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公開番号
2025026738
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-02-21
出願番号
2024218958,2022209215
出願日
2024-12-13,2022-12-27
発明の名称
コンバイン
出願人
井関農機株式会社
代理人
主分類
A01D
69/00 20060101AFI20250214BHJP(農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業)
要約
【課題】従来、刈取装置への伝動は変速操作レバーが前進側に操作されていると継続されるものであるので、作業者が車外に降りる際に変速操作レバーを中立位置に戻し忘れると、刈取装置が動作したままになり、詰まり解消作業の安全性が確保されないという課題がある。
【解決手段】圃場に植生する作物を刈り取り搬送する刈取装置4と、刈取装置4の左側後方に作物を引き継いで脱穀する脱穀装置3とを備えるコンバインにおいて、走行装置2と刈取装置4に駆動力を伝動する無段変速装置15による走行伝動の伝動と遮断を切り替える停車部材21を設け、停車部材21が伝動状態か遮断状態に操作されると、無段変速装置15を停止させ、停車部材21が伝動状態と遮断状態の間では、無段変速装置15から走行装置2への伝動経路を遮断しつつ、刈取装置4への伝動を行う制御構成としたことを特徴とするコンバインとしたものである。
【選択図】 図4
特許請求の範囲
【請求項1】
圃場に植生する作物を刈り取り搬送する刈取装置(4)と、刈取装置(4)の左側後方に作物を引き継いで脱穀する脱穀装置(3)とを備えるコンバインにおいて、走行装置(2)と刈取装置(4)に駆動力を伝動する無段変速装置(15)による走行伝動の伝動と遮断を切り替える停車部材(21)を設け、停車部材(21)が伝動状態か遮断状態に操作されると、無段変速装置(15)を停止させ、停車部材(21)が伝動状態と遮断状態の間では、無段変速装置(15)から走行装置(2)への伝動経路を遮断しつつ、刈取装置(4)への伝動を行う制御構成とし、停車部材(21)の姿勢から、伝動状態か、伝動状態と遮断状態の間かを検出する姿勢検出部材(27)を設け、停車部材(21)が遮断状態であるかどうかを検出する、遮断検出部材(28)を設け、無段変速装置(15)は、変速操作レバー(16)の操作により出力が増減するメカ式無段変速装置(15)から刈取装置(4)への伝動経路に、刈取クラッチ(29)を設けると共に、刈取クラッチ(29)の入切を切り替える電動モータ(30)を配置し、停車部材(21)を遮断位置に操作してロックすると、電動モータ(30)により刈取クラッチ(29)を切状態とし、停車部材(21)のロック状態を解除したときは、解除操作から一定時間が経過するまで電動モータ(30)の作動を規制することを特徴とするコンバイン。
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【請求項2】
変速操作レバー(16)の操作を検出する変速操作検出部材(33)を設け、変速操作検出部材(33)が、変速操作レバー(16)が中立位置以外を検出しているときは、停車部材(21)のロック状態を解除しても電動モータ(30)が作動しないことを特徴とする請求項1に記載のコンバイン。
【請求項3】
変速操作レバー(16)の操作を検出する変速操作検出部材(33)を設け、無段変速装置(15)は、変速操作検出部材(33)の検出量に合わせてソレノイド(34)が作動することにより、出力が増減する電子式無段変速装置(15)とし、停車部材(21)を遮断位置に操作してロックすると、前進側ソレノイド(34)への出力を停止させ、電子式無段変速装置(15)の出力を「0」にする構成とし、停車部材(21)のロック状態を解除したときは、解除操作から一定時間が経過するまで前進側ソレノイド(34)への出力を規制することを特徴とする請求項1に記載のコンバイン。
【請求項4】
変速操作レバー(16)が中立位置に位置していないと中立検出部材(35)が検出しているときは、停車部材(21)のロック状態を解除してもソレノイド(34)への出力が行われないことを特徴とする請求項3に記載のコンバイン。
【請求項5】
