なくとも一方の第1螺着体は、前記第1螺着体本体部の線材巻き一端側から外方に向けて第1アーム部を延出したことを特徴とする棒体の連結装置。
【請求項8】
請求項6または7に記載の棒体の連結装置において、
前記複数の棒体は前記連結ピンに3本連結され、2本の前記棒体は前記連結ピンを介して略直列に連結され、他の一本の前記棒体は、前記連結ピンを中心として2本の前記棒体の間の任意の角度位置に配置したことを特徴とする棒体の連結装置。
【請求項9】
請求項6または7に記載の棒体の連結装置において、
前記棒体の湾曲部の内径は、前記連結ピンの外径よりも大径に形成し、前記棒体と前記連結ピンは前記連結ピンの軸回りに対して相対的に回転可能としたことを特徴とする棒体の連結装置。
【請求項10】
請求項6に記載の棒体の連結装置において、
第2棒鋼本体の表面に螺旋状の節が所定ピッチで突出形成されたネジフシを備えたアンカーと、
前記アンカーに軸方向に沿って間隔を有して螺着される線材を螺旋状に巻回し、隣接する前記線材間に前記アンカーの前記ネジフシと螺合する螺旋状の螺旋隙間を形成し、内径が前記アンカーの第2棒鋼本体の直径よりも大径で前記ネジフシ直径よりも小径とすると共に前記ネジフシに対して軸方向に遊びを有し、外径を前記棒体の湾曲部の内径よりも大きくした第2螺着体本体部を有する一対の第2螺着体と、
を有し、
前記複数の棒体のうちで一方の前記輪部のみに前記連結ピンが挿通される棒体における他方の前記輪部に前記アンカーが挿通されると共に、他方の前記輪部を前記一対の第2螺着体間に配置したことを特徴とする棒体の連結装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、鋼線あるいは鉄筋等の細長い剛性を有する直線状の棒状部材を連結する技術に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
雨水等により傾斜地等で生じる土壌侵食を阻止する技術として山腹保全資材等の環境保全資材が提案されている(特許文献1)。特許文献1に開示の環境保全資材は、円筒形状のスケルトン構造に形成され、山腹の傾斜地に横置きにして設置される。環境保全資材は、長手方向を土砂礫等の流走方向に対して直交する方向に沿って設置される。傾斜地等に設置される1基の環境保全資材には、径方向の中心部に長手方向に沿って索体であるワイヤーケーブルが挿通される。複数基の環境保全資材を連設する場合、隣接する環境保全資材に挿通されるワイヤーケーブルの両挿通端部をコイル巻き連結部により連結し、両端の環境保全資材から長手方向外方に延出する挿通端部がアンカー杭にアンカー部を介して連結され、環境保全資材を保持する。
【0003】
前記コイル巻き連結部は、隣接するワイヤーケーブルの両挿通端部をそれぞれボルトの軸部に巻き付け、さらにボルトの軸部から折り返したワイヤーケーブルの先端部がそのケーブルワイヤーに固定具により把持固定される。前記アンカー部は、ワイヤーケーブルの端部に形成した輪部を抜け止めキャップを介してアンカー杭に通し、ワイヤーケーブルの端部がアンカー杭から抜けないようにしている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2021-80686号公報(段落0088-0103、図10、図11)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1に開示されたワイヤーケーブルのコイル巻き連結部の連結作業は、環境保全資材を山腹の荒廃した傾斜地等に設置した後に行われるが、ワイヤーケーブルは高強度で高反発性を備えているため、環境保全資材の設置現場でボルトにワイヤーケーブルの端部を巻回する作業は困難で、固定具でワイヤーケーブルの先端部を固定する作業にはペンチ等の締付器具を用いて締め付ける必要がある。また、アンカー部は、アンカー杭の上部に抜け止め輪用の通し孔を設けるといった加工が必要となり、また通し孔から錆が発生し易く、アンカー杭の寿命が短くなる。
【0006】
本願発明者は、ワイヤーケーブルを用いずに環境保全資材の保持を可能とする資材として鋼線あるいは鉄筋等の細長い剛性を有する直線状の棒状部材に着目し、本発明を為すに至ったものである。
【0007】
すなわち、本発明の目的は、互いの連結を容易とすると共に高い引張強度を確保できる連結継手構造を備えた棒体の提供と、棒体の連結作業を容易とする棒体の連結装置の提供および複数の環境保全資材を迅速に所定の場所に設置できる環境保全資材連結体を提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の目的を実現する棒体の第1発明は、鋼線、鉄筋等の剛性を有する細長い略直線の棒状に形成された棒体本体部と、前記棒体本体部の両端部に設けられ、前記棒体本体部の軸方向一端部から反対端部側に向けて折り曲げて所定半径の湾曲した湾曲部が形成され、前記湾曲部から前記棒体本体部の軸方向反対端部側に向けて延出部が延び、さらに前記延出部の先端部から前記棒体本体部の軸方向一端部に向けて折り曲げられ全体としてS字を描くヘアピンカーブ状に形成された輪部と、前記棒体本体部と前記各延出部との間にそれぞれ跨って設けられ、前記棒体本体部と前記各延出部を取り囲み、前記棒体本体部に対して前記各延出部の拡開方向への移動を阻止する拡開阻止部材と、を有する構成とすることができる。
【0009】
本発明の目的を実現する棒体の第2発明は、第1発明の棒体において、前記棒体本体部の両端部に設けられる前記輪部は、前記各輪部の湾曲部の平面が平行に揃えられた構成とすることができる。
【0010】
本発明の目的を実現する棒体の第3発明は、第1発明の棒体において、前記棒体本体部に、外力により変形する緩衝部を設けた構成とすることができる。
(【0011】以降は省略されています)
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