停車部材(21)を遮断状態とした際、刈取装置(4)が作動中であるときは、所定時間の経過後に刈取装置(4)への伝動の遮断処理を行うことを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載のコンバイン。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、コンバインに係るものである。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、先行特許文献1に記載のコンバインは、刈取装置で圃場に植生する穀稈を刈り取って引き起こし、搬送経路に沿って脱穀装置に穀稈を送り込み、脱穀装置で穀粒を分離した後、貯留タンクに穀粒を貯留するものである。
【0003】
コンバインの刈取作業において、圃場端の間際に植生する穀稈を収穫するときは、圃場端付近でブレーキペダルを踏み込んで駐車ブレーキの作動、及びサイドクラッチの遮断を行い、走行装置への伝動を遮断する。この状態で変速操作レバーを前進側に操作すると、刈取装置には駆動力が伝動される構造であるので、刈取装置に接している穀稈は刈り取られ、引起こされて脱穀装置へと搬送されることになり、この一連の畦際の刈取作業は、ブレーキペダルを踏み込んで行う掻込制御と呼ばれている。
【0004】
上記掻込制御により、圃場端付近の穀稈を収穫する際、コンバインの前端部を畦や壁に接触させて破損させることが防止されると共に、容易に圃場端付近の作物を収穫できるので、刈り残しが減少し、手作業で穀稈を刈り取る作業が不要になる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特許第4710466号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
前記公知例の構成では、刈取装置への伝動は変速操作レバーが前進側に操作されていると継続されるものであるので、作業者が車外に降りる際に変速操作レバーを中立位置に戻し忘れると、刈取装置が動作したままになる。
【0007】
このとき、穀稈の詰まりで動作が止まったように見えていると、変速操作レバーを中立位置に戻し忘れて作業者が詰まりを解消しに機外に移動することが多いが、刈取装置を上昇させて下方から詰まりの解消作業を行うと、刈刃やスターホイル等の回転駆動部に接触するおそれがあり、詰まり解消作業の安全性が確保されないという課題がある。
【0008】
上記の問題の発生を防止するには、その場で刈取装置が刈り取った穀稈を脱穀装置まで移動させる掻き込み制御を、作業者が操縦部に搭乗していないと行えないよう制限をかけることが望ましいが、作業者が搭乗していることを検出する部材を追加する必要があり、構成が複雑化する問題がある。
【0009】
本願は、穀稈の詰まり等によりコンバインの操縦部から降りたときの作業者の安全性を向上させようとしたものである。
【課題を解決するための手段】
【0010】
請求項1の発明では、圃場に植生する作物を刈り取り搬送する刈取装置4と、刈取装置4の左側後方に作物を引き継いで脱穀する脱穀装置3とを備えるコンバインにおいて、走行装置2と刈取装置4に駆動力を伝動する無段変速装置15による走行伝動の伝動と遮断を切り替える停車部材21を設け、停車部材21が伝動状態か遮断状態に操作されると、無段変速装置15を停止させ、停車部材21が伝動状態と遮断状態の間では、無段変速装置15から走行装置2への伝動経路を遮断しつつ、刈取装置4への伝動を行う制御構成とし、停車部材21の姿勢から、伝動状態か、伝動状態と遮断状態の間かを検出する姿勢検出部材27を設け、停車部材21が遮断状態であるかどうかを検出する、遮断検出部材28を設け、無段変速装置15は、変速操作レバー16の操作により出力が増減するメカ式無段変速装置15から刈取装置4への伝動経路に、刈取クラッチ29を設けると共に、刈取クラッチ29の入切を切り替える電動モータ30を配置し、停車部材21を遮断位置に操作してロックすると、電動モータ30により刈取クラッチ29を切状態とし、停車部材21のロック状態を解除したときは、解除操作から一定時間が経過するまで電動モータ30の作動を規制することを特徴とするコンバインとしたものである。
(【0011】以降は省略されています)
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